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残酷物語

助けたいっていうのは本当に簡単だと思う。
ただ、この動画を見るとこの競走馬たちの命を救うって大変なことだし、難しいことなんだなって思う。

私が小さいころに碑文谷公園内にあった動物広場でポニーの乗馬教室というのがあり2度ほど参加させてもらったことがある。期間がきまっていてその間は一週間に1度だったか2度だったか乗馬教室が開催されて馬にも乗るが、馬の世話までがセットの乗馬教室だった。ポニーとはいえ子供から見たらやっぱり大きい。ポニーの部屋の掃除、ブラッシング、蹄鉄がはまってる蹄の掃除。水の入れ替え。あれはいい体験だったと今でも思う。

富津の乗馬クラブ

5年ぐらい前にスーパーへ宣伝にきていた富津の乗馬クラブの無料乗馬体験に子供を連れて行った。そこで出会ったのは

サーフィンサファリ

サーフィンサファリ。あれ?聞いたことある。という人は、競馬ファンですね。
ここで初めて、「元競走馬がこういう乗馬クラブへ来ることも本当にあるんだな」話には聞いたりしていて知ってはいたものの、みたことはなかったので元競走馬に触れられたのには感動してしまった

動画を見てから思ったことは、この子はたまたま乗馬クラブへの適応があったから生きながらえた子だったんだなと。5年前にいても、今いないかもしれないと思うとちょっと複雑でもある。

乗馬クラブを利用しようとするとかなりの値段がかかる。それは仕方ないことだと思う。馬の世話、馬のご飯代、蹄鉄をはめたり、蹄の手入れ代、病気になれば獣医に見せるための治療費、診察代、色々と金がかかる。利用するためにはそれを多少なりともそういう代金に含まれているのだから高く手も仕方がないと思う。

サーフィンサファリ。元気でいてくれたらいいな。5年前の話だし。

動画の渋谷さんも同チャンネル内でも説明していたけれども、乗馬クラブ以外にも観光地で馬に乗れます的なものなどを積極的に利用したりするというのも元競走馬たちの第二の余生を過ごせる頭数は増えてるだろうし、碑文谷公園などのポニーの乗馬などをしているところへ行って積極的に利用しお金を落とすというのも彼らの命を長らえさせることができる手段なのかもしれない。

銀の匙という漫画の中で主人公の友人の家で飼っていた馬を手放すシーンが出てきた。その際も動画内で話しているような内容と似てるセリフが出てきたと思う。

サーフィンサファリが今もそこにいるか?わからない。でも、一度でもサーフィンサファリに会えたこと、乗れたことはよかったと思う。

少しでも乗馬クラブへ登録したり、観光地にあるような牧場で訪れてお金を落としたりすることで、一頭でも多くの競走馬が余生を送れるようになると思う。ただ、それだけでは完全に解決できない話でもある。けがをしたら?馬がどんどん年取ったら?毎年新しい引退馬がでてくるとか考えたらそれだけじゃ解決しないと思う。

もちろん、競走馬以外にも馬がいるということを知っておいた方がいいと思う。小さいもので身近に聞くのはポニーだと思う。ほかにも馬の種類が多数いて他の馬たちもサラブレッド(競走馬)と同じように余生を過ごせるようにしてほしいと思う。

動画は最後まで見てほしい、肥育業者さんの「残酷物語だよ」という言葉。
競馬の闇の部分を知っていくうちに「愛馬」という言葉を使わなくなって「所有馬」という言い方に変えていった渋谷さん。
二人のいろんな感情が伝わってくる感じの動画だと思う。

寿命を全うできる馬が極わずか。
考えさせられるなぁ


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