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ひとり渡韓のすすめ②🧸🇰🇷🌷(来たぞ韓国!前編)


前回は事前準備編をお届けしました。


たった2度目のひとり渡韓で既にプロ気取りである
(恥ずかしい)

何度も言うが私は韓国語が話せない

「こんにちは」「ありがとう」「愛してる」「可愛い」「会いたい」

この5つの単語を頼りに旅をする

このプロ気取り具合である(恥ずかしい)

ただこのドキドキワクワクを味わえるのは精々3回目くらいまでなのではと思う

このきらきらした思い出を忘れたくないなと思うのです


来たぞ!韓国🛫編

日本出国日、偶然にも推しメンの参加したOSTのリリース日だった。

街を歩きながらBGMはその曲だった。

旅行日程中、韓国の空はよく晴れた。
半袖がちょうど良い気持ちの良い日でした

私はこの曲を聴くたびに、
数年後、数十年後でもこの日を思い出すのだと思うのです

どんな気温で、どんな香りで、どんな風を感じ、どんな朝を迎え、どんな人と出会ったのか。

音楽はタイムマシーンなのです


①いよいよ出国!成田空港→仁川空港

心配性のわたしである。
成田空港に3時間前に到着してしまった。

出国日は余裕を持って13時25分の便である。

にも関わらず家を7時に出る俺氏。
神奈川県在住のオタクである。

流石に念には念を入れすぎている。

2時間半ほどのフライトのために
6時間半前行動である

ワクドキしすぎである

成田空港までの道のりで
野生のFACEに出会いジミンさんを想う時間を設けた

ジミンさん、、、、今行く、、、、

10時15分に成田空港に到着
ものの5分ほどでチェックインが終わる。
窓側か通路側か、選びたい放題である。
「窓側で( ◠‿◠ )」

ふう、実に暇である。

今回は釜山コンの時と違って持ち込み荷物の重量チャレンジもない。
800g減量のために試行錯誤する必要もない。
なんと優雅であるか。

実に暇である。

パッタイ


結果空港でパッタイを食べる俺氏。

せめて米にすべきである。

これが空港マジックと言います。
無駄遣いとも言いますね。
アホである。

せめて寿司を食いましょう。

パッタイを食った後スムーズに保安検査を済ませて
余裕を持って搭乗です。

ここでひとつあるとすれば
機内持ち込みも10kgまでOKなジンエアーさま。
大きさが少し厳しい。

行きは全て機内持ち込みにしようと計画していたのですが
機内持ち込み可で売られていたキャリーバックも厚みが規定外だったため預けることとなりました。

(私は機内持ち込みできる程度の小さめのキャリーと
帰り用に大きめのキャリーオンバッグを持って行きました)


いよいよ離陸です
ワクワクである
行ってまいります無事に運んでくださいと心の中でおもった。


②1日目:仁川空港→宿泊先にいこう!

ジミンさん、、、、、おじゃまいたす

着いた

(パッタイを食べたエピソードを書いたがために既に長い)

着いた!!!!!!!!!!!!!!!!ー!

ニマニマである。
この時既に飛行機内でSIMカードの装着を済ませていたため
電源をつけた時にはLTEの文字。
ニマニマである。

ここから事前登録していたQ-code列を進み
ピッとやってスルスル行きます。

だがしかし、入国審査の列が長い。
約1時間15分ほど並びました。
今後は通路側の席でも構わないのでなるべく前の席を選ぼうと思う。
(初心者具合がいい感じだ)

実はこの日留学中の高校の友達がソウル駅に迎えに来てくれることになっていた。
(ひとり渡韓、と紹介しているにも関わらず初っ端から裏切りである)

高校卒業以来話したことも遊んだこともないのに
前日にインスタのDMをして迎えに行くよ〜と言ってくれた。優しすぎる。

無事に入国審査を終え預け荷物を受け取り
晴れて韓国の地を踏みました!!!!!!

感動してる間もなくA'REXの乗り場に早歩きで向かう。
なぜなら直通列車は本数が少ない。
約10分程度歩いて券売機を発見。時間を選択し、事前購入しておいた際のQRコードをかざしてチケットを発券します。

直通と通常便では改札が違うので注意します。
(とにかくオレンジ色を目指します)

休んでる暇はない。
改札を通って目の前、WOWPASSでカード発行と入金です。(日本語選択ができるので案内に沿って進みましょう)

事前準備編で書いた通り、ここでは現金ウォンの引き出しはできません。
(現金ウォンはソウル駅などで手に入れます)

5千円札か1万円札を投入します。
ここでWOWPASS内蔵のTmoney(Suicaみたいなものです)に自動的に1万ウォン分チャージされます。
※これも仁川空港内の機械の特徴で、基本的にTmoneyへのチャージは現金ウォンを駅で入金します

1万円がこれくらいになる(+1万ウォンがTmoneyに)


ここまで終えてA'REXに乗り、ソウル駅へピューンです🚈


ソウル駅についてからは
宿泊先の最寄駅(清涼里駅)まで友達が案内してくれます。
仁川空港でTmoneyにもチャージができているので楽々の移動です。

韓国はとにかく地下鉄が安い!!!!!!

