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マスターデュエルから始めた人のための現代シャドール講座

こんばんは。遊戯王マスターデュエルがリリースされましたね。
色んなデッキが組めるので何を組もうかと悩んでしまいますね。

さて、その中でも私がお勧めしたいデッキはシャドールです!
2014年ごろに遊戯王をしていてシャドールに思い入れがあったり、パックを買ってたらたまたま揃ったりした人はもう組んでいるかもしれませんね。
これから組む人、組んだけど勝てないよって人のためにシャドールの魅力と戦い方を語っていきます。

シャドールを組む理由

今のランクマッチには色んなデッキがいますが、その中でも多そうな【エルドリッチ】【閃刀姫】【鉄獣戦線】とかに有利です。
そして明確に不利といえるデッキは【エンディミオン】くらいで、結構立ち位置が良いデッキと言えます。
【電脳界】【ドライトロン】などの展開テーマに対しては誘発を投げたいですが、誘発は【エルドリッチ】などに対しては腐りがちと言う欠点が有ります。しかしシャドールはそれらを融合素材に出来るため、シングル戦でも誘発を積みやすいです。
そしてテーマの特性上、罠系やミッドレンジ相手なら後攻からでも結構捲れます。
連勝記録を伸ばすのにはあまり向いていないかもしれませんが、ランクマで勝ちを積み重ねるデッキとしては結構適性があるんじゃないかと思います。

それと悪堕ち、人形化がテーマなので、そういうのが好きな人にもオススメかもしれません。

カードの解説、デッキの動き

それではまずは知らない人のためにシャドールカードから解説していきます。
基本的にはモンスター→魔法→罠の順に行く予定ですが、シャドール魔法罠だけは先に解説します。

影依融合(以下影依)

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相手の場にエクストラから出たモンスターがいる状況で通ればそのまま勝てると言っても過言ではない、デッキのキーカードです。
ただそれだけに易々と通してくれるものではありません。
そしてその効果のせいで、相手の場に何もいなくても灰流うらら(以下うらら)によって無効にされてしまうという弱点を抱えています(影依にチェーンして相手のエクストラからモンスターが出てくるかもしれないからという理屈)。
しかもうららによって無効にされたらもう一度使うことは出来ません。
「発動を無効にする」と書かれているものであれば、2枚目を持っているならそのまま使えたりするのですが、うららは「効果を無効にする」と書いてあり発動自体はもう既にされているため1ターンに1度しか発動できないという制限に引っかかってしまうのです。
なのでうららに気をつけて使いましょう。
具体的にはうららを使ってくれそうな他のカードを先に使って釣ることや、他の融合であれば先に聖魔の乙女アルテミス(後述)を出してからネフィリムを融合召喚したいシーンでも、あえて出さずにアプカローネを出すことによって影依を無効にされたとしても召喚権を使っていないのでシャドールをセットすることが出来るようにする、などです。
リスクのあるカードですが、リターンは莫大なので頑張って通してください。
3積み推奨ですが、一旦墓地に落とせばいくらでも回収できるため2積みとかにして普通の《融合》を入れて代用してもいいです。


神の写し身との接触(以下エルシャ)

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エルシャドールフュージョンと読みます。読めません。
速攻魔法になっただけの融合ですが、速攻魔法になるということは非常に多くのメリットがあります。
シャドール融合体は妨害効果持ちが多いので、それを活かせるようになるというのは勿論のこと、

・墓地に送られた下級シャドールの効果を相手ターンに使える
・因果切断のような除去やスキルドレインのような無効に対応して使うことで、相手の目論みを崩しながら展開出来る
・魔封じの芳香や王宮の勅命といった致命的な永続罠を使われても、チェーンして使うことができればそのまま展開出来る
・メインフェイズにしか発動出来ないカードが相手の場にある時、スタンバイに融合することで相手がそれを使えるようになる前に対処する

などなど…
便利度がめちゃくちゃ高くて、影依よりも初手に握りたいことが多いカードです。
3積み必須です。


影依の儀典(以下ルーク)

