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小倉サマージャンプ登録馬見解


8月も残りわずか。今週末は小倉サマージャンプです。
コウエイトライ・オースミムーン・メイショウブシドウ・アップトゥデイト・メイショウダッサイなどなど数々の名ジャンパーが勝利し、後の活躍に繋げた。また勝利騎手のリピーターも多い一戦でもある。
今年は以下の10頭が登録。
アサクサゲンキ
コウキチョウサン
シゲルロウニンアジ
スズカプレスト
セプタリアン
ビーオールアイズ
マイネルプロンプト
マサハヤドリーム
ミラビリア
メイショウウチデ

頭数こそ落ち着いたものの、少数精鋭のメンバーが揃った。果たして今年の結果は如何に。
今からこの10頭を私なりに分析していきたいと思います。※登録馬、騎乗予定の騎手は直前で回避、または変更の可能性があります。


アサクサゲンキ(熊沢重文)
重賞成績:障害重賞は初挑戦 小倉成績:3戦2勝2着1回
平地では4年前に小倉2歳sを勝利し、一昨年障害に転向。今年2月に待望のオープン勝ちを収め、4ヶ月半ぶりの前走も今回と同じ距離でオープンを連勝した。小倉は3戦全て連対しており、今回と同じ距離を2度経験しているのも好材料。平地と障害W重賞制覇の可能性も。
鞍上は熊沢重文騎手。当レースは2004年にロードプリヴェイルで勝利。

コウキチョウサン(石神深一)
重賞成績:初挑戦 小倉成績:⑤着1回
兄は障害の絶対王者オジュウチョウサン。この馬自身は今回で重賞初挑戦となる。小倉は前走で初めて走り、勝ったアサクサゲンキから1秒差⑤着。休み明けで斤量62キロを考えればまずまずだろう。
福島でオープンを2勝しており、小回りの小倉は全く熟せない訳ではなさそう。関西圏での経験値で言えば見劣りするが、斤量が60キロに戻る点と休み明けを叩かれた上積みを考えれば上位争いもあり得る。
鞍上は石神深一騎手。小倉サマージャンプは未勝利。

シゲルロウニンアジ(未定)
重賞成績:5戦0勝(最高着順④着)小倉成績:4戦0勝(最高着順④着)
重賞6度目の出走で、5年間障害を走り続けてるベテラン。近走は年齢的なのもあって成績は振るってないが、前々走は8番人気ながら③着と約2年ぶりの馬券圏内に。ただ前々走はそこまで強い馬がおらず、レベル的に低かった感も。当レースは昨年、一昨年と出走しており、一昨年は勝ったメイショウダッサイから1.6秒差④着に入っている。
重賞で結果が出てない上、スピードや平地力が求められる小倉はマイナス要素でしかない。年齢的に上積みまではどうか。鞍上は現時点で未定

スズカプレスト(北沢伸也)
重賞成績:8戦1勝3着2回4着以下5回 小倉成績:障害ではなし
唯一の重賞ウイナー。昨年の京都ハイジャンプで待望の重賞制覇を飾った。前走の京都ジャンプs(阪神開催)を最後に休養し、9ヶ月ぶりの実戦となる。小倉の障害戦は9歳にして初めて。
復帰戦で61キロを背負わされる点と以前に夏負けで敗戦したことを考えると様子見が妥当かもしれない。馬場が悪くなって時計が掛かってくれれば面白そうだが、今週の小倉は晴れ予報。年齢的に上積みも微妙。
鞍上は北沢伸也騎手。小倉サマージャンプは未勝利。

セプタリアン(平沢健治)
重賞成績:障害重賞は初挑戦 小倉成績:障害ではなし
前走は初障害でいきなり未勝利戦を勝ち、昇級初戦で重賞に挑戦。過去10年で昇級戦をこのレースに選んで好走したのはシゲルダイセンとアグリッパーバイオのみ。前進気勢があり、前走の走りならオープンでもやれそうな気がする。スピードが活かせる小倉もこの馬向きだと思うし、穴人気になりそうな一頭。
鞍上は平沢健治騎手。当レースは2016年にマキオボーラーで勝利。

ビーオールアイズ(植野貴也)
重賞成績:なし 小倉成績 2戦0勝(⑥④着)
前々走で未勝利勝ち。昇級戦の前走は後方から脚を伸ばして④着。あれだけ長い脚を使えたならスタミナはありそう。ただ飛越が雑でこのメンバーだと飛越面で見劣りしそう。とはいえ昇級戦の前走の内容なら全くのノーマークは危険かもしれないが…。
鞍上は植野貴也騎手。第一回の当レースを勝利。

マイネルプロンプト(西谷誠)
重賞成績:7戦0勝2着1回3着3回4着以下3回
小倉成績:4戦0勝2着1回3着1回4着以下2回
重賞タイトルはまだないが、JG1で③着2回がありいつ重賞をとってもおかしくないレベルにはある。今年1月に平地戦で約一年半ぶりに復帰し、その後の3戦は④⑥⑩着。前走の敗因は距離短縮と順回りの対応出来なかったことだろう。
小倉コースは経験済みで、中山グランドジャンプの走りからまだ衰えはなさそうとみたい。テン乗りの鞍上の得意コースだし、見直しも。
鞍上は西谷誠騎手。当レースは2009年、2017年、2018年と3勝をマーク。

マサハヤドリーム(森一馬)
重賞成績:障害重賞は初挑戦 小倉成績:2戦0勝
2着2回
オープン2勝は福島でのものだが、中山・阪神・小倉と襷のあるコースで良績をあげている。小倉は2戦とも②着で2月に今回と同距離のオープンで好走。当時は荒れた馬場と61キロと言い訳ができた。前走は62キロを背負い早めに勝ちにいった分、最後は差を詰められたが、斤量を考えれば着差以上の完勝だった。
3000m以上の距離ではまだ勝ち星は無いものの、オープン昇級後は安定した成績を残しており、折り合い面に進境が見られた今なら熟せてもおかしくない。
鞍上は森一馬騎手。当レースは昨年、一昨年と勝っており、騎手として3連覇がかかる。

ミラビリア(金子光希)
重賞成績:初挑戦 小倉成績:2戦1勝3着1回
先週の未勝利を勝ち、連闘で登録。出走の可否は歩様と状態面次第になる。前走は障害7戦目で待望の初勝利。障害に入ってから全て複勝圏内と安定した成績を残しており、いつ未勝利を勝ってもおかしくなかった。
本来は先々週使う予定だったが、スライドして先週出走へ。オープンでもやれるとは思うが、連闘でいきなり重賞は荷が重すぎる。
鞍上は金子光希騎手。小倉サマージャンプは未勝利。

メイショウウチデ(小坂)
重賞成績:1戦0勝3着1回 小倉成績:3戦1勝3着1回5着1回
今年障害デビューし、3戦目で勝ち上がり。昇級2戦目でオープンを勝ち、前走の東京ジャンプsは中団から追い込んで③着。キャリアが浅い中、安定して走っており重賞でも好走したのだから障害馬として奥は深そう。
どの位置でも競馬が出来て、最後は確実に脚を使うので安定して成績を残している。距離が伸びるのはむしろいい方だし、小倉も未勝利勝ちした舞台。重賞制覇のチャンスは充分。
鞍上は小坂忠士騎手。当レースはコウエイトライのコンビで2006年、2007年と勝利。



以上です。少しでも皆様の参考になってもらえれば嬉しいです‼︎

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