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もうきっと思い出せない幻のような日の話


忘れたくないのに

そう思うたびに、もう思い出せない記憶があることを思い知って、あの日を恋しく思っています。



2022/10/14



その日が初めてのひとり渡韓となる。
どうしても行きたくて諦めきれなかった気持ちだけを
鮮明に覚えています


釜山コンが発表された日

「次、ライブの発表があったら絶対に行こう」
ずっと決めていたことだから躊躇はなかった

どうやらこのコンサートは釜山万博誘致イベントの一つらしい

世界はコロナ禍の終幕に向かって
少しずつ海外公演が始まっていて


何かと理由をつけて行かない自分を「行けない」自分に仕立て上げた

自分が選択したものなのに、とても憎く何度も他人を羨ましがった自分が許せなかった。

努力をしないまま悔しがることに耐えられなかった。

友達に連絡をとり、すぐに飛行機とホテルを予約した。
"何がなんでも"という気持ちだった。

ジミンさんの誕生日があったからだ。

ただ、釜山コンの発表後のTLは酷いものだった。
会場選び、主催への不信、7人の周りで行われるあまりにも粗雑な運営、お金のこと、目的と企みの齟齬、、、、

いつだってそうだ、
7人がアミに会いたい、少しでも多くのアミに会いたい、直接会うことでしか返せない
と思う気持ちは
とても複雑に、そして容易に利用されたりする。

ただそれでも仕事の利害関係において
察すべきとこは多い。


会場を変えて欲しいと叫び続けた本国アミの皆さんに感謝の気持ちが止まない。

まだなんの整備もしていない工場跡地、交通機関の不便さ、そこに世界各国から10万以上の人間が集まることの恐ろしさ、
理想と現実はあまりにもかけ離れ過ぎていたように思う。

それから数日、会場変更のお知らせ。
ファン側にも運営を動かす力があることを
改めて知る。すごいと思った。
ファンとアーティストだけじゃなく運営と対等であろうとする行動の数々に正直圧倒されていた。

今だから余計そう思う。
釜山コンの約2週間後のあまりに凄惨な出来事を知っているからだ。
忘れてはいけない。


私の釜山コンに行きたいという気持ちが
あまりにも稚拙なものかのように思ったりもした。
実際そのような声もあった。

実際に始まろうとしているそのコンサートに
行くことさえ不正解なのだろうか。私の持つ「ただ一目会いたい」という気持ちは、良いように利用されるのか


それでも会いに行かない選択肢がなかったのは、
7人の決めた選択を否定したくなかったからかもしれない
不足を認め、それでも最大限、最善の道を選ぶ努力をし続けていると信じたかったからかもしれない

これもまた私のエゴかもしれないが、
私はどうしてもこの釜山コンを不正解にしたくなかった


「不当選」から始まるチケット争奪戦は
本当に毎日ダメダメだった

当たった人ばかりが目につくのは当たり前で。
そりゃあ目立つのだから当たり前のことなのに、
頭でわかっていても「当たらない自分」に対する嫌気と
当選に対する羨ましさと
これは運であると、(そんな理由では納得できないことを知っているけれど)言い聞かせ、
その心を無理やり美しく取り繕う自分の気持ち悪さに
とても疲弊した。

今思い返せばとても馬鹿らしかったかもしれないけど。

航空会社のツアーは案の定落選だった。
チケッティングはログインさえできずに終了した。
ネカフェで滑稽に泣いた。

それでも、釜山コンはチャンスが多かった。
諦めるタイミングを見失い続けられてありがたかったです。

ツアーの2次募集、
この落選が分かった時点で友達からは「諦める」と連絡が来た。
ヒュンダイ、SNSの投稿、ゲーム、、、
とにかくスポンサー枠が多かったから片っ端から応募した

