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コツケンジャーナル 8月号
毎朝Tweetしている英語論文からの学びのメモをまとめています。
ワニコさんの論文の著作権noteを受け方針をぐるっと変えたので過去2ヶ月分のものは消しました。
【パワポ論文要約の違法性について】
— ワニ子@AreAre_広報 (@AreAre2021) August 10, 2021
Twitterでは、論文をパワポに要約したものが毎日のように投稿されています🐊
しかし、著作権法などの観点からは問題ないのでしょうか?🤔
そんな疑問を解決すべく、弁護士に聞きつつ各サイトの情報を13,000字超えでnoteにまとめました📝https://t.co/Cx32vyE6K7
ざっとカテゴリー分けしていますので参考にしてみてください!
個人的には2Tweet目の研究限界こそ重要と思いますのでそちらも踏まえて元論文のメリット、デメリットもご判断いただければと思います。
脊椎圧迫骨折
脊椎圧迫骨折患者さんの多くは既往でも圧迫骨折やってたり複数骨折の場合が多く恐れおののく事があります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
Scaturroらは複数の圧迫骨折を有する女性を対象にバランスEx、筋トレの効果を検討し「薬物療法との併用は痛みの軽減とQOLの改善に有効」と報告。
複数だからと恐れずしっかり介入したいですね
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
・薬物療法、理学療法それぞれ単独での比較していない
・体幹筋力評価できてない
・サンプル数が少ない
複数骨折だろうとなんだろうと、理学療法には可能性がしっかりありそうです!https://t.co/U04u3h6lel
脊椎圧迫骨折患者さんの多くは既往でも圧迫骨折やってたり複数骨折の場合が多く恐れおののく事があります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
Scaturroらは複数の圧迫骨折を有する女性を対象にバランスEx、筋トレの効果を検討し「薬物療法との併用は痛みの軽減とQOLの改善に有効」と報告。
複数だからと恐れずしっかり介入したいですね
圧迫骨折に対するリハ効果は日本のガイドライン等にあまりない…
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 31, 2021
そんな中Giangregorioらは圧迫骨折者へのリハのメタ解析をまとめ「運動効果は転倒に対してが最も高い。やるなら有酸素だけでなくレジスタンスとバランスExも一緒に行うべき」と結論。
圧迫骨折リハのガイドラインともいえる論文です!
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 31, 2021
・有害事象の体系的評価が不足
・運動介入の経済的ベネフィットは不明
・運動処方方法はまだ一貫性がない
・基礎科学や心理学などのデータも含めた解析を行うべき
かなり有益なレビューです…
回復期の理学療法士はひと目通しておいてもいいかも!https://t.co/ayzFOBDidw
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
・薬物療法、理学療法それぞれ単独での比較していない
・体幹筋力評価できてない
・サンプル数が少ない
複数骨折だろうとなんだろうと、理学療法には可能性がしっかりありそうです!https://t.co/U04u3h6lel
健常人が静止立位で前方に手を挙げると腰背筋が働く。いわゆる先行性随伴性姿勢調節。これが有疾患者ではどうなるかはすごく興味深いとこです。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 30, 2021
Greigらは脊椎圧迫骨折でこれを検討し「骨折者は手の挙上時に腹筋・と背筋の共同収縮が著明に見られた」と報告。
むしろ増加するということは驚きです…
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 30, 2021
・サンプル数少ない
・実際に共同収縮が骨折リスクや転倒につながっているかは不明
・介入により変化するかも不明
共同収縮=体幹の運動性が⬇=姿勢反射も阻害し転倒リスク増加⬆
ってことも考えられるので個人的にはすごく興味深い報告です!https://t.co/QKuo9lFjH7
回復期では椎体圧迫骨折に対しリハを行うこと多い。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 10, 2021
でも2019年のコクランレビューでは
「圧迫骨折に対するリハ効果は身体機能にはありそうだけど再転倒予防やQOL向上にはあんまりなかった」とのこと。
逆に言えばもっと再転倒予防に着目したリハを展開しないとダメかもですね…
引用元の研究限界は↓ pic.twitter.com/mebeZ8xTA6
★研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 10, 2021
・まだまだ結論出すには研究足りない
・高品質なRCTが望まれる
論文自体はちょっと残念な結果ではありますが、まだ実は研究が少なかったりするようなので、今後有効性を明らかにしていきたいですね!