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なんか凄いこと書いてる永続罠です。シャドールークと読みます。
直接攻撃出来ないデメリットが付くものの、お互いのターンに墓地融合し放題というのは中々イかれたこと書いてると思います。
これが対象に取らない墓地送りをしてくれるおかげで、対象に取れないとか破壊されないとかモンスター効果を受けないのような厄介な耐性持ちでもそれが自分のエクストラデッキに入っているシャドールと同じ属性であるならば意に介さなくなっています。
とりあえず慣れないうちはこれを構えることを最優先にしておけばとりあえずなんとかなるでしょう。
永続罠故に割られてしまうと融合出来ない、メインフェイズにしか使えないため融通が効かないという欠点もあるため、確実に融合を通したいような状況であればエルシャを優先しましょう。
1枚あれば回るので最低限1枚でいけます。除外されることを警戒するなら2枚入れましょう。


影光の聖選士(以下インカネ)

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レーシャドールインカネーションと読みます。読めないのでいつもフルネーム忘れてます。
融合するカードとは違い初動に貢献はしないものの、融合体を蘇生すれば妨害になりますしエクストラ以外からリソースを捻出出来るのは貴重です。
持久戦になった時に融合体でこれを延々拾い続けて勝てるゲームも存在します。
墓地効果はリバース効果をセットしたターンに発動したり相手ターンに発動したり、裏側にすることでスキルドレインや禁じられた聖杯などの無効カードをかわしたりと柔軟な動きが出来ます。
1枚の人が多いですが私は2積み推しです。2枚あれば1枚は墓地効果を気軽に使えるためです。

影依の原核(以下ルーツ)

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墓地に行くとシャドール魔法罠を回収出来ます。
主な用途は

1.芝刈りで纏めて落として融合を拾う
2.無効効果を持っているモンスターの前で影依を使い、無効にされてからルーツを落として影依を拾いもう一度使う
3.リザードを素材にネフィリムを出す時、既に召喚権を使っている場合にルーツとルークorエルシャを落として相手にドローさせずに妨害を構えにいく
4.アナコンダでエルシャを使ってネフィリムを出して、ネフィリムの効果でルーツを落としてエルシャを拾う

色々便利ですが素引きはかなり嫌なカードです。
60枚シャドールなら必須で40枚は好みでって感じです。

シャドール・リザード

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墓地に送られた時に、別のシャドールを墓地に送るシャドールです。
とりあえず手札に持っておいて、エルシャで融合した時などに状況に合わせて最適なシャドールを墓地に送ることが出来ます。
とりあえず1枚は手札に持っておきたいです。
リバース効果はインカネで相手ターンに使うことでフリチェ除去として機能します。
また、ルークのような墓地をコストにするカードを使いたいけど墓地が足りない…という時に使うと墓地が足りるようになるので便利です。


精霊の翼ウェンディ

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闇から解き放たれたらクソ強くなったウェンディです。
墓地に行ってもリバースしてもデッキからシャドールを特殊召喚します。
一見同じようですが、リバースした時は表でも裏でも出せるという違いがあります。
次の手に繋げるorリンク素材になってくれやすいので、融合出来なくてもウェンディ+罠や手札誘発と構えておけるならなんとかなりやすいです。
3欲しいところですがデュエル中に効果3回使うことはまずないので2でもいいです。


影依の巫女エリアル

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シャドールを組む意義その1です。
墓地に行った時の効果で墓地を3枚除外します。
これを連打して墓地をボロボロにしてるだけで勝てる対面がいくつかあるので、シャドールを組むアイデンティティ足りうる存在だと思っています。
具体的には閃刀姫やエルドリッチ。この辺に有利を取れているのはエリアルのお陰です。
リバース効果は主にリンク召喚に繋げるために使います。
インカネのコストで除外したシャドールをそのまま帰還させることが出来ます。
ネフィリムを出せれば美味しいです。
2枚ないと対エルドリッチが安定しないため、2枚必須だと思ってます。
3枚目は持て余しがちなのでなくていいです。強欲で貪欲な壺を入れるならワンチャンあります。

