絶好のタイミング

12月発行予定のZINEのコラムページに、以前書いた「珈琲美学アベ」訪問記を載せるつもりでいた。

ZINEの完成直前、阪神梅田本店の催事「純喫茶ハンシン」に珈琲美学アベが出店することを知る。直接掲載許可をもらいに行くチャンス到来と催事を待ちわびていた。

許可取りがスムーズに進むように、事前に掲載予定の完成原稿と会いに行くと書いた手紙を添えて送り、いざ催事へ。

珈琲美学アベのイートインを待つ列

阪神の優勝セールが始まったこともあり、会場はごった返していた。珈琲美学アベのイートインスペースも盛況。午前中なのに、常時数人のお客さんが並んでいる状態だった。ドキドキしながらイートインを待つ列に並ぶ。推し活などで応援している人と直接会うときってこんな気持ちなんだろうか。待っている間、脳内で伝えたいことを反芻する。

5分も経たないうちに私の順番が回ってくる。幸い話しやすい一番奥の席に通して貰えた。提供メニューは名物メニューのモカクリームオーレのみ。モカクリームオーレが運ばれてくると、店舗と同じく「注いでいる動画を撮りますか？」と聞かれる。スマホを構えて準備したものの、録画ボタンを押したつもりがブラウザを立ち上げてしまい失敗。練習しておきゃなきゃね。

マスターの安部芳樹さん

モカクリームオーレを味わったあと、マスターの安部芳樹さんに「手紙を送ったんですけど……」と伝えたら「あなただったの！」と良いリアクションが返ってきた。「手紙の子が来た」とスタッフもざわついていたので、情報共有されていたのだろう。

手紙に山之内遼さんの写真を同封したので、男の子が来るのだと勘違いしていたらしい。私が出した手紙を会場に持ってきたよとマスターが見せてくれた。恥ずかしい。でもありがたい。

ZINEへの掲載は快く承諾してくれた。事前に手紙を出していたからスムーズにいったのだと思う。発行を楽しみにしてくれる人が増え、エネルギーが回復した。

松本での心残りも回収された。