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中山グランドジャンプ全頭見解


いよいよ今週末を迎える春の障害No.1決定戦『中山グランドジャンプ』
登録馬は8頭。以下のメンバーが登録してきました。
オジュウチョウサン
メイショウダッサイ
シンキングダンサー
タガノエスプレッソ
スマートアペックス
マイネルプロンプト
ヒロシゲセブン
ケンホファヴァルト
好メンバーが揃い面白いレースになりそう。登録馬が少ないのでまずは何事もなくレースを迎えてほしいです。登録馬8頭を私目線で分析していきます。


【6度目のタイトル防衛へ…東の横綱】
オジュウチョウサン
2016年から当レースを続けて勝利。昨年は不良馬場のタフなコンディションの中、見事5連覇を達成した。しかし前走の京都JS(阪神開催)は飛越時に脚をぶつけ、気持ちが途切れてしまった。この結果、勝ったタガノエスプレッソと②着のブライトクォーツに先着を許し、4年半ぶりの黒星。その後は左前脚の捻挫で中山大障害を回避、4ヶ月半ぶりの実戦となる。
休み明けでも結果を残してるし、2月に帰厩してからここを目標に飛越練習を見直したりと入念に乗り込まれてることから仕上がり自体は悪くなさそう。何とも無ければ勝ち負けだろう。
馬もそうだが、石神深一騎手も勝てば6連覇となる。


【絶対王者と一年越しの再戦。西の横綱】
メイショウダッサイ
昨年の最優秀障害馬。昨年は初めての不良馬場だったが、オジュウチョウサンから3馬身差の②着。前走を含め重賞3連勝で春の大一番を迎える。その前走はまだ100%の状態じゃないのにもかかわらず圧勝。メンバー的にも負けられなかった。
前走後も運動量を落とさずに調整して来ており、前走以上に抜かりない仕上がりになりそうか。G1馬として迎える今年は順調度で言うと一歩リードで、人馬共に力をつけている。今年は逆転の可能性も。
森一馬騎手は2015年の当レース初騎乗から7年連続の騎乗となり、勝てば当レース初勝利。


【オジュウに次ぐ関東の古豪】
シンキングダンサー
JG1は今回で8度目。当レースは2018年から4年連続で出走し、過去3年は⑦②④着。一昨年はオジュウチョウサンを負かすような手応えだったが、最後は突き離され②着、昨年は得意としていない不良馬場で④着。
中山大障害は去勢手術、外傷明けながら見せ場たっぷりの競馬、前走の阪神スプリングジャンプはズブさを見せながらも③着に入るあたりは、まだまだ衰えてなさそう。オジュウに負けじとこの馬も大障害コースで安定した結果を残しており、一度使われて上向いてくれれば。
五十嵐雄祐騎手は2014年にアポロマーベリックで当レースを制覇。


【神と共に再び大金星狙う】
タガノエスプレッソ
何と言っても京都ジャンプSでオジュウチョウサンに先着。重賞連勝の勢いで臨んだ前走の中山大障害は久々の中山、距離延長を難なくクリア。直線は大外に回るロスがあったが、メイショウダッサイから0.3秒差③着まで追い上げた。大竹柵でバランスを崩したり、直線思ったより外に膨れてしまったりする不利はあったものの、初めての大障害コースで結果を残した。オジュウチョウサン同様、直行で挑むが、2ヶ月前から入念に乗り込まれており、上手く調整が出来てるとみたい。阪神ジャンプS勝利時も休み明けだったし、直行でも問題なさそう。更なる距離延長とケンホファヴァルトに行かせるのか、この馬自身が行くのかが今回のポイントか。
平沢健治騎手はJG1はまだ未勝利で、中山グランドジャンプ騎乗は2年ぶり。勝てば100勝達成のメモリアルWINとなる。


【4歳にして大舞台に挑戦】
スマートアペックス
唯一の4歳馬。4歳馬の出走は2016年のダンツメガヒット以来。3歳夏に障害入り。3戦目で勝ち上がると、昨年12月にオープン勝ち。年明けの中山新春ジャンプSも圧勝し、4歳ながらオープン2勝をマーク。3歳時でオープンを勝つことだけでも凄いのに年明けに連勝し、さらに重賞、JG1まで駒を進めるぐらいまでに力をつけてる証拠。
前走の阪神スプリングジャンプはメイショウダッサイに完敗だったが、②着と好走。中山コースは清秋ジャンプS、中山新春ジャンプSでそれぞれ②①着と連対しており、置き障害コースでも結果を残してるので外回りの置き障害も問題ない。あとは前走から更に伸びる距離と大障害コースの対応だけ。
中村将之騎手はJG1は未勝利。2018年中山大障害以来で、グランドジャンプも2018年以来3年ぶりの騎乗となる。


【2年ぶりに王者と対決】
マイネルプロンプト
JG1は一昨年の当レースと2018年の中山大障害で共に③着で、今回対戦するオジュウチョウサン・シンキングダンサーと互角に戦ってきた。一昨年の東京ジャンプS②着後に脚部不安で休養し、
今年1年7ヶ月ぶりに復帰。平地を一度使われた後に出走した春麗ジャンプSは久々の分最後は止まってしまったが、先行勢に食らいついていけたし、長休明けを考えれば上々の内容だった。JG1の好走の他に中山で2度のオープン勝ちと7戦して⑤①④①②③①③着の成績。飛越は上手いし、大障害コースを経験してるのも大きな材料だ。短期放牧明けだが、一度使われて状態も良くなってそうだし、コース適性を生かしてこのメンバー相手にどこまで食らいつけるか。
北沢伸也騎手は中山グランドジャンプは未勝利。2019年から3年連続の騎乗となる。


【3度目の正直で上位に来れるか?】
ヒロシゲセブン
2年連続で出走で昨年は⑥着。東京ハイジャンプはメイショウダッサイの②着と好走し、次走の秋陽ジャンプSはケンホファヴァルト・スマートアペックス相手に勝利。ただJG1では掲示板に乗れておらず、中山はオープンに上がってから馬券圏内に入ったことが無い。
前々走の牛若丸ジャンプSは勝利したが、ペガサスジャンプSはズブさを見せてしまい④着。オジュウチョウサンやメイショウダッサイが上がっていった時についていける力があればいいのだが、正直前走の内容見ると厳しいかも。
高田潤騎手は中山グランドジャンプは未勝利。2014年から8年連続騎乗となる。


【暮れのリベンジへ】
ケンホファヴァルト
昨年5月に障害入り。未勝利を勝つまで5戦を要したが、昇級戦の秋陽ジャンプSを不利を2度受けながら③着と好走。中山大障害は最終障害飛越後に先頭に立ち、押し切りを図ったがメイショウダッサイに差し切られ②着。初めての大障害コースと初めての重賞を考えれば大健闘と言える内容だった。
阪神スプリングジャンプを予定していたが、爪を痛めて回避。オジュウ・タガノエスプレッソ同様に直行でのローテになる。4月初めから追い切りは行っているが、当日の気配がポイントとなりそう。距離とコースに関しては前走で経験済なので、暮れの再現も充分あり得る。
熊沢重文騎手は中山グランドジャンプは未勝利。2018年以来3年ぶりの騎乗となる。



以上です‼︎皆様の参考になれたら幸いです。

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