シャドール・ヘッジホッグ

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リバースでシャドール魔法罠サーチ、墓地に行ったらモンスターサーチ。
まあ書いてることそのままですね。デッキを回して継続的に融合できるようにします。
リバース効果も融合魔法がない時とかに重要でよく使います。
2枚でも十分ですが3枚あってもいいです。

シャドール・ビースト

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墓地に行ってもリバースしてもドローします。
このカードを墓地に送らなければいけないという状況は、見えているカードだけでは盤面を解決できない時か他に墓地に送るものがない時くらいですが、このカードの価値はその他にもそのレベルにあります。
融合にチェーンして増殖するGを発動された時、融合体をリリースしてこのカードをセットすることで、墓地に送った融合体の効果を発動出来ます。
打点が高く、リバースした時のリターンが大きいため、既に融合出来ている状況ならウェンディで持ってくることが多いです。
上級のため普通に召喚してリンク素材などに出来ない点が取り回しが悪いという欠点があるため、私は1枚派です。その辺を気にしないのなら増やしてもいいと思います。

シャドール・ドラゴン

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魔法罠を破壊します。
墓地効果で魔法罠を割れるので、スキルドレインへの対策がメインギミック内で取れているのもシャドールの強みと言えます。
リバース効果のバウンスは、破壊耐性を持ったモンスターなどに対してインカネでひっくり返して使うことがあります。
1枚の人が多いです。私も1枚なことが多いですが、シングル戦でエルドが多そうな環境ということを考えると2枚でもいいかなもと思います。

星なる影ゲニウス

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ネフィリムやリザードなどで墓地に送れば、1ターン相手モンスター1体の動きを止めることが出来ます。
相手の起動効果を使えなくさせられるので、ネフィリムを妨害として使いやすくなります。
自分ターンに落とせば、融合を通すためのつゆ払い的な働きが出来ます。
割と賛否分かれる(非の方が多く見える)カードですが、鉄獣戦線が多い環境ということもあり私は採用する方が好きです。
入れても1枚ですが。

シャドール・ファルコン

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かつてはシャドールの貴重なリソースカードでしたが、蘇生はインカネが場にカードを増やすのはウェンディが担った今役割は薄いです。
入れておくと昔のようにリソース確保したり相手の除去からの攻撃で死にそうな時にウェンディから呼んでライフを守ったりとそれなりの活躍はしてくれます。
あとチューナーなのでシンクロ素材に出来るという長所があります。出す筆頭のフルールドバロネスはまだ実装されてないらしいですが…

シャドール・ハウンド

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表示形式を変更する効果です。
インカネーション3枚目としての役割と、相手の攻撃を止める役割があります。
どちらもピンポイントなので、相手の攻撃を止める必要のある環境だと採用価値あると思っています。
マスターデュエル環境だとあんまりそういう機会ないです。

エルシャドール・ネフィリム

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これがないと話になりません。シャドールの軸とも言える存在です。
出たときに好きなシャドールカードを墓地に送って妨害や展開の起点にできます。
2枚あれば回りますが、3枚あった方が楽です。
特に対【エルドリッチ】においては3枚あることが重要になります。

エルシャドール・ミドラーシュ

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これを立てるだけで勝てる対面も存在するカードです。
シャドール使いはミドラよえ〜と言ってシャドール使われる側はミドラ強いって言うのがテンプレのようになっていますが、弱いと言いつつもこれがないと勝てない対面は多いので必須です。
弱いとは思ってますが、シャドールを組む意義その2とも思ってます。
1枚あれば回りますが、【電脳界】など2枚あることが勝ちパターンに繋がる対面も割と多いため2枚あると良いことが多いです。
一度無効にされたりして対処された後もう一度出したいという機会は結構多いです。

