本当の大人は「怒らない・苛立たない」

久しぶりの投稿になります。しばらく投稿をお休みさせていただいてる間にも、たくさんの方からフォローやスキを頂き、とても感謝しております。


 さて、さっそく本題に入らせていただきますが、皆さんは他の人に対して怒られたり、苛立ちを感じてしまったことはありませんか?私は、怒ったり苛立つようではまだまだ大人とは言えないと思います。

 まず、相手に対して怒る、苛立ちを感じる理由について考えてみましょう。

        ・自分に非はなく、明らかに相手が悪い場合。

        ・自分にも非があることは分かっているが、怒らないと反省しない場合 

        ・自分の立場を示すために、ちょっとしたことでも怒る。

といった具合でしょうか。

 1番目に関しては、あとで詳しく説明します。2番目については最後に少し触れさせていただきます。3番目については説明する必要もないくらい論外ですね。年齢=立場が高い。ではなく経験が多い=立場が高い。ということを理解しておられない方だと思います。相手よりもその物事に対する知識が豊富な場合は、自分がわざわざ立場を示さずとも、相手が自分に敬意を持ってくれるものですから。(相手が自分の子供という場合なら理解できますが....)


 では、『なぜ自分に非がなく、明らかに相手が悪い場合』でも怒ることはよくないのでしょうか?

それは、自分に非がないことなど、ほぼないからです。例を出して説明してみましょう。

  ・相手がミスをした場合

   ⇒相手がミスをするかもしれないと考えなかった自分にも非があります。先にミスする可能性があるという事に気づき「ここを注意してね。」と念を押しておけばミスは防げたかもしれません。もしも、それでもミスをした場合においても、注意の仕方を変えていれば大丈夫だったかもしれません。

  ・会議などで遅刻する場合

   ⇒行く前に一声かけてあげたり、一緒に会議室へ向かうことはできなかったのでしょうか?もしも、会議までの資料作りであれば、それに気づき手伝ってあげることはできなかったのでしょうか?(『自分も忙しかったから』は言い訳になりません)

 このように、相手のミスは自分のミスでもあります。相手だけのミスということは絶対ないといっても過言ではありません。簡潔にまとめると、その相手への思いやりが足りなかったというところが自分自身の反省点だと思います。

 私はこのように考えだしてから、人に怒ることができなくなりました。
しかし、勿論例外もあります。それは、人への思いやりが足りない人や、非常識的な考え方をしている先輩や上司に対しては怒ります。

 なぜなら、人への思いやりが欠けている人は、他の人を傷つけている可能性があり、怒るという動作により傷をつけられている人の心を多少ですが落ち着かせることに繋がるからです。先輩や上司に対しては、普段と違う「怒る」という動作をしないと聞く耳を持っていただけない場合があるからです。


◎ここでひとつ面白い作品を紹介しておきます

うちの家はみんなが悪い

 きょう私が学校から帰ると、お母さんが「お兄ちゃんの机を拭いていて金魚鉢を落として割ってしまった。もっと気をつければよかったのに、お母さんが悪かった」と言いました。するとお兄ちゃんは「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」って、言いました。

 でも私は思い出しました。きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき私は「危ないな」って思ったのにそれを言わなかったから、私が悪かったと言い出しました。

 夜、帰ってきてそれを聴いたお父さんは「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、丸い方ではなく四角い方にすればよかったなあ。お父さんが悪かった」と言い出しました。そしてみんなが笑いました。

 うちはいつもこうなんです。

 うちの家はいつもみんなが悪いのです。    』

(参照:「今週の倫理」681号 社団法人倫理研究法人局) )

 最後に…怒ってはいけないもう一つの理由があります。怒られた時って「怒られた」という意識のほうが強く、自分自身の行動についてすぐに反省できる方は少ないと思います。怒らずに理由も一緒に細かく説明された方が反省はできます。

 怒らないと全然直らないし、反省しない!って言われる方も多いでしょう。でもそれはまた怒られるからという考え方で終わっているのです。したがって、また他の仕事でミスをします。

 ではどうすればよいのか?…それは、優しく指摘及びその理由を説明し、同じミスを繰り返さないような工夫も一緒に考えてあげてください。いちいちそんな時間ないと思わないでください。大丈夫です。慣れてくると自分一人で対策を考えれるようになります。

『相手への思いやり!相手の立場に立って行動!』
慣れるまで非常に疲れますが、そのうち自然にできるようになります。


非常に難しいことではありますが、とても大切であり一人でも多くの方に早く気付いていただきたいと思っております。

*文章がかなりぐたぐたで読みにくいものになってしまい申し訳ありませんがご了承ください。

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