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ベテルギウスことオリオン座α星は、地球から約 640 光年離れている。 つまり今夜空に見えるそれは、日本に室町幕府が誕生し、アジアに明やティムール帝国が興り、ヨーロッパでまだ天動説が信じられていた時代のそれだ。 冬の大三角の一角をなすこの赤い星は、近々超新星爆発を起こすのではと言われている。近々といっても「天文学的近々」で、10 年後かもしれないし、10 万年後かもしれない。 もしかしたら江戸時代にはもう爆発していて、その情報を「宇宙最速の飛脚」が 640