エルシャドール・アプカローネ

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昔のシャドールは知ってる、って人からしたら馴染みがないであろうシャドールです。
無効効果は永続的に無効にするので、永続魔法罠などを紙切れに出来ます。
そして墓地に送られた時の効果が重要で、必要なカードをサーチor墓地送りできます。
墓地のカードを拾ってそのまま墓地に置くことも出来るので、エリアルの効果を使いたいのに使い切ってる!みたいな時も安心です。
地味に戦闘破壊されないので壁としても優秀です。

エルシャドール・シェキナーガ

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環境に地属性がそれなりにいること、効果とステータスが強いことから光闇以外の属性の融合の中で1番優先度が高いと言えます。
緊縛プレイが好きな人におすすめです。

シャドール・ネフィリム(以下リンクネフィ)

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シャドールのレシピを見ると大体入ってないですが、あるとないとでは結構違うため個人的には一押しです。
具体的には前書いたのでよければどうぞhttps://note.com/kotomutsuminote/n/n966e90880ee5
かいつまんでいうと、ウェンディが放置された時にこれがあるとないとでは全然違うよね?って感じです。


シャドールの基本的な動きは、

手札
融合、光属性モンスター、シャドールモンスター→
融合発動、光とシャドールを素材にネフィリムを融合召喚。
ネフィリムの効果で影依の儀典を墓地に送る。
ネフィリムを素材にグラビティコントローラーをリンク召喚。ネフィリムの効果で影依の儀典を手札に加える。


融合、光属性モンスター、シャドールリザード→
融合発動、光とリザードを素材にネフィリムを融合召喚。
リザードの効果でウェンディを墓地に送り、ネフィリムの効果で影光の聖選士を墓地に送る。ウェンディの効果でヘッジホッグを裏側で特殊召喚。
聖選士の効果でヘッジホッグを表にして影依の儀典をサーチ。
ヘッジホッグとネフィリムでアナコンダをリンク召喚。
アナコンダの効果で円融魔術を落とし、アナコンダとウェンディを除外してミドラーシュを融合召喚。

だいたいこんな感じです。

要するに、とにかくエルシャドール・ネフィリムorアプカローネを出して、それを素材にリンク召喚することで妨害魔法、罠を手札に加えるという感じです。
正直実際回した方がわかりやすいので一回回してみることをお勧めします。
シャドールは色んな動きがあるので、何度も回していい感じの動きを探してみてください。
マスターデュエルに1人回し機能が実装されるのを待っています。


サンプルレシピ

格安シャドール

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シャドール以外のURはアナコンダのみ、SRもPSYフレームギアガンマのみとなっています。
資産ないけどとりあえずシャドールの動きを覚えたいという人は、これを回して慣れておくといいと思います。

代表カード紹介
結晶の大賢者サンドリヨン

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召喚時に聖なる法典(魔法使いを素材に含まないといけない融合)をサーチします。
本体が光なので、シャドールモンスターを何か引いていればそのままネフィリムが出せます。
闇属性でないシャドールは魔法使いではないので、エリアル+ウェンディとかで融合することは出来ないことに注意。

激流葬

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汎用の強カードは軒並みURやSRになってるのかと思いきや、罠カードは強くても安いものが多くて気軽に使えます。
現環境は【電脳】や【鉄獣戦線】など激流葬で捲れる相手が多く、自分への被害があまり気にならないこともあって使いやすいカードです。
エルドリッチ相手には使い所無いかと思いきや、スキルドレインをかわしてモンスターの効果を通したりと意外と便利です。強くはないですが。

グラビティコントローラー

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シャドール融合体一枚でリンク召喚できるカードです。
これにより、ネフィリムの効果で墓地に送った魔法罠を即座に回収したり、アプカローネのサーチ効果を即座に使用できます。
よほどエクストラに余裕がないとかでなければ入れるべきです。


召喚シャドール

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【シャドール】と【召喚獣】を組み合わせたデッキで、シャドールとしての安定性は少し落ちるのとエクストラがきつすぎてリンクを入れにくい代わりに、召喚獣のパワーが高くて噛み合った時の爆発力が高いです。
当時のOCGのシャドールの中で1番人気があっただけあって使いやすくて強いです。
私は欠点の部分を嫌ってアンチ召喚シャドールだったので使ってませんでしたが、流石にシャドール紹介でこれに触れないわけにはいかないと思います。
あと召喚獣パーツがSRばかりなので安めです。

