#84 番外編2

記憶の糸を辿るため、
勇気を出してLINEを開いちゃった。

ヤツからきたメッセージを既読にしたくなかったのもあったけど、
もうそんなのどーでもいーわ。

しかし、それにしても…

本当にクズだな。
クズ中のクズ。

肉体的な命は奪わないまでも、
ほぼ殺人ですよ。

『テラスハウス』の花ちゃんが、
あってはならない人生の終わりを迎えてしまいましたが、
私、気持ち、すっごく分かります。
彼女の言動が演出だったとか、そういうのは分からないけど、
コスチュームのこと、
それ以前に京都旅行の件で、あれだけハッキリ自分の意見を言える彼女を、
とても羨ましく思えたし、
そうならなきゃと思ったものです。

過去のやり取りを眺めていると、
自分の弱さが目について気持ちが悪くなる。

ヤツの横暴な態度も、改めて怒りが込み上げてしまう。
こんな気持ちになっていること、
足踏みしている時間は本当にムダ！
気持ちと時間のムダ！

「泣き寝入り」という言葉はネガティブ。
どれだけ泣いても、怒りに震える時間があっても、
何かを取り戻せる訳じゃない。

だったら楽しいことを考えたい。

そう言い聞かせながら、
LINEのやり取りをほじくっています。

こんな事何でもない！
同じことで何度も傷付く必要はない！