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UNFADED~色褪せないポルノグラフィティ~

【2019年3月18日更新】

ポルノグラフィティの16thライブサーキット、UNFADED(横浜アリーナ)に参戦してきました(横浜アリーナ)!
実は単独ポルノは3年半ぶりでした。ご無沙汰してしまい申し訳ない…そんな話を1つ前のノートに書いてます。

ライブに参戦した直後に書いたノートですが、ツアー全公演が終わり、改めて加筆修正してます。

さて、新横浜駅からアリーナに歩くのですが、いつもこういう何かしら楽しみがあって目的地に歩いてる時って、急いでないのに早歩きになってしまいます。せっかち極まりない。

今回はトートバッグ500円を2つゲットする予定でした。あんましお金使えないので、使い勝手が良くて安いトートを2つ、って感じでしたが、気づいたら9000円グッズに使ってました。
トレーナー5500円、ニット帽2500円、トートバッグ×2。
トレーナーもニット帽もあんまりロゴが強調しないので使いやすいってことで許して欲しい…

茂みに隠れたツアトラを撮影して、新横浜に戻ってつけ麺「舎鈴」でエネルギー補給。つけ麺屋にすらたくさんポルノ参戦者がいておもしろかったです。でも基本はぼっち(僕含め)。

そんなこんなしつつ時間になったのでアリーナへ。今回、先着チケット争奪戦に完全に乗り遅れ、「立ち見」になってしまいました。これが本当に立ち見でした。
アリーナ席のいっちばん後ろの席、の後ろの通路(壁沿い)が「立ち見エリア」。離し飼いにされてる感じです。僕は早めに入れたこととBブロックだったこともあり、ステージ正面に陣取ることができました。
指定席よりも自由きくし広くて案外良かったかもです。

今回のライブは「UNFADED」=「色褪せない」という意味で、新旧、アルバム曲、カップリング等関係なく横並びで見てセトリを組む、という事前情報でした。そんなん聞いたのでめちゃくちゃ期待値高くしてましたが、期待値を軽く超えてきました。


ジャーン!
ジャーン!
ジャカジャーン!

暗転に急に鳴り響く野太い音。
そして背景「UNFADED」に浮かび上がるメンバーの黒いシルエット。
オープニングからかっこよさMAX。
そして始まる、聞いたことのあるイントロ。

M1-オレ、天使
おいおい、1曲目からこれかよと。特に1曲目の予想をして行ったわけではなかったのですが、遥かに超えてくる。かっこ良すぎるギラギラのロックサウンドと大きな「UNFADED」の文字背景。「愛という名の偶像崇拝主義を叩き潰す」「音楽なんてそんなもんか」。UNFADEDに対抗するような歌詞に突き上げる拳。開幕。

M2-A NEW DAY
イントロからなんか久しぶりだという感覚。そして最初っから飛ばすな~と。この曲が久しぶりに感じるのと同時に、年取ったなと思わされました。「要するにとか、簡単に言うとだとか『言うなー!!』」と。叫んでやりましたよ。丸で社会人を丸くやってる自分に言ってるようでした(笑)。

M3-幸せについて本気出して考えてみた
あー、前半でここ畳み掛ける感じと、そこにこの曲が入ってくる感じはロマポル06を思い出しますよ。「そのプランなら今頃はマイケル的生活で世界を股にかけていたはずなんだけれど」この曲を高校生の時に聞いていた時、授業そっちのけでノートに「マイケル的生活」な将来を書き綴っていました。少しは合ってるんだけど、想像していたような歳の取り方ではない今。「ただ僕は、大好きな幸せの種を手に入れた

M4-東京ランドスケープ
そうそう、こういう曲を聴きたくて来たんです。もうこの曲も10年以上前なのに、その歌詞も色褪せない「東京」と、「東京に出てきた自分」を歌った曲(と解釈してます)。この曲含めて4曲で過去の自分を振り返り、今の自分を見直すことができるUNFADEDの小節。

M5-ジョバイロ
説明不要の安定感抜群ラテンナンバー。手拍子が小気味よくってライブでは盛り上がりますね。この曲だけこの小節で少し異質だったような気がする。

…と、ここまでで十分にこのライブのヤバさ(=選曲的な意味合いと、メッセージ性という意味合いで)が発揮され、盛り上がりも含め会場は完全に出来上がってきました。そういう意味ではこのタイミングのジョバイロはいいのかもしれない。
MCを挟み、UNFADED(=色あせない)の説明があり、ここから過去の「実は名曲」の数々を披露するとのこと。もう期待感MAXで次がこれ。

M6-Swing
きました!!聴 き た か っ た 曲!!!生きてて良かった。笑
イントロのドラムとギターの重たい音から始まるの失恋ソング。ROLLとも、愛が呼ぶ方へとも違うこういう曲が僕のすごく好きなジャンルで、このSwingから始まるセクションはもう胸熱すぎる展開でした。

7-前夜
Swing終わり、暗転からの前夜。まだ新しい曲だからどこかで聴けると思ってたけど、やっぱりライブ映える曲ですね。めちゃくちゃかっこいい。迫力が凄すぎます。

