悩みの話

　世の中にはバリバリ仕事をして休日をアクティブに過ごしている人もいるのに、私ときたら今日も半日を寝て過ごす26歳である。仕事はしている。

　睡眠はとても良いものだ。なにもすることがないという現実を置き去ってレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことができる。親の話では良く眠るこどもだったそうだし、私としても、晩御飯が出来上がるまでの空腹に耐えるために眠るという選択肢をとっていたことを覚えている。三つ子の魂百までみたいな話だと思う。ストレスコーピングにつながりそうだ。ちなみに今日は実家で飼っているセキセイインコと自宅で飼っている猫を脱走させてしまい途方に暮れるという夢をみていた。

　最近寝る直前と起きた直後に、マッチングアプリPairsを見ている。2回目の利用・始めて2週間目になるがすでに飽きており惰性で開いている。20人ほどマッチングしているはずだが、会話していくうちにバッサバッサ切りつ切られつしているので今となってはやりとりが続いているのは1.3人くらいだ。

　マッチングアプリの面白くもくそ面倒臭いところは、普段は出会わない母集団に属している人間と会話できるところではないだろうか。私の生きる世界では、相手が年下であろうが社会的に低く見られがちな性別であろうが大人同士が出会い冒頭からタメ口をきくことはない。足切り対象として楽勝である。先日は登録している名前と絡めて「美味しそう」などのたまわれたので、親切丁寧にセクハラについて説明した。こちらに個人情報を求めるあまり自分の個人情報をどんどん晒してきた男は一週回って怖い。動物園だな、面白いなぁと思いながらきっと私も誰かにとっての動物園の観察対象生物なのである。

　そんなわけで1.3人になっているのだが、さてマッチングアプリを使用してどこにゴールを持っていこうというのが最近の主題だ。26歳というなかなかに結婚出産適齢期の女であるわけだが、いかんせん結婚出産願望がない。思い返せば将来お嫁さんになりたいみたいなことを考えたことがない。結婚に対して「一家のケア要員になることを求められる」というのが一番大きいイメージで、良いイメージを抱いていない。出産に関しては、幼いころに鼻からスイカがでるほど痛いと聞いて怯え、自分の腹が大きくなる人生など描かずにここまで成長している。

　夫婦別姓・家計別・ＤＩＮKｓあたりが私の所属なのかなと思いつつ、のんべんだらりと問題を後回しにしていくと考えられる。今日は以上だ。

　（一度文がすべて消えたのでやる気を失って書いていたらこうなったので、たぶん私の悩みなのだろうと思う）