全く関係ないだろうが、購入金額が高い方が当たりやすいのではないか?という願掛けみたいな思考で
無駄な課金をしてしまった


私に当選のメールが来たのは
10月6日のことだった。




当選メールから1週間
バタバタの初ひとり渡韓だった

飛行機とホテルだけは確保していたから
なんとかなるかな

仕事の休みは1日だけしか取れなかった
観光は諦める
まだ少し水際対策の面倒臭さは残っていたから
とにかく調べては申請を繰り返して
会場までの道のりを調べる

まあきっと向こうに行けばアミがたくさんいるから大丈夫だよ、

ふわふわしたまま
私は韓国に飛んだ

実際、空港にいる時から釜山に向かう列車に乗るまで、一緒にご飯を食べてくれたり、お金の両替に付き合ってくれたり、事前に取っておいた新幹線のチケットの確認をしてくれたり、
何かと助けてもらってとても有難い気持ちだった

1日目のひとりご飯
KTXの窓
釜山の駅
カップル
🫶🏻



2022/10/15

当日の朝、ソウルから会場へ移動するため
だいぶ早めの出発
5時とかそれくらいでした

10月15日の朝は
少し肌寒く、雲が多かった
それでも空気が澄んでいるように感じて、空の青色が少しずつ見え始めていた

韓国に着いてから明洞に1泊していたから
会場に10時ごろ着こうと急いで準備をした

ソウルから釜山は同じ韓国と言っても約2時間半かかることを
わたしはこの渡韓まで知らなかったです

ジミンさんは本当に夢を抱えてこのKTXに乗って
都会へ出たんだ、、、、

と既に胸が熱かった

KTXに乗る時、事前に購入していたチケットをかざすところも見せるところもなかったから少し困った

近くにいた日本人のナムペンさんに声をかけたら
「大丈夫ですよ〜☺️車内で確認求められたら見せてね」
と教えてくれた。なるほど。!

KTXに乗り込む前にドデカいカフェラテをかった

新幹線って日本じゃなくてもなんだかワクワクしてしまうのだな〜

走る列車の中からみる景色のいろが、だんだんと緑に移り変わっていくから
なんだかちょっと涙が出そうだった

空が釜山に近づくにつれて明るくなっていく

うぅ、、、、来ちゃったよジミンさん、、、泣
という気持ち

釜山の駅についてとりあえず荷物を預けて
休む暇もなく会場に向かいます

会場に向かう道はジミンさんのセンイル広告や
メンバーそれぞれへのメッセージで溢れていて
とても嬉しかったです



会場が見えてくる

(釜山アジアド主競技場)

10時半くらいになってしまった
天気も良くてこの時間からは本当に暑かった

この景色を観たらなんか本当に
感無量です!!!!!( ;  ; )( ;  ; )
という気持ちでベソかいてた

ゴミ袋を配ったり、
スローガンを配ったり、
FCのイベントだったり、
とにかくお祭りムードでワクワクした

どうしても欲しいものがあった

ジミンさんの誕生日祝いのうちわみたいなやつ

どうしても欲しくてうろちょろして
やっと見つけて「ください!」って言った

嬉しかったです



ドデカイ会場に近づくにつれてどんどん人が多くなっていく

リハの音だ!!!!!!

ここで私はもうよくわからないコンサート事前鬱状態だった

音漏れと一緒に列をなす世界各国のアミが上下左右に揺れたりジャンプしたり声を出したり

その隙間からジミンさんの声を探した
この中にいるんだっておもったら胸がいっぱいで
おかしくなりそうで下を向いた

完全に事前鬱状態のわたしなので
ひとりで泣いた
ひとりで泣きながらジミンさんのうちわを抱えていまして。

そしたら海外アミがうちわを見て
「OH MY GOD!!!!!!!!!!!!」と雄叫びをあげながら悶絶していて面白かった

初の生OMGだった
お菓子と手作りのブレスレットをくれてまた泣いた



ここからが本当の始まりだった


列の最後尾を探して行ったり来たりした
もみくちゃになりながらそれと思われる列の最後尾に並んだ

(ただ、結局この列は私のチケット引換の列ではなくてもう一度別の列に並んだ。
その道で私は偶然ひとりで来ていた友達に会い、一緒にまた列に並んだ)


