2019の映画とドラマ

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2019年。
映画ファン、海外ドラマファンにとって、今年は壮大な年だった。

2008年から始まったマーベルの映画シリーズ(MCU)が22作目の「エンドゲーム」で一区切り。(フェーズ自体は23作目で一区切り)
そして、2011年から始まった超ド級海外ドラマ「ゲームオブスローンズ」が最終章を迎えた。

個人的に、この二つは面白い関係性であると思っている。

そもそも、「ヒーロー映画」というのが映画界的には少し異質なものでもあった。
どうしても、子供が観るようなファンタジー作品が多く、言い方を選ばず言えば、「ショボかった」、、、

そんな中、
サム・ライミのスパイダーマンが2002年。
ノーランのバットマン。「ダークナイト」が2008年に公開され、少しづつ今までのヒーロー映画というものから、テーマ性を強めた映画として作られていった時期。

そんな映画界、視聴者の関心も温まった時期にマーベルが「アイアンマン」を公開した。
そして、アイアンマンのヒットに続き、様々なヒーロー映画を制作し、そのヒーローたちがクロスオーバーする世界観を作り上げた。
「マーベルシネマティックユニバース(MCU)」

まさに映画の連続ドラマ!!

さらに、面白いのは各々の作品のテイストが少しづつ違い、飽きさせない。
サスペンス風、コメディ風、異世界魔法風、、、
しかし、2008年から始まり2019年で11年。20作を数える程に。
この、映画で連続ドラマを続けるということは、個々のヒーローのファンの増加を生みつつも新しいファンを拒む戦略でもあったように思う。

そして、2011年から始まったのはゲームオブスローンズ。
連続ドラマでありながら「映画レベル」の予算をかけ、まさに映画をみているよう。

映画から連続ドラマを進めたMCU。ドラマでありながら映画レベルのスケールを目指したゲームオブスローンズ。
その二つが奇しくも2019年の春に終わりを迎えた。

アイアンマンであるトニースタークから始まったMCUは、22作目エンドゲームでスタークの死で完結する。
23作目のスパイダーマンではスタークの意思が描かれる。
ゲームオブスローンズも一話目からスタークの話だった。
最終話、ラストカットでは各々のスタークは各々の生き方を進める。

映画とドラマ。
各々の方向から各々の形態を目指し、同じ時期に一区切りした2つの傑作。
どちらもスタークの話だった。

そして、マーベルは今やディズニー傘下。
スターウォーズもディズニー傘下。
そのスターウォーズも今年、終わりを迎えた。

3つの超ド級エンターテイメントが同時に終わりを迎えた壮大な年。
2019年。

スターウォーズに関しては、また後日。

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