8月15日

こんばんは、こととらです。
太平洋戦争関連の映像を大量に見てきた私にとって、
そして昭和生まれで物心ついた時にはまだ戦争について話を聞く機会があった私にとって
8月15日は特別な日です。

終戦から77年。
戦争を経験してきた方、特に従軍経験のある方から戦争について話を聞くことはかなり難しくなっています。

日本人は平和ボケ、と言われますが、太平洋戦争の凄惨さを見る限り、平和ボケの何が悪いのかと思う。

最近の日本を見ていると怖いです。
太平洋戦争前夜の大日本帝国を見ているかのよう。
日常は最も簡単に壊されるんです。
壊されたものは元に戻しにくい。
新しい形に生み出すほうが簡単。
でもその新しい世界に、大切な人がいるとは限らない。

どうか、これからも平和が続きますように。

そして実は8月15日は私の幼馴染の誕生日でもあります。
彼女は数年前、胃癌で旅立ちました。
いつでも会えると思って、年賀状に今年こそ会おうね、と書いたコメントに、訃報を知らせるご家族からのお手紙。
あの時の衝撃は忘れられません。
まこちゃん、大好きだったよ。
幼い日、まこちゃんがいたから救われた。
なのに私はひどいことをした。
きっといっぱい傷付けた。
謝ることもできずにごめん。
感謝も伝えられずにごめん。
いつでも会えると思わないで、会いにいけばよかった。
私にとっての8月15日は、大事な人が生きている、その奇跡を、再認識する日なのだと思います。