代表カード紹介
召喚師アレイスター

デュエルリンクスでもお馴染み?アレイスターです。
召喚魔術は手札融合する分には召喚獣を出さなくてもいいので普通にシャドールを融合召喚することも出来ます。
メルカバーを出すかネフィリムを出すか迷った時はネフィリムを出した方がいいことが多いです。
その場合でも後々ルークやエリアルでアレイスターを除外することは容易なので、後続に換算出来ます。


芝刈りシャドール

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通ったら人が死ぬ犯罪カード、隣の芝刈り。OCGだとこの時期既に準制限だった気がしますが、何故かマスターデュエルだと無制限なので遠慮なく刈りましょう。
カード枚数が多いためその分費用も嵩むのが欠点です。
隣の芝刈りを使うデッキはいくつかありますが、個人的には今はシャドールにおけるそれが最もパワー高く使えていると思います。

代表カード紹介
妖精伝姫-シラユキ

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画像は日版ですが、マスターデュエルは海外準拠なので服装が違います。多分ディ◯ニーを恐れたのでしょう。
芝からないシャドールでも採用候補なカードですが、芝におけるこれはパワー高すぎて凄いです。
芝は打てば勝ちとはいえやってることは普通にシャドールの動きを一枚で出来るようにするくらい(当然それが強いのですが)なところ、シラユキが落ちると別ゲーが始まります。
勿論芝前提ではなく、普通にやってる中で墓地に落ちても強いカードです。攻めにも守りにも活躍します。
1ターンに1度とかないので、シラユキを一旦出して相手を裏にした後エルシャでシラユキを素材にネフィリムを出し、もう一度シラユキを出して更に相手を裏にすることが出来ます。


おすすめURカード

シャドールと相性のいいカードはURが多く、一気に全部揃えるのは難しいため、重要度と優先度が高いと思うものを挙げていきます。

🥇捕食植物ヴェルデアナコンダ

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普通にシャドールの動きをするだけならば別に無くても回りますが、ネフィリムが誘発を受けて妨害にアクセスできなかったり、後手で相手の妨害を踏みながら攻めて行くときなどに非常に便利なのであると無いとではかなり違います。
シャドールを使わなくなっても、そもそも汎用リンクとして優秀なので後々のことを考えても作る価値は高いです。
シャドール融合体を除けば真っ先に作るべきカードでしょう。

🥈超融合

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電脳や鉄獣といった使いにくい対面もありますが、それらにも完全に腐るというわけではないですし、それ以上にドライトロン、エルドリッチ、ドラゴンメイドといった超融合の価値が非常に高い対面が多いので強いです。
また、将来マッチ戦が実装された時にはサイドデッキのカードとして使用価値のあるカードなのでシャドールを使わなくなっても使う可能性があるというのもいいことです。

🥉天底の使徒

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アプカローネを墓地に送ることで好きなシャドールカードをサーチ出来ます。
シャドールには貴重な一枚初動です。
これのサーチ対象である教導の騎士フルルドリスもウルトラなためちょっと高い気がしますが、どうせ制限なため合計2枚でそんなに問題ありません。
ドラグマのシークレットパックが出せたら狙って引くのもありです。
後手であまり強くないため好まない人もいること、汎用性は別にないことを鑑みてこのランク。

その他
各種誘発
増殖するG、エフェクトヴェーラー、ニビル、うららなど。
汎用性は言わずもがな高く、後々のためにもいつかは作るべきですが、他の後手カードでもある程度代用が効くため後回ししても大丈夫といえます。

