見出し画像

名取ばくたんに初めて立ち会った新米せんせえの思うところ

名取さなのバースデーイベントである、さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ- Powered by mouse-に新米ながら参加してきました。
情緒が破壊され文字が頭から収まらなくなったので駄文ですが出力したいという気持ちに駆られ、始めてNoteに書き込んでみます。

前語り(自分語り)

私が、名取を知ったのは昨年の5月頃だったと思います。何となく認知はしてたのかなと思いますが、それまではVtuberという文化自体に馴染みがなく、遠い世界に生きている人たちなんだろうなくらいの認識でした。

ふとある日、昔好きだったクリエイターさんであるsasakure.UKさんの曲を久しぶりに聴いてみたいと思い、sasakure.UKさんをyoutubeで調べ始めました。そこで出会ったのがモンダイナイトリッパーです。
凄く勢いがあって好みな曲だなと思ったのが最初の印象だったと思います。この曲を誰が歌ってるんだろう、ボカロの子かなと興味が出て見てみて、名取さなが歌っていることに気がつきました。
こんなに堂々と凄いテンションが上がる曲を上手に歌っているのを見て、Vtuberってもしかして、凄く楽しくて面白いんじゃないかと思って他の動画を見るようになりました。
それまでVtuberに感じていた無意識な偏見のような物がなくなったんだと思います。
それから何となく、名取を追うようになり、どんどん引き込まれて、

せんせえを名乗ることに決めました。多分夏の自由研究の雑談辺りでしょうか。その大分前から悩んでいたのですが、自分にとって名取のせんせえと名乗るのは結構勇気が要ることだったのです。特に自分は好きな物を増やすと他の物がおろそかになっちゃう不器用なタイプなので…。なので自分はモンダイナイトリッパーから入った新米せんせえといった感じですね。

さなのばくたん。

せんせえを名乗り始めて一番最初に後悔したのは、なんで自分は前から名取を推してなかったんだろうと言うことです。さなのばくたんを見てみたい…!2年前の初めてのばくたんもちょっと前の2回目のばくたんも凄く面白そうだし、せんせえを名乗る上でこんなに大事なものを見れてないのは少し悔しいなと思ってました。
さなのばくたんの話題が出てたり、同時視聴をやってたり準備に忙しいながらもみんなでわいわい楽しんでるのを見ていると、凄く気になってしまって、2ヶ月前から知ってたなら、さなのばくたん。-メチャ・ハッピー・ショー-は見られたのかと心なしか落ち込んでいました。
なので、自分にとって今回のばくたんは初めてですが、ずっと行きたいと楽しみにしていたイベントだったのです。
何分東京は遠いし、宿泊費も必要ですがなんとか準備して現地でわいわいしてみたいとずっと心待ちにしていました。
なんとか事前抽選に当たってからは配信でどんどん期待を高めておりました。まさか、こんな情緒が破壊される誕生日会になるとは夢にも思わずに…

チネチッタ

色々調整したのですが、当日と翌日しか休みが取れず3/7と3/8の滞在を決めました。朝から出ればそれなりに回れるだろうと思って早朝から出かけたのですが大分甘かったですね…現地に着いた15時頃にはもうどこもいっぱいで、なんとか回れたのは、ヒルバレーさん・タワーレコードさん・ミュージアムと物販でした。
ちょうどミュージアムが待ち時間無しで入れたのと物販の列が少し引いてたのでタイミングが良かったですね。
現地の雰囲気はとても良くて、このチネチッタという空間全体が名取のバースデーイベントに包まれていてどんどんわくわくが高まっていきました

