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無題

さて、日本の二度目の立替はどのような形で開始されるのであるか。
日本に先ず来るものは国家財政の破綻であり、悪魔の謀略による物価のつり上げ、つまり、生活難の襲来である。
その結果、人民大衆は生活苦に耐えかねて大衆運動を起こし、それはやがて暴動と化してくる。
神示に予言されている如く、烽火は先ず、東京大阪等の大都会からあがり、連鎖反応によって全国各地に拡がってくる。
その結果、日本全土は内乱暴動のちまたと化してくる。
この暴動は日とともに激烈化して、遂には政治的革命運動となり、凄惨悲壮な同胞相打つ内乱となる。
かくして血肉相食む斗争は相当永い期間続くであろう。
人民大衆の生活は一体どうなるのであろうか。
先ず第一に、金(カネ)の時代が崩れ、金の威力がなくなる。
つまり金では物が買えなくなって貨幣制度が潰れることになる。
第二は私有財産制度が崩壊して物を独占することができなくなる。
この事は、現在のような運・不運のある人間生活の根本的な変革である。
つまり貧富の差がなくなることである。
この事を神示にはすべてのものを一旦は「天地へ引き上げる」と示され、又、「成金の悪の身魂が真逆様に地獄のドン底へ落ちて苦しむぞよ」と示されているのである。
かくして、「強い者勝ちの悪魔ばかりの世」は潰れる事になる。
しかし、それだけで直ちにミロクの世が来るのではない。
世の終わりの大苦難はそれから始まるのだ。
成程、「金と物」とを独占した悪魔の人民支配は潰れるのであるが、人民の生活体系はバラバラに壊れてしまうのであるから、生きることそれ自体が容易でなくなってくる。
暴動・内乱によって大混乱に陥って、今度は悪魔が一つになって日本に上陸してくる。
そうして日本全土を分割占領することになる。
かくして日本の人種を絶滅せんとする悪魔の最後の手段がとられるのだ。
その為、日本全土は地獄・修羅の巷と化してくる。
即ち日本は、大自在天系の悪魔と、偽盤古の系統の悪魔とに占領されて殆ど滅亡状態にまでなってくるのである。
この段階までくると、日本人民の衣食住生活はズタズタに寸断されて、原始的生活に入らねばならなくなる。
悪魔の蹂躙から逃れるためには、人々は山に入り谷にかくれて、自活・自給の生活をせねばならないのだ。
少なくとも、神様の御用に使われる身魂は、この様な生活を一度は体験する事になるのである。
余程の信仰と覚悟と体力がない事には、この難関は突破出来得ない。

(泉田瑞顕師遺稿)

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