正直にいうと、この時の運営は本当に酷いものだったと今でも思う


過酷だった
最後尾の存在しない列が数本できた、誰も正解を知らぬまま並んでいた
怒っているアミ、列の横入りが至る所でおこって違う言語で喧嘩が起きた
一向に進まない列、声を出すことのない運営

韓国アミの女の子ふたりがベルトパーテーションをどこからか持ってきて
怒りとか悔しさとかそういうものが滲んだ顔で泣きながら「ここの中に並んで」と言ってくれた
当然この子達は運営側の人間ではなかった

チケットの引換場所は広大な広場にあって数十のテントが張られていた

そろそろそのエリアに入れるぞとなった時に、
列が違うから並び直してと言われた

言葉が出なくて、友達と手を繋いだまま涙が出た
友達が何度も「(私は別の引換場所で引換済みだったから)先に行って」って言うけど
どう考えても無理だった

明らかに私たちが並んでいた列の方が長蛇で、
先に並んでいたのに!!!!!!!と悔しかったけど、証明もできないから皆泣きそうになりながら大人しく正しいと言われた列に合流した

やっと!!!!!
やっとテントが見えてエリアに入ることができた
けど、それからはもっと地獄だった

テントも複数のブースに分かれていて迷路のようだった
前に並んでいた韓国アミの方がスマホに地図をかいて「あなたはここにいくのよ」と教えてくれた

運営側のお姉さんが声を張り上げていた
ここにいたのか、、、、
そのお姉さんも本当に大変だったと思う


広場に百数回の折り返しを繰り返しながら列ができていた。
そこさえも、列を仕切るパーテーションはなかった。

当然、日本人もいて
8人ほどのまとまりで並んでいた人たちの不平不満の声がやたらと耳についた
「もういいよ、いっちゃお」
列が進んだ瞬間に流れに身を任せるように見せて、わざと雪崩を作り列を垂直に進んで割り込んでいく瞬間を見た。

そこにまた違う言語での怒鳴り声が至る所から聴こえた。
悲しさとか、悔しさとか、腹立たしさとか、なんかよくわからない感情で、友達と手を繋いだまま一言も話さなかった。

口を開いたら不満しか出てこないことを知っていたから。

運営はなぜ動かない、どうしてみんな我慢ができない、どうして、と何度も腹が立って涙が出そうだった。友達と手を繋いでただ何も言わずにそこにいた。悲しかったし恥ずかしかった

5時間半ほど並んだ

長時間並ぶなんてことは覚悟していた
5時間半なんて正直大した時間じゃなかった

だけど状況があまりにも苦しくて耐え難かった

それでも、ここにいる全員が7人に会いたくてここに集まっているのです

悪口を一言もいうものかと、ただ下を向いて無言で過ごした5時間だった。

やっと、やっとだ
本当にやっと。

チケットを引換え、
スローガンとリストバンドを受け取った瞬間
2人でめちゃくちゃ泣いた

どれだけ憧れたか、どれだけの会いたいか、
もう会えないかと思った、間に合わないかと思った、

お腹も空いたし喉も乾いた

だけどこれで会えるんだってやっと実感が湧いて
本当に嬉しかったです

もう開場まで時間もないからと友達とはそこで一度ハグをして別れた

7人に会える、7人の声をここで聴けるんだ、
って思ったら全てが大丈夫になって
ドキドキとした心臓の音を取り戻した

急ごう


韓国アミが教えてくれた
リストバンド
空青〜〜〜!