M8-ビタースイート
もう、このイントロ流れたところから吹っ飛びました。Swingと並べて聴きたかった曲。これなんです!(笑)こういうポルノの曲が大好きで、ライブでよりこういう曲って活きるんです。
昭仁さんの苦くて甘いこの歌詞・歌と、晴一さんのギラギラにロックで絡み付くギターが混ざりあう。今回ほんっとに残念ながらやらなかった「愛なき…」が僕はその真骨頂と思っています。何度も言っていてしつこいかもしれないんですが、ロマポル06の愛なき・・・が大好きです!笑
そこからまさか、次、あの曲が来るとは…

M9-ライオン
もうなんだこのセトリ!やばすぎる!胃もたれがすごい!笑
個人的にはロマポル08を思い出します。歌詞も然ることながら、Aメロのギターとベースの絡みが好きなんだよな。晴一さんのギターソロも男前すぎて。
ここら辺でもう個人的には満足感がすごかったです。笑

一転、ラテン系のおっさんっぽい歌声が響き渡る。すげー巻き舌。んー、これはアゲハ蝶か、オーリバルか。そっち系かなーとか思っていたら、その歌声が段々とにぶく…不気味に…壊れたテープのように…

M10-Zombies are standing out
これも今回聴きたかった曲のひとつ。個人的にはラックと煙を掛け合わせたような感じと思っていて、ゴリッゴリにバンドサウンドが響き渡る中でのアレンジがいい。背景の映像もずっとゾンビ!ゾンビ!で迫力満点でした。
これも個人的なことですが、前の席の人のノリがすごくて、この曲の時特にすごくて、ゾンビみたいになってました。そっちに半分くらい持ってかれた気もする。笑

ライオン、Swing、ビタスイと、デビューから5年以内の曲。そして前夜とゾンビ。このゾーンは新旧ポルノゴリゴリロックナンバーで何度も書きますが僕のめちゃくちゃ好きな部分で幸せ過ぎました。新旧比べてみても、どちらもすごく違うよさがあっていい。この小節はメッセージ性というより音として、曲としてのUNFADEDを表現していたような気がします。

昭仁さん単独MC。昔の曲を振り返ったときに「こんな曲作ったっけ?という曲がある。なんでこんな曲作ったのか…?」

M11-見つめている(昭仁acousticソロ)
おおお、この曲やるか!と(笑)。初期のポルノの尖ったというか、ファンの間ではオチに使われるような曲(笑)。
ライブで聞く機会なんてほんと今回くらいだろうから良かった!当時初めての作詞作曲が音源化されるということで間違って張り切ってしまったそうです。笑

M12-夕陽と星空と僕(昭仁acousticソロ)
もう1曲、昭仁作詞作曲から。この曲はそこそこ昔のカップリングながら結構ライブでやってる曲で、めちゃくちゃ名曲だと思ってます。
Aメロ、Bメロからサビにいかずにあえて溜めて、再度ABからの壮大なサビと、そこから大きく盛り上がるCメロ。これがもうすごく良くて歌詞も飾りなく良くて。
そして今回、今更ながら改めて思ったのは昭仁さんの歌唱力。アコースティック1本に響き渡るバラード。この曲ってアコースティックのライブが最高潮なんだと。今回聴けて良かったです。

暗転。

M13-didgedilli
言わずと知れた晴一さんのギターナンバー。さっきの2曲が昭仁タイムで、これが晴一タイムですな。
ギラギラのギターがストレートにかっこよい。僕はこの曲、晴一さんの自己満曲と思っていて(笑)、ずーっと晴一さんの独壇場の中で、各楽器1小節くらいの短いソロ回しがあって、盛り上がりが最高潮の中で・・・また晴一ソロ!!(笑)ここが大サビみたいな感じかな?
それでも格好いいのはすごすぎます晴一さん。

暗転、音と証明から僕待望の「音のない森」かと思っていたところから。

M14-カメレオンレンズ
M15-海月
M16-フラワー

3曲流してしまいスミマセン(笑)。海月がきたときはおっ、と思いましたが、最新曲系はやるだろうなという感覚でした。
それでもこの3曲は、成熟したポルノグラフィティという感じで、夕陽とはまた違った意味で魅せられた3曲だったし、その前のロックパートとは違った意味で「聞きんさい」なパートでした。
特にフラワー、いい曲だ…ちゃんと聞き直そう。笑

MC、「盛り上がりたいよね!」という言葉から、もう終盤戦なんだと気づかされました。

M17-オーリバル
ポルノの王道ラテンナンバーであり皆で手拍子と歌って楽しめる曲。結構難易度高い合いの手と歌を求めるんですよね(笑)。ジョバイロと同じで、区切りのタイミングでこういうポルノっぽい曲が入ると流れがすごく引き締まる。

