タイトルに惹かれて
畑野智美
海の見える街
※あらすじ
あらゆる恋愛は、奇跡だ
2015年、最高の恋愛小説はコレだ!
海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田
十年も片想いだった相手に失恋した
七月
一年契約の職員の春香がやってきた
本に興味もなく周囲とぶつかる彼女に
振り回される日々
けれど海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める
注目作家が繊細な筆致で描く大人のための恋愛小説
変わらない毎日も愛しい
でも誰かと出会って変わっていく毎も
悪くない
海の見える市立図書館で働く4人の男女の物語
※感想
海の見える街の市立図書館の
司書・本田君と日野さん
派遣の春香ちゃん
下の階の児童館の松田君
4人の交流を描いた連作4編
タイトルや装幀からよくある爽やかな恋愛小説だと思って読み始めたら
4人の特徴はそれぞれ
セカンド童貞、オタク、小児性愛者
DV被害者
そんなエピソードを織り込みながら4人の男女のそれぞれの過去の救いようの
ない思い出を語る
春香ちゃんが派遣の延長を図書館長に
勧められ嬉しくて本田君や日野さんに
話そうとしたところに育休中の和泉さんが来て春香は気分を害してしまい延長を断る
ハラハラさせられたが最後のシーンは
幸せを運ぶ青い鳥さながらの最終的には
爽やかな物語でした
作中「魔女の宅急便」も出てきて
「魔女宅」といえば!久石譲さんの
「海の見える街」というピアノ楽曲が
あり、そこからタイトルを取ったの
かな?って思えました
※おまけ
久石譲さんのコンサートで生で聴いた
時はメッチャ!感動しました(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᵕ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)
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