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これまでの経緯(失敗から成功へ)


いつもnoteを読んで頂きありがとうございます。

私のリアルなトレードの失敗談を述べます。

1.大きな誤解

今振り返ると、私は3つのことを誤解していたと思います。
①SNSの情報に従えば儲かる
②テクニカル分析を理解すれば勝てる
③トレードにはメンタルが大きく影響する

誤解① SNSの情報に従えば儲かる

SNSには、さまざまな情報が掲載されていることは、皆さんもよくご存じだと思います。その中には信頼できるものもありますが、同時に、胡散臭い情報が非常に多いこともまた事実です。私はIT業界で働いていたことがあり、その影響もあってか、短期的な思考に偏りがちでした。SNSの情報は、ほぼリアルタイムで更新されることが多く、その瞬間の出来事やトレンドに焦点が当てられることが多いです。そのため、私もその短期的な情報をすぐに信じてしまうことが多々ありました。しかし、振り返ってみると、その短期的な情報に振り回されるのではなく、もっと長期的な視点で情報を収集し、吟味すべきだったと強く感じています。

また、SNSの情報は、時にセンセーショナルで、注目を集めるようなものが多いです。例えば、「1週間で1000万円儲けた」などです。そのため、ついついその情報に飛びついてしまうことがあります。しかし、その情報が本当に正しいのか、信頼できるのかを確認することを怠ってしまうことが多かったのです。その結果、誤った情報を信じてしまったり、不必要な心配をしてしまったりすることがありました。

IT業界での経験から、私は効率を重視する傾向がありました。迅速な意思決定が求められる場面が多かったため、短期的な情報をもとに行動することが多かったのです。しかし、その結果、長期的な視野を持つことが疎かになってしまいました。SNSの情報も同様で、その場でのインパクトを重視するあまり、長期的な信頼性や持続可能性を見落としてしまっていたのです。

現在、私は情報収集の方法を見直し、より慎重に情報を選別するよう努めています。特に短期的な情報をSNSで集めるのはやめています。これは、SNSに限らず、日常生活や仕事においても重要な姿勢です。

以上のように、SNSの情報を扱う際には、その信頼性を確認し、長期的な視点で情報を評価することが重要です。

誤解② テクニカル分析を理解すれば勝てる

テクニカル分析を理解すれば勝てると考えていた私は、テクニカル分析の信頼性について大きな誤解をしていました。私は、テクニカル分析を駆使すればすべてのトレードを説明することができ、勝つことができると信じていたのです。例えば、テクニカル分析の代表的なツールである移動平均線は、大抵「終値」の平均値を基に計算されています。つまり、終値が確定しない限り、最終的な移動平均線を正確に求めることはできません。これは、リアルタイムでの判断を行う際には制約となり得るのです。

さらに、RSI(Relative Strength Index)などの指標も存在します。RSIは相対力指数とも呼ばれ、買われすぎか売られすぎかを示すものですが、その判断は非常に曖昧です。具体的には、RSIが70を超えると買われすぎ、30を下回ると売られすぎとされますが、その数値が絶対的なものではないため、判断が難しい場面も多々あります。トレードの上達者にこれらのことを質問したところ、「複数の指標を組み合わせて総合的に判断している」と教えていただきました。つまり、1つの指標に頼るのではなく、複数の曖昧な指標を道具として利用し、かなりの練習と経験を積む必要があるということです。

このように、テクニカル分析は万能ではなく、常に正しい答えを導き出すわけではないという現実に直面しました。特に初心者のうちは、これらの指標の使い方や意味を理解し、実際のトレードにどう適用するかを学ぶために多くの時間と努力が必要です。私自身も、その過程で多くの失敗を経験しました。そして、退場される方は、この過程で多くの資金を失っている事がわかりました。

誤解③ トレードにはメンタルが大きく影響する

トレードを始めた当初、私は期待と興奮に胸を膨らませていました。パソコンの前に座り、マウスをクリックするだけでお金を稼げるという夢のようなイメージを抱いていました。しかし、現実は私の想像とは大きく異なっていました。最初の数回は、思った通りの結果が出ず、徐々に「ウキウキ」していた気持ちが「イライラ」へと変わっていきました。

トレードはただのゲームのように簡単に利益を上げられるものではなく、むしろ心理的な戦いであることに気付きました。勝てない日が続くと、私の中には焦りや怒り、そして恐怖心が次第に芽生えてきました。心の中では「次こそは勝てるはずだ」という期待と、「また負けたらどうしよう」という不安が入り混じり、まさにメンタルなスポーツそのものでした。

トレードの世界に足を踏み入れると、私の感情は一瞬で揺れ動くようになりました。勝利の瞬間には歓喜し、敗北の瞬間には失望しました。この繰り返しが、私の心理状況をますます不安定にさせました。特に、何度も連敗を経験するうちに、私の心は「怒り」と「恐怖心」でいっぱいになりました。

