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#76 トラック記念日

早朝に家を出て、
途中のファミレスでモーニング。
優雅っぽいです。(笑)

ライフラインは止まってませんでした。
電気だけは、私が明日止まるようにネットで手配しています。

家の契約は私がしましたが、
電気、ガス、水道に関しては全てヤツの名前で契約しています。
連絡先に私の携帯番号も登録されてはいますが、
あくまでも契約者はヤツです。

【郵便物の転送の手配は自分でしてください。】

そんなに時間に余裕がなく、
落ち着いてコーヒーを飲んでいる場合じゃなかっま。
とにかく現場に向かいます。

引っ越し屋さんは時間通りに現れました。
多くて3人、と聞いていたのに、
2tトラック2台に乗用車1台の大所帯で登場。
総勢6名のスタッフです。

「荷造りは大体済んでるんですよね?」

「はい。大きな物はそのままになってますが」

「分かりました。やりましょう!」

頼もしいよ。
頼もしいのだけど、
これからカギを開ける訳で、
中に怪物が寝てる可能性もゼロではなく…

が、
心配していたような事にはなりませんでした。
ホッ。

家の中は、昨日荷造りをしたままの状態です。

今日も時間がありません。
とにかく積める物をガンガン運び出してもらいます。

大物のテレビや洗濯機、冷蔵庫もキレイに包装され、
着々とトラックに積まれていきます。

むしろ、ちょっと手持ち無沙汰になってしまった私と姉は、
インターホンの録画なんぞをチェックしてみます。

すると、

ギョギョギョ!
気持ち悪い!

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