さなのばくたん。 -ハロー・マイ・バースデイ-

圧倒されました。最後は後述しますが、全てにおいて盛り上がり凄かった。
最初の3曲でがっつり高まり、その後のフリートークはいつものさなちゃんねるの感じで楽しくなったのを覚えています。フリートークは自由で楽しいし、だらける名取も面白い。公演全体はさなちゃんねるの楽しい茶番がずっと続いてる感じ…劇場版さなちゃんねるという言葉が一番当てはまる気がしました。お約束も完璧だしさすがのさなちゃんねる王であった…展開の仕方も、せんせえへの振り方も流石の采配でありました。何一つとして展開がスムーズでない部分がなく、ずっと楽しかったですね。これは名取じゃないと出来ないことだと思います。
それと公演の途中で挟まるめったに配信で聞けないお歌でサイリウム振るの、最高に楽しかった(サイリウムを持つのも初めて)
名取の公演が進むにつれ、なるほどこんなエンタテインメントな感じなんだと思うのといつもの配信のような気持ちにもさせられどんどんボルテージが高まっていきました。

3人の平行世界の名取の悩み

名取は平行世界で3人の名取と出会い、それぞれ悩みをせんせえと一緒に解決していきます。
王は、頑張っているけれども本当に国民にとって楽しい王国を作れているのか心配だと。
キョンシーは自分がキョンシーであると嘘をついていることに悩んでいて。
制服は周りがみんな優秀なのに自分はそうではないことに悩んでいる。

いや、3人とも凄くかわいかったですね…
特に王は凄く頑張り屋でした。本当に国民のために気軽にサインを20000人書かなきゃと言ってましたが、もうちょっと休んで…
キョンシー(人間)は素直でおバカキャラでしたね。健気でかわいい…
制服はまさに学生の名取って感じでした。こちらもおバカキャラだった…よく考えたら3人ともそうなのか…?学生生活で勉強に悩むのはまさに青春の象徴って感じがしました…名取が羨ましそうだったのがドキッとした…

解決方法を考える中で、名取はもう既に、悩みを聞いたときから解決方法を分かっている様子でした。後はせんせえが平行世界の名取を助けてあげてよって後押ししてくれます。

王が、自分が楽しむことでみんなも楽しんでくれるんだなと気がついたところで、これは名取の内面を巡る物語なのかなって思いましたが、それ以上に展開が面白くてそんなに意識してませんでしたね。間に挟める掛け合いがいつも通り楽しくてずっと熱中してました。

名取■奈

ついに全ての悩みを解決して名取が元の会場に戻ってきました。
見慣れた景色って言ってたけど、バーチャルサナトリウムにはこういう部屋があるのかな…?

重大発表が始めり、パラレルサーチライトの配信やさなちゃんねる夏祭りの開催に大興奮していました。その後、名取がお礼を言い始めてもうこれで今日の誕生日会も終わりが近いのかなと少し寂しい気持ちになりながらもこれからも応援するぞという気持ちで聞いていました。お話どれも聞いていて楽しかった…掛け合いのテンポも話題の振り方も本当に上手でまさに名取さなって感じ。

正直、今日はこれで終わりだと思ってました。3人の平行世界の悩みを解決してハッピーエンドだと。名取は自分に通じる平行世界の名取の悩みを解決して明日からもいくのかなと…(後から考えたら総括もなく不自然だったんですよね…そのときは全然気がつきませんでした)

そこから突然現れたのが黒い病院服姿の名取でした。自分はナースではない。嘘をついていてここにいる資格がないんですと語り出します。
いつもの名取が帰って来るもこれは違うけど、違くなくてと動転していました。

…もう心が痛かったです。声を出せないのも何もコメントを打てないのもこんなに不自由だと思ったことはありません。
ただただ、名取の言葉に圧倒されていました。
名取のしてくれる新しい約束をただ、受け止めることしか出来ませんでした。ただ、何かを伝えたくてサイリウムを振らなきゃと思っていた気がします。病院服からナース服に変わり、二人が一人になった名取をただ見ていました。歌詞をどこまで認識できていたかは正直分かりません。名取がどんな人でも名取は名取だからと思っていた記憶はあります。