「怒り」は、自分自身に対する苛立ちから生まれました。どうしてもっと冷静に判断できなかったのか、どうしてあの時に売買をやめなかったのかという後悔の念が、私の心を支配しました。そして、その怒りが次第に自己否定へと変わり、自分はトレードに向いていないのではないかという疑念が頭をよぎりました。

一方で、「恐怖心」は未来に対する不安から来ていました。このまま負け続けたらどうなるのか、投資したお金をすべて失ってしまうのではないかという恐れが、私の心に重くのしかかりました。この恐怖心は、トレードを続けることへの躊躇や、次の一手を打つことへの迷いを引き起こしました。

これらの感情は、私のトレードに対するアプローチにも影響を及ぼしました。冷静に市場を分析し、計画的に売買を行うことが難しくなり、感情に流されて無謀な取引をしてしまうことが増えました。その結果、さらなる損失を招き、負のスパイラルに陥ってしまいました。

しかし、この経験を通じて私は重要な教訓を得ました。トレードは単なる技術や知識だけではなく、メンタルコントロールが極めて重要であるということです。自分の感情を冷静に見つめ、適切にコントロールすることが、成功への鍵であると理解しました。

2.成功へのSTEP

①再現性を計算する

テクニカル分析を行わず、チャートも見なくて済むトレード方法はないかと考え、自分で研究を始めました。これを実現するためには、何らかの再現性のあるパターンを見つけ出し、それを元にトレードを行う必要があると考えました。具体的には、FXの再現性を計算で求めることに焦点を当てました。

FX(ドル円)には、「月初に買われて月末に売られる」というパターンがあるという話をネットで耳にしました。このパターンが本当に存在し、その再現性を数値的に証明できれば、テクニカル分析やチャートの確認をせずにトレードが可能になるのではないかと考えました。そこで、この仮説を検証するために計算を始めることにしました。

まず、月初に買われる理由について考察しました。月初には多くの企業が資金を調達するためにドルを買うため、ドルの需要が高まるということが一因として挙げられます。これに対して、月末には利益確定や決算期に向けたポジションの調整が行われるため、ドル売りが増えると考えられます。

次に、このパターンを数値的に検証するためのデータを集めました。過去15年分のドル円の4本値を集計し、月初から月末にかけての値動きを分析しました。このデータを元に、日々のドル円レートを比較し、どの程度の再現性があるかを確認しました。

計算の結果、確かに「月末に売られる」というパターンがある程度確認されました。この再現性を活用することで、テクニカル分析やチャートの確認を行わずにトレードを行うことが可能になると考えました。

②リスク分散(複数のトレードルールを採用)

資産運用において、リスク管理は非常に重要です。特にトレードを行う際には、リスクをどのように分散させるかが成功の鍵となります。私が実践しているリスク分散トレードについて紹介します。

まず、私は資金を複数のトレードルールに分散させることにしました。具体的には、資金を8つの異なるトレードルールに分割して運用しています。このアプローチを取る前は、一攫千金を狙うような高リスクのトレードを繰り返していました。しかし、そうしたトレードはメンタルに大きな負担をかけ、結果として冷静な判断ができなくなることが多かったのです。

そこで、方針を「コツコツ資金を増やす」トレードに変更しました。この方針転換により、メンタル面での負担が大きく軽減されました。以前はトレードをするたびにドキドキしていましたが、現在では冷静沈着にトレードができるようになりました。この冷静さは、トレードにおいて非常に重要です。冷静であることで、自分がイメージした戦略を1つ1つ確実に実行することができるようになります。

具体的な例を挙げると、ある日のトレードでは、市場が急激に動いた瞬間がありました。以前の私であれば、パニックになって適切な対応ができなかったかもしれません。しかし、現在の私は冷静に市場の動きを分析し、自分のトレードルールに従って適切な判断を下すことができました。その結果、大きな損失を避けることができただけでなく、むしろ利益を上げることができました。

また、複数のトレードルールに資金を分散させることで、1つのルールが不調でも他のルールでカバーすることができます。これにより、全体のリスクを大幅に減少させることができました。例えば、あるルールが一時的に損失を出しても、他のルールで得た利益でその損失を補填することができます。このように、リスク分散トレードは非常に効果的な戦略と言えます。

このようにして、私はリスクを管理しながらトレードを行うことで、安定した収益を上げることができるようになりました。もちろん、トレードにはリスクが伴いますが、適切なリスク管理を行うことで、そのリスクを最小限に抑えることができます。これからも、リスク分散トレードの重要性を意識しながら、安定した収益を目指していきたいと思います。

3.トレードルールの紹介

このような経緯で開発したトレードルールは、こちらです。
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