ただ回復期だと倫理的に対照群は作れない…どうするか…https://t.co/nAOAt5S4SS
椎体骨折後に体幹筋トレを行うことは多いですが、正直自主トレでいいのでは?と思うこともあります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 20, 2021
そんな中YetkinらはPTによる監督あり、なしでの体幹筋トレの効果を比較し「6週間監督ありのほうが痛み、筋力、持久力、QOLへの効果高かった」と報告。
導入時の介入は重要そうです! pic.twitter.com/IsqEOHgRbC
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 20, 2021
・運動のコンプライアンスは検討していない
・監督なし群でちゃんと規定の強度・回数を守られていたかはわからない
自主トレ指導したら気づくと全然違う方法になっているっていうのはあるあるですし、習得の支援は大事ですね。https://t.co/C8eMn3A7Qg
脊椎圧迫骨折患者さんの多くは既往でも圧迫骨折やってたり複数骨折の場合が多く恐れおののく事があります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
Scaturroらは複数の圧迫骨折を有する女性を対象にバランスEx、筋トレの効果を検討し「薬物療法との併用は痛みの軽減とQOLの改善に有効」と報告。
複数だからと恐れずしっかり介入したいですね
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 29, 2021
・薬物療法、理学療法それぞれ単独での比較していない
・体幹筋力評価できてない
・サンプル数が少ない
複数骨折だろうとなんだろうと、理学療法には可能性がしっかりありそうです!https://t.co/U04u3h6lel
転倒
転倒に伴う骨折を呈した方の多くは転倒恐怖感を有し、転倒恐怖感はその後の低活動を促し更に転倒リスクを増加させる。困った悪循環です…
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 11, 2021
しかし2014年のレビューでは「強度や種類に関わらず運動は即時的に転倒恐怖感を軽減する」としています。
悪循環を断ち切るためにも運動大事ですね!
注意点は↓ pic.twitter.com/TYdc3SM2aO
★研究限界
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 11, 2021
・転倒恐怖感を評価するツールが不均一
・質の高いRCTが少ない
・長期効果はわからない
あくまでレビューの対象は地域在住高齢者なので骨折の患者さんではどうなのかっていうのもリサーチは必要ですね!
回復期で転倒恐怖感についての横断調査するのも面白そう…
コロナ
回復期と関係ないですが免疫力高めるには運動が良いと言われてるのでCOVID19にも有効かもです。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 12, 2021
Snehilは「適度な運動はいろんな感染症の発症リスク下げるからCOVID19の予防にも良いかも※詳細画像参照」と述べてます。
COVID19に特異的な研究は無いみたいですがとりあえず走ってきます←
引用論文↓ pic.twitter.com/ZeqBAWFgyL
★限界
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 12, 2021
・運動が実際にCOVID19の発症リスクをどの程度下げるか示した研究はない。
・その他の感染症についてもリスクが0になるわけではないので従来の感染対策もきっちり必要。
コロナ後廃用の方も回復期には増えてきてるのでコロナのことも詳しく知っとかなきゃですね! pic.twitter.com/gDGPmbZ6XI
心疾患
今後心不全パンデミックがくるとされてますが実際回復期でも心疾患を既往にもつ患者さん超増えてる印象です。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 13, 2021
Catarinaは2021年に発表したメタアナにて「安定した心疾患患者のVO2Maxの改善には中~高強度の介入が効果的」と述べています。
今一度運動強度が足りているのか?考える必要がありそうです… pic.twitter.com/AfSRir0PRQ
★引用論文の研究限界
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 13, 2021
・RCTの品質がやや低め
・運動強度の設定に用いられている方法が不均一
あくまで症状が安定している患者が対象ですが、HIITのようなトレーニングは今後一般的になっていきそうです。超しんどいので運動へのアドヒアランスが問題になりそうですね…https://t.co/5wtl5Wga6R
脳卒中
脳卒中患者さんの予後決定因子は多く報告されていますが急性期⇨回復期に転棟するまでの日数も関係するみたい。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 14, 2021
Yoshimuraらは「回復期へ入院する日数が短いほどADL、嚥下、自宅退院率が良好だった」と報告してます。
回復期への待機とかもあるので一概には言えなさそうですが指標になりそう。
注意↓ pic.twitter.com/JBaFVFVBPz
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 14, 2021
・対象の病院限られる⇨一般化は限界ある?