これが韓国旅行最大のメリットだとさえ思っている。地下鉄内であればほぼ1350ウォンで移動できる。

日本から移動だけでわりと出費が嵩むが
韓国にいる3泊4日間、およそ2万ウォン程度のチャージで済んだ記憶だ。


ここで友達が韓国語をスラスラ話しているのを見て
「素敵すぎるなあ」
と思っていた。

お話をしながらAirbnbで予約したお部屋に到着。
普通のアパートの一室です。
セルフチェックイン(鍵の暗証番号などを事前にチャットで教えてくれます)をしていよいよ入室。


見てください。

入室したその瞬間の写真


可愛い。である。

次の日の朝
すやすや

この時点で予感がする。
今回の旅、めちゃくちゃ大切な思い出になる予感です。

友達が「ご飯どうするの?」と聞いてくれた。
ちょうど宿泊アパートのすぐ隣にコンビニがあったのでそこで済ます予定だと答えると

「ペダル、する?」

チャジャンミョンとタンスユクのセット


「待ってくれ」

なんだこれは、最高とはこのことか

という気持ちである。
これはひとり渡韓では絶対に経験できなかったことである。完全なズルである。

この時21時過ぎ、
韓国にて最高レベルの背徳感を味わう。

大変に美味しく、大変に腹がいっぱいだった。


いろんな話をした。

元々日本でパティシエの仕事を3年ほどしていた彼女は、いつか韓国でカフェを開きたいらしい。
クリニックなどの通訳をしてもいいと話してくれた。

「素敵すぎるなあ」

友達とは帰国日の前日の夜にご飯を食べる約束をしていた。
まさかニ夜を過ごすとは思わなかったが棚ぼた状態で最高の初日を過ごすことができた。

その日はバイバイである。韓国の地で1度目の「おやすみなさい」を交わす。


と、ここで事件が起きる。

火災報知器の作動である。

友達が帰ってから間もなくのことだった。

どうしよう、、、!!!!
どどどどうしよう、、、!!!!!
とにかく出ないと。
13階の部屋だ。
階段、、、階段、、?!?!?!
終わった、、、、もう帰国か、いやひとまず生きなければ。

軽くパニックである。

逃げないととワタワタしている時だった。

「Hurry up!」

隣の部屋の韓国人のお兄さんとお姉さんだった。
私の荷物を持って階段を一緒に降りてくれた。

ちょっと泣きそうだった。

13階から1階まで荷物を抱えてくれたお兄さん。
誘導してくれたお姉さん。
「カムサハムニダ」しか言えないわたし。

それでも1階まで一緒に降りて様子を確認して
ケンチャナと言ってくれた。

"ケンチャナ"
いつも安心をくれる優しい音です。

結局火災報知器はおそらく部屋で吸った煙草の煙に反応したもので、
部屋の住人がおばさんに怒られて謝っていた。

本当に良かった。
安心した気持ちの隣でありがたい気持ちでいっぱいだった。

こういったトラブルも起こり得ることを忘れてはいけない。


1階に集まった数名の皆さんがそれぞれ部屋に帰っていく。不思議な光景だった。


ちょうど部屋に帰った頃、
「これから帰宅します」とAirbnbのチャットにメッセージが来た。
ホストのお姉さんからである。

.....................

「これから帰宅します」

ここでわたしは初めて気づく。

なるほど、そういうね。

つまりここの一室はホストのお姉さんの自宅で
その一部屋を貸してくれているということである。
つまりここに帰ってきて部屋は違えど3泊を共にするということだ。

いや、分かってはいた。いたのだが、
これがいわゆる「認識ズレ」である。

こういったトラブルも起こり得ることを忘れてはいけない。

ただ、特に焦りはなかった。
なぜなら部屋探しのときに読んでいたレビューに目を通していたからだ。
信頼するしかなかったのだ。

当然、全てが全て「良いひと」ではないことを
覚えておかなければいけない。

謎の肝が座ってるわたしである。
「わかりました!待っています!」
と返信をした。

実際、ホストのお姉さんはとても素敵な人でした。
多くのコミュニケーションは取れなかったけれど
日本語を話してくれ、おすすめのカフェを紹介してくれたり「おはようございます」「行ってきます」「ただいま」「おやすみなさい」の挨拶をまさかひとり渡韓で交わせると思っていなかった。

これもまた大切な思い出になる予感がした。


そんな初日の夜であった。


③2日目:弘大散策

最高の朝である

部屋からの景色がとてもきらきらです。

良い天気〜〜〜〜〜〜!!!!!!

