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アーケード版『いっき』について

本記事は1985年から稼働されたアーケードゲーム『いっき』について記載していきます。

  注意事項


・ファミコン版とは異なりますのでご了承ください。
・本記事を記載するにあたって、アーケードアーカイブス版の『いっき』を参考にしております。
・ステージの制限時間や無敵時間等の時間を計測して記載しておりますが、おそらく処理落ち等により前後すると思われます。
・まだ未解明の部分が多いため、分かり次第更新していこうと思います。


  ゲーム内容について


 エリア

・ステージ上に配置されている8枚の「小判」を集めるか、「代官」を捕まえることによりクリアとなって次のエリアへ移行する。
・エリアは1~8面まで存在し、8面をクリアするとまた1面へ戻る。

 スコア

・本作は明確なゲームクリアが存在せず、ゲームオーバーになった際のスコアを競う形式となっている。
・スコアは7桁まで設けられており、10,000,000点まで達するとスコアが0点に戻ってしまう。そのため、最大値は9,999,980点と考えられる。

 操作

・ゲーム内の操作は8方向移動と攻撃ボタンのみ。
・通常時に攻撃ボタンを押すと、鎌を投げて攻撃する。
・鎌は最も近くの敵に向かって自動的に投げ、等速直線で飛んでいく。


 残機

・体力の概念は無く、一度でも攻撃を被弾すると残機が減る。
・初期の残機数は2(ロード画面では+1されるため3)となっており、0の状態で被弾するとゲームオーバーとなる。
・ステージには時間制限が設けられており、各エリアを約192.1秒以内にクリア出来なかった場合は残機が減り、次のエリアに移行する。
・「鍵」を使い、「捕虜」を助けることによって残機が増える。
・残機の最大値は99であり、その状態で残機を増やすと0になってしまう。
・被弾すると約4.2秒ほど操作が出来なくなり、その後に残機が減る。操作不能の間に「代官」に触れると、残機が減る前にエリアクリアとなる。
・被弾して残機が減った後、約2.1秒の無敵時間が存在するが、鎌攻撃をすると無敵時間がキャンセルされてしまう。


 難易度

※ 難易度は数値化されておらず、未確定要素が多いです。
・エリアをクリアする度に難易度が上昇する。
・同じエリアでも時間経過によって難易度が上昇する。
・難易度によって出現する敵の種類や数が変化する。
・ゲームプレイ中にコイン(100円)を入れることによって難易度が下がる。
・256面(8面×32ループ)をクリアすると難易度がリセットされる。


  登場するキャラクターやアイテム

01_権べ

「権べ」
 本作の主人公であり、1Pの操作キャラクター。

02_田吾

「田吾」
 二人プレイ時のみ使用可能。2Pの操作キャラクター。性能は「権べ」と同じ。

03_代官

「代官」 10,000pt
 ステージ上にランダムで出現する。捕まえると10,000ptを獲得し、エリアクリアとなる。

04_小判

「小判」 800pt
 各ステージに8枚ずつ固定位置で配置されており、8枚すべて取得するとエリアクリアとなる。取得すると800pt獲得する。周りの光エフェクトが常に点滅している。

09_巻物(緑)
22_竹槍

「巻物(緑)」
 取得すると自機が竹槍を持ち、上方向へ突き続ける。鎌投げ攻撃が出来なくなり、攻撃判定が上方向だけとなる。竹槍で敵を倒すと一律1,000pt獲得する。移動スピードが1.5倍にアップし、忍者が投げる手裏剣、鉄砲隊の弾が当たらなくなる。効果の継続時間は約20.8秒。

10_巻物(青)

「巻物(青)」
 移動スピードが2倍にアップする。被弾するか、エリアクリアするまで効果が持続する。

11_巻物(白)

「巻物(白)」 1,000pt
 1,000pt獲得する。ステージ上に「おにぎり」が存在しない場合、どこかに「おにぎり」が生成される。「おにぎり」の生成される位置は複数個所あり、その中のランダムな1箇所に生成される。

12_巻物(赤A)

「巻物(赤A)」
 無敵状態になる。効果の継続時間は約20.8秒。取得すると自機が左右に点滅するようなエフェクトになるが、アイテムを取得する際の判定は中心に存在する。

12_巻物(赤B)

「巻物(赤B)」
 取得した瞬間に画面に映っている忍者や腰元を小判に変える。

18_小判(赤巻物)

「小判【巻物(赤B)】」 2,000pt
 上記「巻物(赤B)」によって敵が小判に変化したもので、取得すると2,000pt獲得する。設置されている「小判」とは異なり、集めてもエリアクリアには影響しない。見た目の違いは、小判の周りの点滅エフェクトがない。また、敵の判定は残っているため、小判が近くにある時に攻撃を行うと、小判に向かって鎌を投げてしまう。竹槍状態【巻物(緑)】、無敵状態【巻物(赤A)】の時は取得できない。