ギリギリに待機列に着いて
そのままほぼ流れるように会場の中に入ることになった

いよいよだ、ドキドキする、アミボム出さなきゃ
ジミンさん、どうしよう、
早く会いたい、終わって欲しくない

会場に近づくとYet To Comeの音が聴こえた

中には既にたくさんのアミがいて
アミボムが紫色にキラキラ光っていた

「キムナムジュン!キムソクジン!ミンユンギ!チョンホ〜ソク!パクジ〜ミン!キムテ〜ヒョン!チョンジョングク!BTS!」

の声が鳴り止むことなく響いていた

「これがBTSのコンサートなんだ、、」と
胸が熱くなった




ここから、正直記憶が曖昧だ

私の前には数万のアミがいて
7人の姿は本当に米粒サイズだった

どんな表情をしているかなんて
どこに誰がいるかなんて
どんな動きをしているかなんて

正直ほとんどわからなくて、モニターを見ている時間が圧倒的に多くて
じゃあ家で画面越しに見る7人と同じじゃないのって
そう言われてもおかしくないくらいだ


7人がステージに上がってきた瞬間の
自分の中から湧き出る抑えきれない興奮みたいなものだけいまだに覚えている

(ホソクさんめちゃくちゃかっこいい
っていうことを真っ先に思った記憶だけが鮮明にある)

マイドロの一音目が流れた時の
会場の揺れと歓声
ボルテージが振り切れて声を出さずにはいられないみたいな、
自分の気持ちのコントロールさえできないような気持ち

ジミンさんの第一声を聴いた時、
なんだかもうたまらん気持ちになった

心のどこかで「ジミンさんはこうして生きてきる人なんだ」って、「ジミンさんは物凄い人なんだ」って、「ジミンさんは本当にスターなんだ」って、なんだかすごく冷静によくわからないことを考えていた

会場に集まった8万人、それだけじゃなくてライブ配信を観ているであろう世界中の人、様々な理由で観ていないけど世界のどこかで生きてるたくさんのアミ、

そんな形の見えないものをたった7人で背負ってる人たちなんだって、何かすごく遠く離れた場所で
ぎゅっと実感するような気持ちだ

Run BTSがこのコンサートのハイライトだったと言っていたように
この曲が2曲目に来た時のアミたちの歓声はとんでもなかった
この時やっと心が追いついたような気がした

7人を囲むアミの声とアミボムの光の中に私がいることをやっと実感した

Run BTSは兎に角かっこよくて「うお〜〜〜〜〜〜!!!!!!」ってタガが外れたような感じだった

周りのアミと一緒に叫んだ
2曲目から喉が潰れた
ただひたすら楽しくて楽しくて嬉しかった

ジミンさん、かっこいい

どこかジミンさん自身も自分の興奮を冷静さに押し込んでる感じがした
頭がパーーンッって爆ぜそうなのをなんとか抑えてプロのパフォーマンスをしているようなギラつきがあった

かっこいいジミンさん

私の記憶の中で1番覚えていることがある
本国アミの掛け声だ

「コレが」と思った
これがBTSが焦がれるものなのか

あの空間に身を置けたことが何よりも幸せなことだったと思う
正直、7人の歌声よりもずっと近くでアミの掛け声が鳴り止むことなく聞こえていた
統率の取れた掛け声の隙間から聴こえる7人の声が愛おしかった

1秒1秒進むごとに1秒前が恋しかった
こんなに楽しいのに、こんなに感動しているのに、
その瞬間から既に記憶が薄れていく感覚
忘れたくないのにどんどんその瞬間から遠ざかり
今この瞬間のかっこよさで上書きされていく
その感覚が寂しくて楽しくてジミンさんがかっこよくて涙がたくさん出た