その後はぼんやりと歩いて、何となく味が薄いご飯を食べて、ホテルでずっとTwitterを触ったりしてました。
ただ、凄く覚悟のいる事だったと思うし誤魔化さないし名取はえらいよ

歌について

翌日、まだ感慨が抜けてなかったですが、飛行機の時間もあるので精一杯チネチッタを味わって帰ろうと決めてチーズリゾットを頂いたりした後、帰宅しました。帰宅中は今回の誕生日会のことで頭がいっぱいで、帰ったらこのCDを聞かなくちゃと思ってました。

パラレルサーチライト

この曲は凄くテンポが良くて名取が楽しそうな曲でした。
最初は公演を思い出しながら感慨深く聞いていましたが、段々凄く意味が込められていて純粋に凄く好きな曲でもあると気がついてきたのです。

落ち着いて思ったのはサーチライトって何なんだろうって事です。
劇場のスポットライトのことかと思いましたがそうではない。
どうやら、基本的には投光器のようです。過去探照灯も含まれていた様子。
また、サーチライトは名取が浴びているのか、それとも名取が周りを照らしているのか…

   ああ眩しくて閉じた験の隙間から
   ああ知らない速度で飛び込んできたパラレル

ここから考えるに名取がサーチライトを浴びている様子。
つまり、これは名取が周りからサーチライトを浴びていて、その先に続く無限の可能性に走り出していく曲だと解釈しました。

   ああ頭の上でずっと輝く色
   ああ私が連れてきたいつもの色

また、名取の上には名取自身が連れてきたいつもの色が頭上で輝いています。
これは、名取の今までの経験が導いた自信の現れ、名取自身が纏うある種自分の魅力を表現している…
その色は名取自身が作り出し染め上げる名取の世界の色でもあります。

そして、サーチライトを浴びているとは何なのかを考えると、
サーチ(探す)ライトを浴びている…
それは名取が周りの世界やせんせえたちから見つけられていると言うことだと思います。Vtuberらしいとも名取らしいとも言える。
そう考えるとその先に無限のパラレルが広がっているという歌詞がとんでもなく大きい意味を持っている…

名取は他の世界から見つけられることで、可能性が広がっていきその先の世界やせんせえたちの先にわくわくする可能性が広がっていると言うことになるのです…!

   楽しいの先陣を切って
   手を取っていざ行こう
   あのね さまよってすりむいてもがいたってはちゃめちゃ
   360度の愛輝くクラウンも
   全て抱きしめていたい

その中の先陣を切る名取はせんせえたちの手を取って大事な物を抱えて先が見えなくてすりむいたとしてもはちゃめちゃにもがいたとしても走り続けてくれます。この先ずっと走り続けるぞと言う決意のこもった、びっくりするくらい凄くエモい曲だと思います。

テンポ良くて指先でリズム取っちゃうくらい好きで、いつまでも聞けるし、歌詞も素晴らしいしで名取もいよわさんも大変素晴らしいです…!!


ゆびきりをつたえて

正直この曲に関してはどこまで語るべきなのか分からない部分があります。
あまりにも名取の内面そのものの曲といえるし、語ること自体が野暮な気もします。

ただ、そういった内面を悩みながらもさらけ出した名取には敬意を覚えますし尊敬しています。

誰もが笑顔になれる、名取の憧れであるナース服を纏っていない名取という存在を、ナース服を纏った名取と地続きの存在であると、明らかにして。

自分がどんな存在でも、変わらずいてくれるんだとせんせえたちを信頼して。

私はこんなふうにしか出来ない私のこと
好きになっちゃって構わないでしょ?


不器用な自身の存在を受け入れて、好きになって。

最後には、自分には似合わないと言っていたナース服が似合わないなんて事なかったと身に纏い、軽やかに扉を開けて。

新米ですが、名取の信頼に足るよう、日々を生きていきたいと思います。


最後になりますが、誕生日おめでとう!これからも、末永くよろしくね…!

#名取さな #名取爆誕 #さなのばくたん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?