・疾患の重症度、合併症等の交絡因子加味できてない
早く回復期行ける人=病態が安定している
っていう可能性もありますが早く回復期に来たほうが良くなるって結果は回復期畑出身の僕としては嬉しいです…https://t.co/CSu5EQN936
大腿骨骨折
CKCでトレーニングするか、OKCでトレーニングするか、悩ましい問題ではありますが、
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 28, 2021
Sherringtonらが大腿骨骨折者を対象に体重負荷の有無によるトレーニング効果を比較した研究にて「体重負荷ありのほうがバランスや機能を改善した」と報告。
やはり立てるなら立ってやったほうが良さそうです。
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 28, 2021
研究参加前の治療法が被験者によって異なる
単一の筋力を鍛えるのも大事だとは思いますが、全身的な動きも含めてトレーニングできたほうがやっぱり得られる恩恵は高い気がします。https://t.co/pjf6cpKcGI
大腿骨骨折の患者さんの歩行を獲得をサポートするのは回復期の役目でもありますが、なかなかうまく行かないケースもあるのが事実…
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 15, 2021
Villaらは大腿骨骨折者を対象とした検討で「リハ施設転院後の抑うつと歩行開始までの期間は相関する」とし精神面のケアの重要性を報告。
体だけでなく心も大事ですね… pic.twitter.com/td9cLaXONj
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 15, 2021
・因果関係ではなくあくまで相関
・対象の90%が白人→一般化可能性は不明
・身体機能は加味されていない
疼痛診療では心理士も介入したりするのが一般的になりつつありますが、実は回復期にも需要があるのかもしれません…https://t.co/BwGmv01IGs
大腿骨骨折後の患者さんの痛みが回復期リハの阻害になることは経験的によくあります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 16, 2021
Arinzonらは大腿骨骨折患者さんの痛みと機能回復等の関連を検討し「リハ施設入院時の痛みは入院期間や機能回復と相関する」と結論づけてます。
疼痛をどう管理するかは機能はもちろん、早期退院にも大事ですね。 pic.twitter.com/andO3tDW7f
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 16, 2021
・痛みに何が影響しているかは検討していない
大腿骨骨折の患者さんにとって疼痛が重要っていうのは明確ですね…
痛みこそフィジカルだけでなく包括的に評価・介入する必要があるのでPT評価を起点とした多職種連携の腕の見せ所かもしれません!https://t.co/4uTMP2RZdT
個人的には入院中に患者さんが良くなることよりも、それが長期的に維持できるか。という方が重要かと思ってます。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 17, 2021
Hershkovitzらは大腿骨骨折によりリハを受けた方の1年後の変化を検討し「ADLやQOLが大幅に低下していた」と報告。
長期的な目線を持ってして機能維持できるかを考える必要がありますね… pic.twitter.com/NdLyymNEvt
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 17, 2021
・症例数が少ない
・症例全員が同じ施設から集められてる
→一般化可能性低い
・ADL評価は介護者の観察評価
→バイアス強いかも
いずれにしても「長い目で見てどうか」を考えるのは回復期スタッフにとって最重要です。https://t.co/u4MgBbTiLw
大腿骨骨折の多くは転倒により発症。なので今後の転倒予防がKey pointになります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 23, 2021
Wuらは9件のRCTのメタ解析にて
「バランスExは機能、歩行速度、ADL、身体パフォーマンス、QOLを上げる」と報告。
バランスExの組み込みは必須ですね!
その内容を考えるのにはリーズニング力が超大事になりそうです pic.twitter.com/e4vJvx4hB1
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 23, 2021
✓バランスExの方法は統一されてない
✓長期効果は不明
✓盲検化できてない研究もある
ストレッチ等々を行うよりも時間の比重をバランスExを行ったほうが未来は明るいのかなと個人的には思ったりもします…https://t.co/TSMNSk8S9Y
障害物をまたげず足が躓いて点灯し骨折…というのは頻発な受傷起点です。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 24, 2021
そんな問題に対しOoijenらは大腿骨骨折者を対象にトレッドミルに障害物等を投影してそれを跨いだりするアダプタビリティトレッドミルの効果を検討し「歩行能力や転倒恐怖感の軽減に有効だった」と報告。
近未来ですね… pic.twitter.com/EKGBNnzMq5
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 24, 2021
✓サンプル数が少ない
✓対象者の除外基準や脱落者が多く全ての患者に適応するとは言えない
これはちょっと近未来的な方法ですね…
うちにも似たようなことできる機器があるのでチャレンジしてみるのもありかもしれません…!https://t.co/6OmmPbGVY6
筋トレの中でもちゃんと段階的に負荷を上げていく「プログレッシブレジスタンストレーニング:PRT」の有効性が高齢者においても多く報告されています。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 25, 2021
Ponzanoが今年発表したメタ解析にて「PRTは大腿骨頸部の骨密度やQOL、身体機能、疼痛に有効」と報告。
筋トレするならPRTの概念が重要そうです。 pic.twitter.com/WEtSdoFNcH
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 25, 2021
✓アブストラクトしか閲覧できず……
全文見たかったですが、いたしかたありません…
アメリカのPT協会も声明?を出してましたが、やはり筋トレするなら負荷ちゃんと考えようね。っていうのは必須事項です。https://t.co/OGooMlGjbT
大腿骨骨折後の患者さんでは痛みが原因で歩行訓練が遅延するということはよくあります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 26, 2021
Ohらはサルコペニアを有する大腿骨患者に対して免荷式トレッドミルの効果を調査し「従来のリハよりもバランスや歩行能力が向上した」と報告。
免荷式トレッドミルがある施設は選択肢に加えてもいいかもですね
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 26, 2021
・期間中の脱落者が多かった
・単一の施設で実施した結果
荷重時痛が免荷で減少するのであれば非常に有効そうです。運動による鎮痛効果(EIH)も期待できそう!https://t.co/WR4jX57lv0
大腿骨骨折のガイドライン2021年版が発刊されましたがリハについては少し内容少なかった印象…
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 27, 2021
そんな中韓国のリハ医学会が術後リハに特化したガイドラインを発表!