最初のメント、
ここでやっと心が休まる
自分の心臓の音が耳の横で鳴っていた
ドクンドクンしてた、楽しい


Save Meのイントロの音が好きだ

これはいつも私を守ってくれる音だ
ジミンさんが「久しぶりですね」みたいなことを言っていたと思う

驚いたのはSaveMeの爆速コールについていってたことだ
流石に自分のオタク力(ぢから)を痛感して少し笑えた本国アミの掛け声に引っ張られていたのだと思う

そこからボカラの2曲
舞台が本当に美しかった


Zero O'clockのジンさんの突き抜けるような高音に心の髄から震えたし

Butterflyで蝶を追いかけるジミンさんの瞳がキラキラ揺れていてこの世で1番美しい星みたいだった

ジミンさん、めちゃくちゃ遠いひと


まだ明るかったはずの空がいつの間に暗くなっていたことにやっと気づいた


ここからがこのコンサートの本当のスタートなのではと思っている

正確にいうと
UGH!のホソクさんがサングラスをずらしたその瞬間である

あの時、私のアドレナリンの分泌量過去一だったと思う
あのサングラスずらした瞬間に世界がひっくり返っちゃったかもしれない
頭のどこかで「コンサートが終わると全員ホソクの女になって帰ってくる」と誰かが言ってた

ライブ中に1番冷静なのはホソクさんだと思っていた、
ラプラのゴリゴリに遊んだ最高ラップで荒れた畑を元の位置に戻す絶対必要ポジをやってのけるし、
ただそんなホソクさんがあるタイミングで冷静の皮を脱ぎ捨てて、脳みそを完全に『LIVE』に振り切らせた時の滾り方、これ以上に血が騒ぐものあるかよ


後から思った話だが、
やっぱりBTSはラプラから始まったのだと思い知らされた
このかっこいい人たちをそばで見てきたメンバーが
誰よりもこの光に焦がれたのではないか
こんなのずるい

ずるすぎるのだ

ボカラの2曲からラプラに移るあの流れは本当に世界一良かった
あのコントラスト
あの演出を考えたひとには今直ぐ一生何でも買ってあげる券をあげたい

優しい音の後に、その空気をごっそり持っていく兄貴たちの大人気なさ
普段悪ガキの弟達を余裕で超える悪ガキが実はラプラの兄貴達という話
普段身体の奥底に捩じ込んでる様々な感情があの曲達によって爆ぜている

あの弟達は間違いなくこの人たちの弟だなと思った
このヒョン達の背中を見てきたんだ
そりゃあそうなのである

ヒョンラがいることこそBTSがBTSたらしめる理由だ


この時から私の記憶のほとんどがない

断片的にあるのは楽しいだとか嬉しいだとかかっこいいだとか
そんなことばかりだ

Dynamiteはやっぱり世界の音だった
ここに集まるすべての人が一緒に歌って飛び跳ねて優しい空間だった

Boy With Luvで私は何度だってジミンさんに恋をする、そういう確信

MaCityでジミンさんがぴょんぴょん跳ねてた
可愛かった
遠くて小さくて全然表情もわからないのに
ジミンさんがそこにいて嬉しかった

Dope、Fire、IDOL、
やっぱりジミンさんはずっとかっこいい
今ここで身体が動かなくなっても良いってくらいに
ジミンさんはいつも命を削るみたいに踊るのだ

ダンスラインとしてのプライド
BTSとしてのプライド
この人はいつもBTSの名に恥じないように生きているんだなと思う
ジミンさんはどこまでもアイドルでどこまでもBTSとして生きているんだと思った

Young Foreverを
一緒に歌えて良かった

7人の背中側から見る世界が
すごくキラキラしていて
美しくて
安心した

ずっとこうであれと思った
その中に私がいることが嬉しくて涙が出た

Spring Day
ジミンさん、会いたかったんだよ本当に。
これからもずっと会いたいと思うし
これから待ち構えること全部会いたい気持ちでどうにかなると思う

もし神様がいたら「僕を世界で1番ダンスが上手い人にしてください」とお願いすると言ったジミンさんは
神様がいなくても世界で1番魅力的なダンスをする人だった


ジミンさんに誕生日の歌を歌えた
いつまでも鳴り止まないバースデーソングが本当になんか嬉しくて嬉しくて愛おしくて胸が熱かった

ジミンさんは正直自分の誕生日は大したものじゃないんだけど、、とモゴモゴ言っていたらしい
(その時は何言ってるかわからなかった)

