思春期息子との貴重な時間その3
令和5年度 農業ふれあい体験〜農地で遊んで農業を学ぼう〜
先日、こちらに小6発達でこぼこ息子と参加してきた!全3回体験できるうち、今回が最後
その1は▽こちら▽
その2は▽こちら▽
今回のテーマが
『炭化器(たんかき)ってなぁに?農業分野における“脱炭素”の取り組み』
果樹農家さんが、剪定した枝を処分するために、今までは“野焼き”が行われてきたが、燃やすことで二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されてしまうため、問題となっていた。
そこで登場するのが『炭化器(たんかき)』
ステンレスで出来た直径1.5mほどのボウルのような形で底に穴が空いている。
これを地面に置き、中に剪定した枝を入れて燃やし、蓋をすることで、煙の発生を抑えることが可能。
短時間で炭をつくることができ、できあがった炭には良い効能がある。
樹木は成長しながら二酸化炭素を吸収するが、焼却すると大気中に放出されてしまう。
それを炭にすることで、二酸化炭素を閉じ込めることができるらしい。
また、この炭を土壌に撒くことで、土壌改良の効能も!
炭は大小多数の穴が空いており、水や空気の通り道としてや養分を蓄えることも可能。
微生物の住みかにもなり、微生物が元気に活動することで、ふかふかの土壌になり、樹木の成長を促すのだそう。
そんなことを教えていただいた後は、親子で飾り炭を作る体験。
用意してくれた竹や松ぼっくり、クルミやどんぐりの中から好きなものをチョイスして、おせんべいの空き缶に敷き詰める。
私と息子がチョイスしたのはこちら↓
蓋を閉めたら、針金で蓋が開かないように十字に縛る。あとで、取り出しやすいように輪っかを作っておくのがポイント!
あとは炭化器の中に缶を入れ火を付け待つだけ。
待ってる間のお楽しみ。
焼きチーズと焼き芋
細い竹の先にチーズを刺してもらって、炭化器の火の上で炙る。
少し溶けてきた頃が食べごろ。
焼き芋は、炭化器の温まった炭と炭の間に投入。
この日は強風でめちゃくちゃ寒かったので、ほくほくの焼き芋が温かくてすごい良かった。
さて、飾り炭はどうなったかな?
缶を濡らしてから開けてみると、こんな感じ!
少し燃えすぎて崩れてしまったものもありましたが、竹や松ぼっくりは真っ黒な炭になってくれた。
とにかくものすごい強風と寒さなのに、薄着で行った息子は、「寒い!寒い!」と大騒ぎ。
炭化器のそばは温かいものの、煙で目が痛くなり涙が止まらない。
私なんて、何故か鼻水も止まらなくなり、顔はぐちゃぐちゃ。
3回目の今回は、なかなか大変な日だったけれど、飾り炭のおみやげと農業や環境について知ることができたのがとても良い体験だったなと思う。
今後も、子ども達に農業の事を知ってもらえるようなふれあい体験の場を作ってくださるようなので、今度は娘と一緒に体験してみたい。
57/100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?