この日は少しゆっくり朝を過ごし
9時半ごろに家を出ました。

韓国のお店の特徴は

始まりが遅く夜が長い。

基本的に開店はカフェでも11時〜12時
雑貨屋さんともなれば13時〜14時のところが
ほとんどだ。

その分デザートと飲み物中心のカフェでも
21時ごろまでオープンしているお店が多いし
雑貨屋さんも20時頃まで開いていた。

ここを知らずにいくと午前中の時間を持て余してしまうことになる。

朝ごはんをどう過ごすかが韓国旅を満喫するには重要だった。

この日は清涼里駅内のスタバで朝を過ごします。
アールグレイバニラティーラテ。
甘くて白くて美味しかったです。

そのあとは行きたかったドーナツ屋さんに向かいます。
ひとりで乗る電車、ちょっと迷って駅構内で30分ほどフラフラした。
だがしかし、ひとりなのでなんの問題もない。

韓国の地下鉄は慣れればそんなに難しくはない。
1号線、と書かれていたらその番号通りのホームに向かえばいいし、きちんとわかりやすく矢印で教えてくれる。基本的に各駅に停車するようである。

ただ方向だけ間違えないように気をつける。
ホームで次の駅とアプリ上の路線図を見比べれば大丈夫だ。

OLD FERRY DONUT 龍山店

ドーナツをテイクアウトした。
とても大きい。
さすがに公園でこれを食べることはできず写真だけ失礼した。
大きな犬が見ていた。

例の如くHYBE事務所を見上げる。

「ジミンさ〜ん、、、、、、」という気持ちになる。

写真も撮らずにもう一度歩き出しました。
(何故なの)


ここからは弘大に移動します。

「絶対に行きたいところリスト」のひとつです

object弘大店


ここである。
定番中の定番である。

ここにくると韓国のステキ雑貨をまとめて見ることができる。
内装もとてもステキです。

窓が大きくて開放感があります
外の壁画、かわいい
おめあて


ステッカーを購入しました。かわいいです。

このあと、近くのカフェで
オーツミルクラテをテイクアウトしてぷらぷら散歩をしました。

(タトゥーの予約時間が迫っていたので、
イートインでのんびりができなかった)


④ひとつめのタトゥー

15時。
どきどき。
今回の旅のメインです。

どきどきしてきた。



推しメンのヨントンに外れた日
じんわりと涙が滲む1日を過ごした日
会えないことを痛感した日
伝えたい言葉を飲み込むしかなかった日、

わたしはわたしの人生を生きていかなくちゃと思って
タトゥーを入れに渡韓をすることを決めた。

我ながら謎の思考回路である。


わたしはいつもInstagramで彫師さんに出会います。

日本でお世話になっている彫師さんも
Instagramで見つけました。
まずはひとり、好きなタイプのタトゥーを描くひとを見つけて
その人のフォローしてる人からさらに見つけていきます。