でも周りの人たちが「違うよ〜!!」と叫んでいたから
なんとなくそう言ってるんだって思った

ジミンさんにとって大したことない日が
私にとってはすごく大切な日になっている

ジミンさんにとって大したことない日は
ジミンさんが大切にされてることに気づく日であってくれ

「生きていて良かったです」という言葉ほど嬉しい言葉はない
ジミンさんが生きていて良かったと思う理由のひとつに自分がひと掬いでも何か関われることがあったら良い

ジミンさんがとても好きだと何度も思った

ここに来れて本当に良かった

それがソウルコンだったことも良かった
あの本国のコンサートにしかない絶対的な絆のようなもの、あれの正体はなんだろう
信頼なのか愛なのか、まるで全員友達というような温かさ
バンタンの落ち着き
鳴り止まない合唱

支えられて出来上がっているという確かな手応え

やっぱり韓国でのコンサートは特別だった




ジョングクさん
君の情熱は、本当にBTSを動かす心臓みたいなもので血液を送り続けるポンプみたいなものだった
ライブ中のジョングクさんは誰よりも強く光っててジョングクさんがいる限りバンタンの光は消えないなって思っちゃうほど強くて華があって最高にアイドルでめちゃくちゃかっこよかった
全ての瞬間がキラキラしていてかっこよかった
ライブが後半戦になっていくにつれて、全員がグクさんの熱量に引っ張られていくような圧倒的な信頼感がステージ上にはある
何よりも、グクさんはステージの上にいる時心底幸せそうな顔をする
心底ここが好きでアミが好きでメンバーが好きだという顔で優しく笑う



テヒョンさん
アミと圧倒的に心の距離が近いのはキムテヒョンさんだと思った、テヒョンさん本当に優しい
驚いたのはテヒョンさんの体力だった、テヒョンさんは本当にステージに立つプロフェッショナルなんだと思った、全曲最後まで自分のしたい表現が100%でできるペース配分を感覚的に分かっているかもしれない、バテて思ったように動けない瞬間を私は一度も見なかったのだ
何よりテヒョンさんを見ていると楽しい
全ステージにテヒョンさんのストーリーがあってかっこよく見せたいとか、上手に見せたいとかそういう次元ではないところに居る、
瞳の動かし方とか、手の使い方とか、振りの緩急とか、口角の上げ方とか、その全部が本当に楽しくてプロだった


ジミンさん
ステージの上のジミンさんはとても冷静に見えた、そしてとても直向きで丁寧だった、ジミンさんの表現は全て練習の中にある気がした、それでいて全ての瞬間今ここで死んでもいいみたいなダンスをする、もうここで足が動かなくなっても良いみたいに踊る、一音一音あまりにも大切に歌う、魂の擦り切れる音がする、それがジミンさんの持つ独特の儚さの正体なのかもしれないとか思った、行かないでと思わず言ってしまいたくなるのだ、
ただそれと相反するようにとても冷静にもみえるのだから不思議だ、ステージ上で感じる雰囲気はどこかホソクさんと似ている気がする、ふたりはやっぱり似ている、ジミンさんって主役にもなれるけど縁の下の力持ちでもあるんだと思った、いて欲しい所に居てほしい姿でいるのだ

ホソクさん
知っていたはずなのに、まだ何も分かってなかったんだと思うぐらいにホソクさんがかっこよかった
とにかく頭に焼き付いて離れないシーン全てにホソクさんが居た、グクさんがコンサートのアクセルを踏むとしたら舵取りは間違いなくホソクさんだった、とにかく安定感がすごかった、ホソクさんのソロ活で経験した全てがこのステージに還元されていて、まだこんなにかっこよくなるのかよ、と正直驚いてしまった、ホソクさんは今までもずっとある種客観的にBTSというグループのコンサートの在り方を誰よりも支えて築いてきた人だと思っていたのに、J-HOPEという個人としてもこんなに光の強い人なのかと思った、グループに馴染ませてきた光がこの日ばかりは溢れて止まらないという感じがした、それがこの日のコンサート自体を底上げしていたのは間違いなかった
あまりにすごくて、その日の夜はホソクさんのサングラスのことばかり思い出していた


