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アメリカで今日、コ○ナ自粛以来初めて、マスクを付けずに店に入ってみた!!

こんなことを言うと、「何て無責任なんだ!」「自分勝手だ!」と怒る方、不快に思う方も多いと思う。私も、ちょっと前まではその考え方だったから、よく分かる。

今月、ここアメリカで、公共の場でマスクをしない人への罰則(罰金200ドル)が、解除された。
そう、「もうマスクを付けなくて良いですよ」とお墨付きをもらったのだ。

「罰則が無くなれば、マスクを外す人も出てくるだろう!」と思っていた。何しろ、「No More Mask!!」というデモだって起きた位だから。自由が何より大事なんだ、この国は。

ところが、依然として、どの店の入り口にも必ず「Mask Required」(マスク着用お願いします)と貼られ、マスクをしていない人を誰一人として見かけない。
1年近く「マスク罰則」に縛られたせいか、自由を大事にするアメリカ人でさえも、マスクを付けることが当たり前になってしまったのだ。

1年前、コ○ナで自粛になった時、私は、むしろ率先してマスクを付ける派だった。子供の頃から、「風邪の予防にはマスクと手洗い」と言われてきたし、今回のウィルスにも有効な予防法だと思ったからだった。

だから、マスクをしていない人には「え?何で!?」と思ったし、むしろ腹が立った。

でも、最近、考えが変わってきた。

なんか、 おかしいぞ、 この世の中。

マスクを付けるか付けないかは、

個人の自由

だ。

それを罰則で強制する権利は無い。

私は、ウィルスに有効だと思ったから、自分で判断して、自分の意思で、マスクを付けていた。

でも、みんな過剰すぎる。異常だ。

通学する子供たちは一日中マスクを付けさせられ、友達とも接触できず、ランチも離れて食べる。こんなの、悲しすぎる。

そもそも罰則対象では無かった子供たちでさえ、こんなことが1年間も半ば強制されてきた。そして、罰則が解除になった今でも、それが続いている。

自由を重んじるアメリカで、子供たちにこんな生活を強いて良いのだろうか?

在米歴たった1年半の私が、アメリカを語る資格なんて無いかも知れないが、もっと自由を守る気骨のある国民だと、勝手にイメージしていた。意外にも「長い物には巻かれる」人が多かった。

それに、コ○ナが本当にそんなに危険なものなのか!?それも甚だ疑わしい。「交通事故でも死因はコ○ナ」というジョークができるくらい、感染者数や死亡者数のデータも信用できない。自分の体感でも、毎年のインフルエンザの方がよっぽど流行していたし、それでも、みんな普通に生活を続けていた。マスクだって、「小さなウイルスは、マスクの穴を通り抜けてしまうから、意味は無い」という医者も居る。

そして、極めつけは、ワク○ン。安全性が疑わしいのに、なんであんなに急いで打ちまくるのか。
まるで、「自由が欲しければ打て」と脅迫されているようだ。
「打つ打たないも個人の自由」が守られるはずなのに、打たないと困るようなことが色々用意されている。ほぼ強制だ。打たない人の権利が守られていない。

こんなの、おかしい。

自由に旅行もできず、友達にも会えず、隔離までされる。

どんどん自由が奪われている。

対抗できない、 もどかしい、 苦しい。

だから、

マスクを付けないことが、私の自由の主張なんじゃないか」

という気持ちになった。

マスクを外すことには、自分の中でも色んな葛藤があった。

でも、とにかくこの「呪縛」から解放されたかった。

だから今日、勇気を奮い立たせて、マスクをしないで店に入ってみた。できる限り、平静を装って。普通に、当たり前に、マスク無しで店に入った。

でもちょっぴり怖いから、バッグにはマスクをしのばせた。

強く言われたら、「あ、忘れてた」と言って付けようかな、とも思いつつ•••。

今日はテイクアウトのハンバーガーを取りに行っただけ。店内に居たのも3分くらい。

入ったら、レジの前に家族連れが並んでいた。ちょっと驚いた風の反応だと感じた。(目は合わせていないので、ハッキリとはわからない。)

カウンターの店員に、「ネットでオーダーしました」と伝え、品物を受け取り、「ストローもください」と言った。店員もちょっと驚いた風だったが、普通に対応してくれた。

最後に店を出る際、両手に品物を抱えてドアが開けられなかった。

ちょうど外から入ろうとして、マスクを耳にかけただけの男性が、親切にドアを開けてくれた。その人に向かって、にっこり微笑みながら「Thank you!」と言って、ドアを通り抜けた。彼もちょっと目を見開いたが、にこやかな表情だった。

こうして私は、小さな主張の第一歩を踏み出した。

この先どうするか、まだ自分でもよく分からない。でも、とにかく、自分の意思で、マスクを付けるか付けないかを考えたいと思う。

読者の皆さんに、「一緒にマスクを外しましょう」なんて誘うつもりはない。それは個人の自由だ。だから、「マスクを付ける」と選んだ人を批判するつもりも毛頭無い。

ただ、街でもしマスクを付けていない人を見かけたら、彼(彼女)にも彼(彼女)なりの考えがあってのことなんだ、と思って、温かく見守って欲しい。周りの誰もがマスクを付ける中でも、マスクを付けないなんて、よっぽどの事だ。私だったら、「You're brave!」(勇気あるね!)と言ってしまうかも知れない。

以上

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