フォローしてるひとのさらにフォローしてる人
またはおすすめにでてくるひと

そうやって約1年半前に見つけたのがこの方でした。

詳しくはタトゥー編として別のnoteにしようと思います。
タトゥーが好きなひとばかりではないことを知っているからです。




扉を開ける時のワクワクした気持ち
とても忘れられそうにない
どんなひとだろう、寡黙なひとかな、

コンコンとノックしたあとに開けてくれた扉の先は

あいみょんの音楽が流れ、
しんちゃんのマスコットがか飾られ、

黒髪ミディアムストレート、
黒のTシャツに黒のパンツを履いて
ニコッとはにかむ可愛らしいひとがいた。

「안녕하세요~☺️」と言ってくれた。

日本人のわたしがくるからあいみょんのアルバムを流してくれたのだと思う
そんな心遣いですでに胸がいっぱいだった。

お互いに英語もあまり上手に話せないから
2人で緊張していたと思う
ニコニコ笑って、わたしが第一声に発した言葉は

「あいみょん!BGM!」

だった。
さすがに緊張しすぎである。

ここに座って待っててね、と言われて
どきどきしながら真ん中の椅子に腰をかけました。

ふつうならここで
今日はどこら辺を回ってきたんですか? だとか
暑くなかったですか? とか
どうやって知ってくれたんですか? とか
そんな話をするのだろうけれど

多くのコミュニケーションは取らずに
すぐにタトゥーの最終確認をしていきます。

※以下、英語のやりとりです

「どこにいれますか?」
「ここにします!」

可愛いがいっぱい

「サイズはどうしますか?」
「う〜ん、、、、、もう少し、、、」

「more small?」
「Yes!」
「OK!☺️」

なんだかここが印象的だったのは、
わたしが何に悩んでいるか、わたしがどうしたいかが言語ではないどこかで伝わって
私が話し出す前に感じとって提案してくれたからだ。


進め方は日本と同じだったので特に困ったりすることはなく
今から何をしたいのかお互いによく分かっていたようです。

鏡の前で最終的な位置のチェックと印をつけ
軟膏を塗って下書きを転写して乾かします。

どきどき


この方はハンドポークといって細かく振動する機械ではなく、針を手で小刻みに動かしていき点描画のように針をチクチク刺しながらインクをのせていく手法です。

施術中はとくに会話をすることなく
わたしは寝るか寝ないかの狭間でウトウトしながら
お姉さんの針の動きを辿っていました。

ここからの完成はもう彫師さんにしか分かりません。
完全信頼です。

約1時間ほどだったと思います。

できあがり


「き、キヨ〜〜〜〜〜〜〜〜」

思わずという感じである。
お姉さんの方を見ると照れたようにニコニコしていました。

逆さから見ると
コロコロ転がっていた日のあの子になる

可愛くて嬉しくて泣きそうだった

「大丈夫ですか?」
と日本語で聞いてくれたお姉さん。

本当にこの嬉しさを伝えられないことが
悔しかったです。
本当に嬉しかったんですお姉さん。


そのあとは写真を撮ってくれて
わたしのiPhoneでも撮ってくれて
お互いにぎこちないままお会計になります。

もっと話したいことがあるのに!
もっと感謝してるのに!

そのもどかしさを込めて日本のお菓子と茶葉とお手紙を送りました。

どんなに不恰好な字なんだろう


渡した時のお姉さんの表情はきっとずっと忘れないと思う

胸元に手紙をぎゅっとして
「ありがとうございます」と言ってくれたお姉さん。

そのあとはPapagoを使って二、三言やりとりして
最後までぎこちないままお別れです

このぎこちないコミュニケーションを
こんなにも愛おしく思えるのかと
なんだかとてもくすぐったい気持ちです

スタジオを後にして地下鉄に乗るときに届いたメール

おねえさんとはずっと英語でのやりとりをしていたのに、
こうして日本語でメールをくれるひと。

そこにわたしとお姉さんの間にある
信頼関係だとか新しい出会いというか絆というか

そういう大切なものを感じるのである。

本当にお姉さんを見つけられて良かったです。


⑤望遠と延南洞散策

ホクホクの気持ちである。
もうわたしの渡韓に悔いなしと言っても過言ではない。これからどれだけの雨が降ろうと何も気にしない。

無敵である。

それでも雨は降らない。
気持ちのいい天気のままです。

望遠(マンウォン)駅に移動します。
絶対に行きたい場所リストのひとつを再び。

ポロンポロン


17時半くらい。
まだまだ外は明るい。
少しずつ気温も下がって、

肩を寄せ合う恋人と
腕を組む可愛い女の子たち。

みんなおしゃれで可愛らしい。

行きたかった雑貨屋さんに入りました。

お皿とスプーンとネックレスを購入します。


近くでもう1店舗

warmgraytail


本当にステキ空間でときめき
グラスとカップとくまのファブリックを買います


まだまだ1日は終わりません。

ここから40分ほど散歩をしながら
延南洞(ヨンナムドン)のカフェに向かう。

途中とても賑わう市場や
長い長い一本道を歩きました。

にぎわい


韓国は建物が美しい。
丸くて白い犬が多い。
カフェが多い。
日が長い。

延南洞までついてカフェを2軒はしごした。

おいしい


甘いものでお腹を満たして帰るのだ

お店を出るときいつも
「アンニョン??セヨ〜」と言ってくれるのが
嬉しかったのに、上手く聴き取れないわたしは
「ア、〜セヨ〜」と言っていた。(恥)


こうして2日目も満足に過ぎていった。


セブンイレブン


ホストのお姉さんと交わす2度目の「おやすみなさい」


ちなみにドーナツは次の日の朝ごはんになった。
もちもちで美味しかった。




ひとり渡韓のすすめ③🧸🇰🇷🌷(来たぞ韓国!後編)
につづきます

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