ユンギさん
私はBTSのコンサート中のラプラを見てラップが面白いものなのだと知ったわけなのですが、ユンギさんのラップって本当に楽しい、声だけ追っていると本当に行ったり来たり振り回されるみたいな謎の感覚だった、それでいてユンギさんはめちゃくちゃかっこいい、ユンギさんが画面に映る時の会場の地鳴りは噂通りだった、下から突き上げるみたいな感性だった、そこを涼しい顔で受け入れてるユンギさん見てたらなんか本当にライブの楽しさってこれコレェ!!!という気持ちになる。
忘れられないシーンがある、バスの窓からじっとアミを見つめていたところ、その瞳にアミボムの光がキラキラ吸い込まれていて美しかった
優しい目をしていた

ジンさん
この日のジンさんとジンさんを見つめる皆んなのめがやっぱり少し特別だったのは間違いなかった
だって、それは仕方ないものなんだ
ジンさん、めちゃくちゃアイドルだった、本当にこの人って全方位360℃どこから見てもマジでアイドルじゃんって思った、だってやっぱり顔がかっこいい、それでいてジンさんは人を幸せにする能力に長けすぎている、ずーーーーーーーーーっとgiveのひとだった、ダンスも歌も全ての行動の根源に「アミが見てるから」みたいな理由があって、この人本当に人のために動く人なんだとそんなことばかり思った
その日、ジンさんが「どうやらアイドルは天職のようです」と瞳をゆらゆらさせて眉毛をさげて笑っていたことを忘れない、オタクとしてそんな嬉しい言葉はない。
アミが喜ぶだろうと、君の大嫌いな寒さを避けることよりこのステージに立つことを優先してくれるような人だ
この日の記憶が、いつまでもジンさんの中で輝いていてほしいと願ってやまない、この日がジンさんのアイドルとして生きる糧になることを信じてやまない、
どこから見ても全瞬間がハンサムだった


ナムさん
ナムさんってステージに立ってラップをしている時、めちゃくちゃやんちゃやんと思った、めちゃくちゃ自由で面白い、次はどんなことを仕掛けてくるのかワクワクする遊び心、それでいてめちゃくちゃセクシーだ、純粋に音楽が好きでライブが好きで、楽しそうなナムさんが好きだ、
それなのにMCをしだすと途端にリーダーの顔をするから凄い

メントの時の話だ

ナムさんが話し出した瞬間の、しん、と静寂した空気をあの場で感じた
その空気でナムさんの背負う重圧とナムさんの言葉に対する信頼を感じ取って鳥肌がたった
みんながナムさんの言葉を待っている
その重さに恐怖さえ感じた
8万の人からの信頼は、安心ではなく恐怖にもなり得るのだと知った

私は言葉が分からなかった
ただ、隣にいた本国アミが鼻を啜りながら小さな声で「ケンチャナヨ」と言っていた
この声がナムさんに届いたらいいのにと思った

このアミとナムさんの間には、確かに人と人との対話がある気がした
それを知ることができないナムさんのことを思って涙が出た





7人のアミを見つめる目がとても優しかった
これ以上ないって顔で優しく愛おしげにアミを見ていた

コンサートを待ち望んでいるのは
どちらかというと7人の方なのかもしれない

正直、今もまだ現実に思えないくらいあの場にいた実感がない
会えたという感覚もない

だけどあの日を非現実的はものだと手放したくはない

肉眼でなんて見れるような距離ではなかったのでどちらかとスクリーンばかり見るしかなかったけど、ぴょんぴょん飛び跳ねる君がジミンさんだなとか、今センターなのジミンさんだなとか、今ニコニコ笑ってるなとか、そこに君はちゃんといたし、ちゃんとジミンさんの瞳のキラキラのひとつだった