13_千両箱

「千両箱」 5,000pt
 取得すると5,000pt獲得することが出来るが、約3.2秒間操作が出来なくなる。操作不能時にも被弾するため、周りの敵に気を付けなければならない。竹槍状態【巻物(緑)】、無敵状態【巻物(赤A)】の時は取得できない。

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「鍵」
 檻に囚われている「捕虜」を救出することが可能となる。「鍵」はエリアを跨って持ち越すことが可能だが、既に1個目を取得している状態で2個目を取得しても意味が無い。2面、4面、7面に存在する。

20_捕虜

「捕虜」
 「鍵」を持っている時に触れることで「捕虜」を救出する。救出すると残機が1増え、持っていた「鍵」が無くなる。2面、5面、8面に存在する。

14_おにぎり

「おにぎり」 1,000pt
 ステージ上に存在する「おにぎり」に触れると1,000pt獲得し、エリアクリア後にボーナスステージへ移行する。ボーナスステージでは仙人がおにぎりを投げてくるので、それを回収するミニゲームとなっている。合計20個のおにぎりを投げ、すべて回収できると残機が1増える。最後に取得したおにぎりの数×100pt獲得する。

21_仙人

「仙人」
 ボーナスステージで画面左部からおにぎりを投擲してくる。

15_妖怪

「妖怪」
 主人公を追いかけ、取り付いてくる。取り付かれると攻撃(鎌投げ)が出来なくなる。取り付かれた場合、地蔵や狛犬に触れることで消滅する。攻撃は当たらないが、敵判定であるため、近くにいると「妖怪」に鎌を投げつけてしまう。また壁をすり抜けて追いかけてくる。

16_腰元

「腰元」
 上記「妖怪」と同様に主人公を追いかけくる。取りつかれると約4.2秒間移動が出来なくなり、その後画面外へ消えてゆく。取りつかれても鎌攻撃は出来るが、「腰元」が敵判定となっている(腰元に鎌攻撃は当たらない)ため、あらぬ方向へ鎌が飛んでいく。竹槍「巻物(緑)」で倒すことが可能で、何故か倒したときに「忍者(青)」を倒したグラフィックになる。「妖怪」とは異なり、壁に引っかかる上に、水の中にも入ってこない(ただし稀に水の中にスポーンすることがある)。

05_青忍者

「忍者(青)」 120pt もしくは 600pt
 最も多く出現する敵。行動パターンが4通り存在し、行動パターンによって獲得するポイントが異なる。括弧内は鎌攻撃で倒したときのポイント。

 パターン1:画面外から出現。出現すると物陰に向かって走り、物陰から隠れながら手裏剣を投げる。(120pt)
 パターン2:画面外から出現。刀を振り回しながら走って自機を追いかけてくる。(120pt)
 パターン3:パターン1 or 2からランダム時間後にパターン3に変わる。刀を振り回さず、ただ普通に走って自機を追従する。(600pt)
 パターン4:画面内に点滅しながら出現。手裏剣を飛ばした後、出現時と同様に点滅しながら消える。竹槍「巻物(緑)」で倒せず、「巻物(赤B)」で小判にならない。点滅中は攻撃が当たらない。(120pt)

06_赤忍者

「忍者(赤)」 120pt
 一定難易度以上で出現。スライド移動しながら手裏剣を飛ばしてくる。移動スピードが速いため鎌が当たりづらく、投げてくる手裏剣の数も多い。

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「猪」 3,000pt
 一定難易度以上で出現。出現時に特有のSEが発生する。必ず画面の上部から出現し、自機に向かって突進してくる。移動スピードが速いが旋回性能が低いため、「猪」に対して垂直方向に動くと回避できる。壁にぶつかると移動ベクトルが反転する。攻撃で倒すことが出来ないが、自機と衝突(被弾)すると3,000pt獲得して消滅する。

19_爆弾

「爆弾忍者」 500pt
 一定難易度以上で出現。画面の上部から出現し、爆弾を投げて画面上部へ逃げていく。投げた直後の爆弾には判定がなく、着弾後の爆風に判定がある。「爆弾忍者」に鎌を当てて倒しても投げた鎌は消えず、別の方向に飛んでいく。竹槍「巻物(緑)」で倒せず、「巻物(赤B)」で小判にならない。

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「鉄砲隊」
 エリアに配置されているステージギミック。「鉄砲隊」の前方に行くと、左の兵士から順に発砲する。2面、3面、4面、6面に存在する。

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