墓穴の指名者
これも汎用性が高くて強いカードですが、シャドールの動き自体とは特に関係ないため後回しでもいいです。

おろかな埋葬
好きなシャドールの効果を使えるフレキシブルなカード。
Emトラッククラウンやライトロードビーストウォルフを落としてリンク素材にすることも出来る便利カードですが、あると無いとで劇的に変わるというわけではないので後回しでもいいです。

神聖魔皇后セレーネ、アクセスコードトーカー
2枚で1セット。
相手のライフを取る難易度が飛躍的に減ります。
アクセスは汎用性高いですしこれを使う構築ならば超融合や天底よりも優先したい気もしますが、召喚シャドールとかだと使わないということでとりあえずランク外に。
言うまでもないかもしれませんがアクセスコードの方が優先度高いです。


各デッキとの闘い方

マスターデュエル環境にいる、強いと思われるデッキに対して覚えておいた方がいいことを書いていきます。

【エルドリッチ】

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デッキ融合出来ないしミドラも効かないのに有利ってマジ?と思うかもしれません。
私も最初は不利対面かと思っていましたが、回数を重ねるうちに有利という認識になりました。
まず、ルークでネフィリムを出すことにより簡単に耐性持ちエルドリッチを処理出来ます。そしてそのままネフィリムでエリアルを落とし、エルドリッチや墓地効果を持つ魔法罠を除外するのです。これだけで割と勝てます。
そして、永続罠に対して比較的耐性があるというのも強みです。
エルドリッチの永続といえばまずはスキルドレインですが、前述のようにシャドールはドラゴンの存在からテーマ内のギミックで割ることが出来ます。
アプカローネでスキルドレインを対象にして、チェーンで激流葬やエルシャで場から離すというのもあります。
御前試合や群雄割拠も、アプカローネを出すだけで解除出来るため致命的ではありません。
グラコンが固定されてサンドバッグにされる負け筋があるので注意しましょう。
エルドリッチを意識するなら:バージェストマディノミスクス、灰流うらら、超融合などがお勧めです。

【電脳】

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展開の途中でほぼ確実に電脳界門-青龍にアクセスしてくるので、ミドラ1枚だと信用なりません。
しかし逆にミドラ2枚目の突破は難しいので、積極的にミドラーシュ+ルークの布陣を作っていきましょう。
三戦の才の採用率が高いので、エルシャで出して素材の効果を使うならスタンバイに出しておくのが無難です。
こちら側もVFD朱雀を捲るのは結構難しいです。
しかし、VFDで止められる墓地の効果は1つの属性だけなので、闇属性を止められたらエリアルで相手の墓地のリソースを除外して戦力を削ることが出来ます。
展開されてしまっても、激流葬などで盤面を流すことが出来れば息切れしてくれます。
耐えることが出来るなら勝てるので、諦めないことです。
電脳を意識するなら:原始生命体ニビル、アーティファクトロンギヌス、激流葬などがお勧めです。

【鉄獣戦線】

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出せる手数に限りがあるので、アプカローネやゲニウスで下級モンスターの効果を止めながらミドラーシュで蓋すれば勝てます。
汎用カードに割ける枠が多いデッキなので、誘発がめちゃくちゃ飛んでくることが予測出来ます。
とにかくリソースがしっかり残るような立ち回りを心掛けたいです。
相手の盤面は鉄獣の抗戦で相手ターンに出てくるシュライグ+攻撃力2400の召命の神弓-アポロウーサ+戦華盟将-双龍というものが最大展開です。
影依を止める手段はないため手札の噛み合いが良ければこれも捲れます。
例を挙げると、影依+エルシャ+適当な光のモンスター+適当な下級モンスターという手札なら
ドラゴンと何か他のシャドールを素材にミドラーシュを出して、チェーン1ドラゴンチェーン2他のシャドールと組み、アポロウーサをすり抜けながら抗戦を破壊。
ミドラーシュで双龍に攻撃、双龍の効果を使われるのでチェーンエルシャでネフィリムを出し、チェーン1ネフィリムチェーン2ミドラとチェーンを組む。
ミドラがアポロウーサに無効にされてネフィリムでルークを落とす
ネフィリムでアポロウーサに攻撃して破壊
メイン2に適当な下級を召喚してネフィリムと下級でアナコンダをリンク召喚
ネフィリムの効果でルークを回収
アナコンダの効果で影依融合をコピーし、アプカローネを出して双龍を無効にする
みたいな感じです。
鉄獣の抗戦は一旦墓地と除外ゾーンからモンスターを特殊召喚して、その後リンク召喚するという効果であり、一度に二回特殊召喚しているためミドラーシュが出ると打てず、チェーンしてミドラーシュを出すと不発になるのです。覚えておいてください。
まあ毎回そんな都合よくもいきませんが鉄獣側もこの展開は誘発耐性皆無の上振れ展開なので、捲れたらラッキーくらいでいいと思います。
除外、手札に戻すといったシャドール側にとってきつい除去をメインとしていること、ライフを取る力が高いことから余裕だとは思っていませんが、こちらの展開がそれなりに刺さりつつ相手の盤面は現実的な範囲で捲れることから有利だと認識しています。
鉄獣戦線を意識するなら:エフェクトヴェーラー、アーティファクトロンギヌス、激流葬などがお勧めです。

