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小説「最果ての季節」

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❏掲載誌:『役にたたないものは愛するしかない』 (https://koto-nrzk.booth.pm/items/5197550) ❏楢﨑古都(https://linktr.…
学生時代にとある公募で一次審査だけ通過した小説の再掲。 まさかのデータを紛失してしまい、Kindl…
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#一眼レフ

018「最果ての季節」結局、また自分ばっかりそうやって泣くのね

 四時がわたしを都子さんの養子に入れたのは、この数日後のことだった。考えてみれば、それま…

楢﨑古都
5か月前
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017「最果ての季節」わたしは四時の最果てを見てしまっていた。

 ひとはね、名前のないものを怖がる生き物なのよ。山が最初からそこにあったんじゃないの。ひ…

楢﨑古都
5か月前
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016「最果ての季節」わたしはますます、四時にそっくりになったでしょう

す ふいに、柁夫の頭がわたしの左肩にもたれかかった。持っていた缶コーヒーが手の中で波打つ…

楢﨑古都
6か月前
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015「最果ての季節」あなたを許してあげるわ。

 草原にひかれた一本のハイウェイ。  ひた走るバンの窓からは、乾いた風が男の白髪をなびか…

楢﨑古都
6か月前
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014「最果ての季節」ここにある光をみんな集めてみたくない?

「紗奈子は、四季さんになりたがっていただろ」  それは、考えてもみないことだった。 「おま…

楢﨑古都
6か月前
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