結論として
「集学的アプローチ、プログレッシブレジスタンストレーニング、バランスExは強く推奨」
要チェックですね!
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 27, 2021
✓障害や活動制限に対する情報など、いくつかのクリニカルクエスチョンの回答ができなかった
これは回復期出身のPTは熟読すべき内容な気がしています…https://t.co/L9OW4Nq8w4
CKCでトレーニングするか、OKCでトレーニングするか、悩ましい問題ではありますが、
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 28, 2021
Sherringtonらが大腿骨骨折者を対象に体重負荷の有無によるトレーニング効果を比較した研究にて「体重負荷ありのほうがバランスや機能を改善した」と報告。
やはり立てるなら立ってやったほうが良さそうです。
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 28, 2021
研究参加前の治療法が被験者によって異なる
単一の筋力を鍛えるのも大事だとは思いますが、全身的な動きも含めてトレーニングできたほうがやっぱり得られる恩恵は高い気がします。https://t.co/pjf6cpKcGI
回復期病棟
回復期からの退院先を決定する要因は多種多様ですが、下の管理を自分でできるかは大きい要因かなと経験的に感じます。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 18, 2021
GialanellaらはFIMと退院先の因果関係を検討し「排便コントロールは退院先を決定する独立要因だった」と報告。
移動だけでなく排尿排便にもしっかり向き合う必要がありますね… pic.twitter.com/8d1ab8PzQk
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 18, 2021
・単一の施設の結果→一般化可能性低い
・FIM以外の要因は加味してない→その他の要因の可能性あり
改めてしっかり排尿、排便を考えるいいきっかけになりそうです。https://t.co/NiMsKVmYza
疼痛
回復期に来た骨折後の患者さんはt時折考察が難しい疼痛を有してたりします。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 19, 2021
Chartierらはマウスを使い骨折部周囲の神経を観察し「治癒していない骨折部に感覚&交感神経が異所性に発芽&密度増加する」と報告。
組織・神経学的に痛み感じやすくなっているっていうのは頭に入れとく必要がありますね… pic.twitter.com/hzIAZGhxi5
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 19, 2021
・マウスでしか見てない
・下肢の骨でしか見てない
・骨折の型は単一
あくまでマウスの結果ですが、周囲組織の変化はきっと人でもなにかしら起きている事が考えられるので1考察としては有用な気がしてます!https://t.co/p24fFi4Yv0
自主トレ
退院時には必ず自主トレを指導するようにしていますが、後々聞いてみるとあんまりやってくれてない。なんてこともよくあります。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 21, 2021
そんな中Weberらのレビューにて「生活に機能的な運動を組み込むのは自主トレの代替手段になり得る」と結論づけてます。
生活に組み込むのは大事な選択肢ですね! pic.twitter.com/FNuI6Ani5X
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 21, 2021
・RCTの数が少ない
・方法論の確立ができてない
⇨追加検討がまだまだ必要
どう生活に組み込むのかはその人の生活を把握する必要があるので、適切なヒアリングと実現可能な計画の立案が重要そうです!https://t.co/A1KVs6Vrtk
栄養
回復期にくる患者さんは栄養障害を呈している場合が多いです。
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 22, 2021
Malafarinaらは大腿骨骨折の栄養状態と転帰との関連を調査し
「低栄養の有病率は45.7%と高く、入院時のBMIは機能回復や合併症発症と関連.低栄養あると1年以内の死亡率30%と高かった」と報告
回復期で栄養介入は必須中の必須です… pic.twitter.com/h5KxeBLBOM
★引用論文の研究限界:
— コツケン@回復期で学位ないけどコツコツ研究やったりしてる中堅PT (@kotukenpt) August 22, 2021
・栄養療法が栄養状態のいい症例にも必要であるかどうかはわからない。
栄養取れてない中でのハードなリハはほんとに体を消耗するだけだと思うので、低栄養を呈している人に良いリハを提供したいならまずは全職種で食事を考える必要がありますね…https://t.co/FqndgkL2cu
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