【ドライトロン】

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概ね先攻勝ち!後攻負け!です。
相手はミドラーシュ1枚立つだけで何も出来なくなりますし、こちらは流石にドライトロンの展開はまともに返せません。
が、超融合や壊獣を入れているならチェーンを組まずに崇光の宣告者を倒せるため勝てます。
その辺のカードをどれくらい入れているかによって相性が変わります。
先攻取られて誘発引けなくても、トップで超融合引くかもしれないので諦めず他のゲームをしたり家事をしたりYouTube見たりしましょう。
ドライトロンを意識するなら:超融合、壊星壊獣ジズキエル、原始生命体ニビルなどがお勧めです。

【閃刀姫】

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めっちゃくちゃ有利です。
相手の墓地に魔法が貯まるたびにエリアルで除外しているだけで勝てます。
リンク主体のデッキなので影依撃ち放題ですし、それを嫌ってケアしてくるならそれはそれで得しています。
誘発打たれまくって何も出来ないとか、事故の隙をつかれてライフをめちゃくちゃ取られるとかが負け筋なので、命大事にでいきましょう。
閃刀姫を意識するなら:意識しなくていいと思います。

他にも要望とかあればそれに対する立ち回りとか書くので是非質問してください。

その他、覚えておいた方がいいこと

・ミドラーシュがいるときは原始生命体ニビルを出せません。なのでアクセスコードトーカーなどで勝ちまで持っていけるような時に、余裕があるならアクセスを出す前にミドラーシュを出しておけばニビルを無視してライフが取れます。

・アプカローネが戻すカードに融合やリンクモンスターを選んで手札ではなくエクストラに帰って行った時や、シェキナーガで無効にしたカードが破壊耐性を持っていたり既に場からいなかったりして破壊されることがなかった時。
その後手札を一枚捨てる、と書かれている前の文章を完遂していないので手札を捨てなくてもいいです。

・ルーツを素引きして芝を刈る時はルーツをセットしてから使いましょう(ドラゴンが落ちた時に割るため)

・ルークを表にしながらそのまま効果を発動したら神の警告を使われたり、屋敷わらしで墓地に送られます。
一方表にした後に使ったら幽鬼うさぎを使われます。
環境と相手に応じてどうやって発動するか決めましょう。

・ウェンディ、エリアル、ゲニウスは魔法使いではないので魔法使い縛りのリンクモンスターを出せません。気をつけましょう。

・召喚魔術でシャドール融合体を出す時、手札からしか素材に出来ません。
アレイスターとシャドールだけではメルカバーしか出せません。

なんかまた思いついたら追加します。

おわりに

シャドールを使いはじめた人、使いたい人の参考になれたなら幸いです。
シャドールは楽しくて強いデッキなので是非好きになってください。シャドール沼に堕ちましょう。
質問とかあればいつでもどうぞ。それではまた。

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