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メンタル乱高下ジェットコースター"Piscine"を受けてきたよ

みんなナマステ!
42tokyoの試験を受けて来たKOTOです。
激動の四週間を綴ります。

42とは

色々書いている方が他にたくさんいらっしゃるんで、詳しい説明は皆さんに譲るとして。。。


自分はざっくり説明してみます。
「42」とは一言でいうと、スーパー成長できる超ドSエンジニア養成スクールです。
ただし誰でも入学できるわけではなく、難易度の高い過酷な入学試験を受ける必要があって、合格率は5%だとか。

1次試験は「ゲーム」と呼ばれるオンラインテストです。
これを通過した人達が受ける2次試験は、フランス語でプールを意味する通称「Piscine」。
4週間に渡るなかなかヤバめな感じの試験でした。
プールに見立てた深い課題の海に突き落とし、とりあえず四週間溺れずにいろよ〜というすごいやつです。

終わってから1週間経ち、人間としての感覚が段々と戻ってきた気がするので、記憶を辿りながらまとめていきます。
ただ内容については口外厳禁なので、スーパー抽象的な話をしていきます。
わかる人にはわかり、わからない人にはただ恐怖を植え付ける内容となっています。悪しからず。

消えゆく人としての感覚

Piscineは、想像以上の難易度でした。初手からクッパって感じ。
そんなこんなで、初日からとりあえず飯が食えなくなりました。
食べるものを考える暇なんてないだろうと思っていたので、事前に栄養面も考慮した献立を立てていましたが、3割も食べられなくなりました。
せめて栄養価の高いものから順に口に入れようと言う発想から、こんな食事の日もありました。

次第に、なんで人は口から栄養を摂るんだろうと疑問に思いました。
手を使って口に物を運び、それを砕いて腹に流し込むと言う行為が、煩わしいと思うようになりました。
当然口から物を取り込むわけですから、それを排出する必要もあるわけで、二重で非効率なシステムを運用しているわけです。
かつて我々は、へその緒を介して栄養を受け取り、排泄もそれを通して行っていました。
今こそあの効率的なシステムを再導入するべきなのでは?と思いました。

これはおそらく声に出さないまでも、Piscine生の全員が思っていたことだと思います。

あとちょいちょい、呼吸を忘れることがありました。
これもPiscineあるあるだと思います。

エグい疲労感と寝れねえ地獄

朝6時に起きて、ぶっ通しで23時とか24時までコーディングし続ける生活を送っていました。
疲れも相当なものなので、さぞ深い眠りに誘われるかと思った時期が僕にもありました。
布団に入っても、寝れねえんです。
基本的に時計を見ないようにしてるんで、入眠まで何時間かかっていたのかはわかりません。
初日、一回時計を見たんですけど、とりあえず布団に入ってから2時間は経っていました。
でもまた、朝6時になったら勝手に目が覚めて、体が机に向かっているんで、自分の体はどうかしてしまったんだと思いました。

これは別にPiscineあるあるすぎて別に自分が改めて言うことでもないんですけど、夢の中でもコード書いてました。

色んな人がいた

そんなわけのわからんスクールに応募してくる人間は、やっぱり普通じゃない人がたくさんいらっしゃいました(褒め言葉)。

スーパースロースターターの変態策士バンドマンもいれば、
19歳(人生は5周目くらい)の天才クリエーターもいれば、
増える下ネタに生物学的な洞察を得る人もいれば、
学生起業家プログラマー(確かなぜか農業も詳しい)もいれば、
すごくレアな仕事(これ以上ないほどにボカす配慮をした表現)をしている人もいたり、、、

ロマネスコとアイスプラントとグラスジェムコーンとスイスチャード、みたいなレア野菜ばっかり集めたこんな人種のサラダボウルってあるんだなと思いました。

ブチ上がるタイミングも多々あり

ここまで色々と書いてきましたが、色々と辛くて厳しいものだけと言う印象を与えてしまったかもしれませんが、多々テンションがブチ上がることもありました。
詳しくは書けませんが、パカーって割れるタイプの完璧なオムライスを作れた時のことを思い出しました。
私は100個以上の卵を犠牲にして今のオムライス生成技術があるんですが、いや、達成感は圧倒的にそれ以上のやつですが、ジャンルとしてはそんな感じです。

終盤には22時間ぶっ通しでコーディングした日もありました。
こんな日こそ、さぞぐっすり眠れるもんかと思いきや、1時間ちょいで目が覚める人生でした。

ちなみにこの後も昼寝できず、かつなぜかバッチリ頭も回っていました。
完全に何かが壊れたと確信した瞬間でした。

怒涛の疾走感の四週間が終わった

長いようで短い、怒涛の26日間でした。
最後のexamが終わった後の六本木の夜のあの爽快感は、多分一生忘れることはないと思います。
こうして無事、人権も返還されて人間の暮らしを取り戻し、人の言葉がある程度喋れるようになったので、noteにまとめてみました。

以上です!
み   ん   な   も   受   け   て   み   る   と   い   い   よ   ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! ! !