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いいちこアンバサダーとして
ひと息の飲みもの: いいちこ下町のハイボール
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帰宅してひと息。
私はいいちこアンバサダーをしている。といっても、ただ、いいちこにメールアドレスを登録したメルマガ会員にすぎない。
いいちこは、私の実家、大分県の麦焼酎だ。三和酒類株式会社の商品である。
東京に出てきて初めて日比谷線に乗ったとき、電車の中にiichikoパーソンのお酒の広告が、美しく凛としたたたずまいで、こちらを見つめていた。これからの新生活が不安でいっぱいの中、故郷から応援されているような気持ちになった。
大学の最寄り駅に着くと、大きなiichikoのポスターがあった。私は、この美しいポスターを故郷では見たことがなかった。
やたらと哀愁のあるTVCMは耳にタコができるほど観たことがあったが。
河北秀也氏が長年デザインに携わっている、いいちこのポスター。
おおきな広告写真の中で、いいちこの瓶はどこだ?と探すほど小さい。広告としての意味をなさないくらいなのに、37年目。このようなデザインになってから37年の月日が経った今、駅にある一定の期間貼られるこのポスターがひと目で「いいちこ」のものだとわかるようになった。
ちなみに大分空港に大きく出ている広告は、二階堂酒造の「二階堂」なのだ。そこで、私はまたこの故郷にはいられないな…などと洗練された都会を求めて飛行機に乗るのだった。
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書いた人
comori
自称ひきこもりだが、現実はひきこもりたいと願いながら働く会社員。実は、歌を歌うことで、米代を稼いでいる。
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