中小企業診断士受験生ものがたり 第11話(最終話) 「歓喜の瞬間」
R5年10月29日。
ついにR5年二次筆記試験当日となった。本試験当日のはこちらのnoteに超詳しく書いてあるので、お時間がありましたら読んでいただければ幸いです。
(試験後6日後に書いたのでリアルさが売りです笑)
二次筆記試験を終えたその夜はX受験生たちとの打ち上げ(飲み会)に参加した。
一緒に受験生活を戦ってきた仲間たちとの飲みということで、この日は本当に楽しかった。(後日、一緒に参加していた方に聞いた話では、この飲み会での私はやたらとテンションが高かったようだ😂)
翌日の月曜日。
仕事を終え帰宅すると再現答案を作成。
X診断士受験生界隈では再現答案をXに投稿する文化があるのだが、当初は恥ずかしさから再現答案を投稿するつもりはなかった。しかし、作成時に感じた「この答案は私1人で作成したわけではない」という感謝の意味も込めて投稿することとした。
投稿後には、ありがたいことに何名からの受験生から
「すごい再現答案」「Xで上がっている再現答案で一番良い」
などと言っていただけた。
同じ受験生からそのような評価をいただけたことは非常に嬉しかった。
また勝負をかけた事例ⅣのNPVが4問中3問正解しており、予備校の模範回答と照らし数字が一致したときは本気でドーパミングが出た笑
事例ⅣではNPVは捨てるという作戦を取ることが多いのだが、私は諦めずにNPVを強化してきたので、その成果が本番でも発揮できたことが非常に嬉しかった。
しかし、それでも合格できる自信はなかった。
発表待ちの間は、常にモヤモヤしており、仕事中も食事中も試験の出来が気になり集中できない日々が続いた。とはいえ、R4年の発表待ちの時とは気持ちが全く違っていた。それは「本試験当日は、自分の実力の限界値までやりきった」という思いを感じていたためだ。
そして、そのような思いを二次試験の合格発表の前日にXに投稿した。
そう。完全にポエムっていうやつです笑。
ただ、合否に関わらず自分の努力を記録に残したいと思ったのですよね。
お見苦しいですが許してね🥹
そしてR6年1月11日。ついにR5年二次筆記発表の日となった。
本試験から、2ヶ月半ほど経過しておりモヤモヤの日々もついに今日で終わる!
発表はAM10時頃に中小企業診断協会のHPにアップされるのだが、
前日はあまり眠れず早起きしてしまい、とにかく緊張していた。
いつ結果を見るか悩んだが
早く合否を知りたいと思い10時ちょうどに協会のHPを確認しにいった。
HPを開くと、まず「令和5年度中小企業診断士第2次試験の筆記試験の結果について」のリンクの文字が見えた瞬間、心臓がバクバクした。意を決し、そのリンクを開き無造作に並べられた番号から自分の受験番号があるかを確認していった。正直生きた心地がしなかった。
すると・・・
「あ! あった……😭😭😭」
なんと自分の番号があったのだ!つまり合格できたのだ!!!
合格できたと分かった瞬間、思わず涙があふれてきた。
その後、何度も受験票とHPの番号を確認し、自分の合格が間違いでないことを確認するとXに投稿した。
この投稿には、1300超のいいね・200超のリプをいただき、1人の平凡なオッサンの資格試験の合格報告にここまでの反応をいただけたことは本当に本当に嬉しかった。皆様本当にありがとうございました🙇♂️
その後、Xを見ていくと、同じ勉強会メンバー・相互採点で切磋琢磨してきた勉強仲間も数多く合格しておりお互いの合格を祝いあった。一方、残念ながら不合格となってしまった仲間たちもいらっしゃったが、彼らからも祝福のメッセージをいただき、自分は本当に素晴らしい仲間たちと勉強ができていたのだなと改めて感じた。
これにて中小企業診断士受験生活・完!!と言いたいところなのですが、
これで完全合格ではないのが中小企業診断士試験なのです😅
二次試験は、実は筆記試験と口述試験に分かれており、今回合格できたのは筆記試験であり、まだ口述試験が控えているのだ。(しかも、筆記発表の10日後)
とはいえ口述は例年合格率が99%超なので会場に行けば合格すると言われている。しかし、ここでコケるわけにはいかないと思い10日間必死に対策をした。
そしてR6年1月21日。口述試験の当日を迎えた。
場所は立教大学(池袋)であった。
立教大学に入る前に、X受験生数名と池袋駅のファミレスで合流し、
お互いの筆記合格を祝い口述に向け最後のチェックを行った。
肝心の口述試験は、約10分程度で2人の面接官から事例Ⅱと事例Ⅲから2問ずつ計4問出された。しっかり準備はしたものの上手く話せないこともあり終わった後はちょっとやらかしてしまったなあと感じた。
そしてR6年1月31日。
口述試験の合格発表となった。
筆記試験の結果と同じく、中小企業診断協会のホームページに合否が発表される。番号を確認すると結果は合格🈴
口述は落ちることはないだろうとは思っていたが、これで正式に中小企業診断士に完全に合格できたことが分かると、嬉しさ以上に心の底から安堵した。
そして数日後に、筆記試験の得点結果が郵送され、気になる点数は以下の通りであった。
事例1 64点(R4 60点)
事例2 65点(R4 50点)
事例3 62点(R4 48点)
事例4 68点(R4 58点)
計 259点(R4 216点)
※合格点は240点以上
残念ながらS(スーパー)答案と言われる70点以上はどの科目も取ることができなかったが、全科目60点(合格点)以上とれたことは本当に嬉しかった。
後日、得点分析の資料をみたところ、全科目60点以上取れた受験生は合格者のうちでも16%しかいないようであった。またR4年から全科目点数が上がっていたことから、第10話で書いたスタイル変更が上手く反映できた結果で大満足であった。
こうして長い私の中小企業診断士受験生活は無事に合格という形で終えることができた。合格できたのは、支えてくれた家族と、X(旧Twitter)で繋がりを持った人たちのお陰であり私1人では到達できなかった。今後は、今回感じた思いを忘れずに、私も1人での多くの方を支援できる人間になりたいと考えています。
以上、これにて全11話で連載していた「中小企業診断士受験生ものがたり」は終了となります。オジサンの超長文ポエムにお付き合いいただき、誠にありがとうございました🙇♂️
中小企業診断士受験生ものがたりはこれで終わりますが、Xでは合格後の話〜日常のくだらないネタまで呟いているので、こんな私で良ければお友達になっていただければ嬉しいです😄
ではでは👋 皆様大好きよ〜
(完)
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