1人で良かった、
感動で胸がいっぱいで、1秒経つごとに忘れていって消えていっちゃう記憶が恋しいこの感覚が私は好きだった、
ジミンさんが毎秒恋しいし、ライブ中もずっともう一回1秒前のジミンさんに会いたかったし、ずっとジミンさんが好きだったし、この感覚が寂しいけど嫌いじゃない
もう2度と会えない7人に今この瞬間あってることが嬉しかった


やっぱり君たちは人生の生きる糧だ
君たちに会いたいと思う気持ちが
何か見失った時の目的になる


もう鮮明に思い出せないことの方が多いけど
これからもずっとこの日確かに感じた全ての愛おしさとキラキラで
私はこれからの人生をちゃんと生きていける気がするのです
全ての瞬間が大切で愛おしくてだいじで宝物です
7人がたからものです


「これが最後じゃない」
としきりに言ってたあの子が好きだ
「あと20年、30年、40年!!防弾老年団!!!」
とゲラゲラ笑っていたあの子が大好き

最後じゃない、希望が見えた大切な日だった

確かな未来があるのだとおもった


ドデカミルクティー
帰り




BTSが10周年を迎えた
私にとって3回目のお祝いだった

釜山コンでみた7人は、その10年間の最新でしかなくて、たった一部でしかなくて、
きっと私が思ったこと、感じたことは
今までにずっと大切に守られてきたものなんだと思った
その上に私がいたこと、それを知れたことが嬉しかった



防弾少年団、10周年、おめでとう
10年間、アイドルであり続けてくれてありがとう

いつも人生の光になってくれて
選択のしるべになってくれて
朝起きる力になってくれて
夜に目を閉じる恐ろしさから救ってくれるひとたち


10年分の記憶と愛情と信頼の上に
私が君たちを見つけられて
7人が人生の一部になった

だからこそ今年の6月13日を迎える7人と
その多くを共にしてきたアミが
どんな記憶を思い出してどんな気持ちなのか
想像すると胸が熱いです


とても幼稚でとても浅くとても軽く伝わってしまうかもしれないけれど
ただ今年も君たちの誕生日に一緒にいれてよかったと思います

言いたい言葉がたくさんあるはずなのに
去年よりも言葉が出ません

私の君たちに出会ってからの3年間の思い出は
もしかしたら君たちの10年間の中で
薄い色をしていたかもしれない

コロナがあってコンサートができなかった
その間にまるでバブルのように形なく手応えなく
BTSの存在が一人歩きして大きくなってしまったかもしれない
思ったよりもずっとBTSの存在が世界にとって複雑になってしまったかもしれない

7人がただ我武者羅にひりひりと焼けるように
熱く、痛く、苦しく、ただキラキラとしていた時期を一緒に過ごしていない

だからこそ私は、
7人をを支えてきたという感覚よりもただ貰うばかりの、支えてもらうばかりの感覚しかないのです

そう思うのに、
やっぱり私は私の3年間に君たちが居てくれなければ
私が君たちを好きにならなければ
私が君たちから貰った宝物のような気持ちがなければ
やっぱり私は全然だめだったかも

もっと君たちの力になれたらいいのに
もっと恩返しができたらいいのに
そう思う気持ちは本物なのですが、

ただそんな気持ちさえもすごく烏滸がましいような
すごく重すぎるような、
それよりもずっとただこれから先も長く
そばで人生を応援しあえたらいいなという気持ちです

去年よりもっと大切なのに
去年よりずっと7人と距離をとることが上手になった気がして
少し寂しく
ただ、君たちのこれからにお供させてほしい

10年のぜんぶが、
どうか君たちにとって幸せなものだと思い出されるものであって欲しい


また7人のコンサートに行きたい

いつか最前エリアでこの目で7人の顔まで見れたらいいな



ずっと一緒にいたい、出来る限り
必要とされるべき力になれたら

そう思う

아포방포



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