M18-ジレンマ
これが今回一番衝撃的でした。ジレンマと言えばポルノグラフィティのラスト一曲定番ナンバーであり、アンコール以外ではなかなか聞く機会がない、むしろやるはずがない曲だと思っていました。
それを覆したUNFADEDは偉大。笑
何だかこのタイミングでジレンマをやっていることにめちゃくちゃ違和感があったんですが、やっぱりすごい楽しくて、最後の昭仁さんのシャウトなんか勢いが伝わってきてすごかったです。そのままライブ終わるんかと思いましたが、ジレンマの後に次があることの違和感!笑

M19-パレット
この曲がすごく新鮮だったし、6~10曲目の大好きなパートと同じくらい今回良かった部分でした。これもまた、ポルノの爽やか系統の王道ナンバーなんですが、ジレンマの後であることで、よりその爽やかさが際立ち、背景の映像が更に際立たせ、そして今回のUNFADED(色あせない)というタイトルに一番合っていた曲だと思いました。「パレットの上の青色じゃとても描けそうにないこの晴れた空をただちゃんと見つめていて。ありのままがいい」「変わらずそこにあるものを歪めて見るのは失礼だ」「もうメロディに身を任せてしまえ。足りない言葉をさがすのはやめて」。むしろ「色あせない」というより「常に新しく変わりゆく色」という感じですが、1曲目から4曲目の流れのように、「過去、今、自分と周りを振り返ってどうだろう。止めてしまっていないかな?」と考えさせられる。しかもさわやかに。いい曲でした。

M20-サウダージ
M21-ハネウマライダー

クライマックスに向けたポルノの王道ナンバーを立て続けに。特にハネウマライダーはライブで毎回と言っていいほどやる曲になっていると思っていて「ほかの誰かと例えば君と触れ合った瞬間に歯車が噛み合って時間を刻む」っていう歌詞がめちゃくちゃ好きです。過去、今、自分に人を巻き込むUNFADED。

そしてMC。改めてUNFADEDについて。世の中は色褪せていくことばかり。でも、一度、立ち止まり、振り返り、それが色褪せていかないように。
ラスト一曲。

M22-∠RECEIVER
イントロのギター鳴り響いた瞬間、鳥肌。これが今回のラストか、と。
映像、歌詞が伝えたいことを物語っていて、僕なりに受け止めたし、いつも色褪せてしまうこと、それはいいこともそうだけど悪いことも含めて、色褪せないようにしないとなと、「RECEIVER(受信者)」でいないとなと改めて自分を振り返れました。僕はわりと悪いこと、特に自分に直接的に関係ないことから目を背けがちで。だってニュースとか見てると心が荒むし。でも、それを受け止めて曲にして、こうやって発信しているやっぱりポルノグラフィティってすごい。少しでもいいから背けないように、色あせないようにしたいと思いました。
曲としてはアルバム∠TRIGGERの核になる曲で、ツアー∠TARGETのオープニングとエンディング。2010年の3月かな?テレビで初オンエアされたのを当時大学生の僕はテレビの前で見ていて衝撃を受けたのを覚えているし、僕のipod内ポルノの曲再生回数の中では実は1番。
名曲。


アンコールです。
曲の前に重大発表がありました。20周年ラストの9月7日-8日に!なんと!東京ドーム!!
NIPPONロマンスポルノ~神vs神~
この発表があったときの会場の盛り上がりがすごかった。そりゃもう10年ぶりですから。伝説の東京ロマポル~愛と青春の日々~、僕も運良く参戦できたのですが、4時間を超える超大作からもう10年。
それにしてもなんちゅーサブタイトルや、と思ったら、2日間セトリを変えて両方神セトリにするとのことです。
これはもう行くしかない!

そして、アンコール1曲目。

M23-タネウマライダー
おおお!これきたか!晴一さんもMCで言ってたけど、あの頃の自分なんて曲作ったんだっていう昭仁の「見つめている」みたいなUNFADEDかな?笑
でもこの曲、個人的には盛り上がるし、曲は格好いいし、大好きな曲。聞けると思ってなかったのでうれしい!

そして寂しいけどラスト1曲。ジレンマが選択肢から外れて、でもネガポジとかプリセイじゃない曲で裏切ってくるよな、と思っていたところで・・・

M24-ライラ
新しいラストナンバー。個人的にはエレキギターかき鳴らすアンコールラスと1曲!と思っていたので少し拍子抜け感はあったんだけど、それでも踊って歌える楽しい曲で、昭仁さんの口上がまたいい感じ。これはライブのサブ定番になるかな?


以上。最強すぎるセトリでした。

「UNFADED」というツアータイトルと、メンバーの想いが強いからこそ、受け止める側の想いも強くなり、こういうライブが完成されるんだなって、今書いていて改めて思いました。それは、若気の至りを恥ずかしくも振り返ったり、大人になって進化し続ける自分を表現したり、過去の輝かしい軌跡を見直してみたり、そして歌詞や音で訴えかけたり。偉大な存在でステージは全く違うと思っているんだけど、そういう行為をしっかりとできるポルノグラフィティはすごいなと思ったし、自分も逃げずに頑張ろうと思いました。

僕のUNFADEDはなんだろう・・・(締めくくりとしてはへたくそかな?笑)

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