[s7ダブル]超バンドリ
1.はじめに
こんにちは、こたつです。
今回はシーズン最終こそ奮わなかったものの、中盤で1900と一桁順位を達成し、実はそのまま放置してたら、最終二桁を達成した悲しみの構築記事を書こうと思います。鎧ポケモンも参戦し、おそらく今後、今回の構築は使わないと思いますが、構築を組む際に、こういうアプローチの仕方もあることがかければ良いと思います。
(本当は最高192Xですけど、証明ができないので)
2.構築経緯
前期S6とS7において決定的に違う点は二つ、御三家の夢特性の解禁と新教え技です。今回の構築は教え技が解禁される前に1900を達成したので、そこについては言及する事はできません。あらかじめご了承ください。
構築コンセプトは「サマヨール+エースの初手ダイマックスによる数的有利及び、盤面有利の作成」です。
前期から使い慣れているバンドリから構築を組み始めるところからスタート。
最近のトゲキッスがサポートに寄りすぎている環境でアタッカートゲキッスを警戒していない人が少なすぎることに注目し、CSトゲキッスの採用を決定。
並びとして違和感がないように珠水ロトムを採用。これにより相手の水タイプや炎タイプに強く立ち回ることができるようになった。
エースバーンをダイマックスエースとして運用することを当初は考え、ピッピやエルフーン、トゲキッスと組ませて試していたが、エースバーンの耐久のなさと一撃で相手を破壊するほどの火力があるわけではない点にダイマックスエースとしての魅力を感じず、炎格闘の技範囲とタイプ一致ふいうちを評価し裏から出すスイーパーとして採用。
そして、このポケモン達すべての火力を支えかつ、選出段階でのトリックルームバンギラスの牽制及び、襷ポケモンをダイマックスポケモンの足止めに使わせないポケモンとして、サマヨールの採用を決定。
3.構築のポイント
この構築の一番のキモい点であり、初見殺しであり、強い点はやはりトゲキッスサマヨールという選出です。
普通のプレイヤーならトゲキッスサマヨールという選出であればこの指トリルを想像すると思います。僕でもまず第一にそれを思い浮かべます。裏にバンギラスの存在も加味すると絶対に切ってはいけない択であり、それに対応する選択を相手が強いプレイヤーであればあるほどしてきます。
しかし、この構築はそもそもトリックルームをするという選択肢は存在せず、なおかつ、トゲキッスはバンドリキッスロトムによくいるあくびやこの指を採用したサポートによったトゲキッスでもありません。ピントレンズを持った、純粋なアタッカートゲキッスです。
虚を衝くという意味でトゲキッスというポケモンは最強の一匹であるといえます。そもそもシングルでは珠や弱保、ラムと言ったダイマックスエースとしての採用が多い中、このポケモンがエースとして認識されないのおかしいとさえいえます。50%の急所の運ゲーをしかけかつ、手助けによる火力補助が可能なこのポケモンはまず、相手の非ダイマックスポケモンを一撃で倒す事を目標にします。これは相手が絶対ダイマックスをしないような対面でも同じです。
この構築がほぼ勝率100%のエルフーン構築を例とします。
エルフーンはサマヨールを対策する上でおそらく一番簡単であり、エルフーンを採用している構築はエルフーンを出さないといけないような構築になっています。初手キッスサマヨと対面したエルフーンは挑発を採用しているのならば100%挑発をこの指されてもいいという考えのもと、挑発をしてきます。それに合わせ、初手ダイマックス、エルフーンを襷ならばダイジェット+ナイトヘッドでそれ以外ならダイジェットをエルフーンにうちながら、サイドチェンジで挑発をすかします。
エルフーンというポケモンを採用している構築は追い風や、嘘泣き、手助けなど、それに依存することが多く、そもそも相手視点、1ターンでエルフーンを失うなんておそらく考えてませんし、ましてやトゲキッスが隣に鈍足サマヨールがいる状態でダイジェットを打ってくるなんて考えてもいないでしょう。それにより相手のプラン崩壊、キッスを受けるための後手にまわったダイマックス。しかしこちらはほぼノーダメージで1ターンで数的有利とダイジェットによる一加速した盤面有利を展開しています。
いわゆる打開ダイマックスと言われる後発ダイマックスは相手のダイマックスをいなしてこそできるものですが、相手の意識外のダイマックスに対応できるほど、簡単に遂行できるものではありません。ましてや、本来相手の弱体化をねらうバークアウトや捨て台詞、見方を強化する壁はピントレンズキッスの前では、ほとんど意味はありません。
ピントレンズの50%に頼ってるだけと言われたら、ぐうの音もでませんが、思った以上に50%というのはヒットし、ダイマックスとの撃ち合いでも、二回に一回は当たる計算でいくとかなり分の良い勝負はしてると思ってます。
4.個体解説
バンギラス@じゃくてんほけん
特性:すなおこし 性格:いじっぱり
努力値:252-252-4-0-0-0
実数値:207-204-131-*-120-81(最遅でもよいかも)
技構成:岩雪崩、かみくだく(鬱憤ばらし)、馬鹿力、まもる
調整:意地HAぶっぱ
トリックルーム系統の構築やリザードンがいたら出すポケモン。
足が遅いポケモンでダイマックスを切ることがあまり好きではないので、選出率もあまり高くないが、リザードンが重いのでいれざるを得ない。じしん弱保から全抜きみたいな立ち回りは以前よりはやりにくくダイマックスしないときの脆さが目につくため、動かしにくい点も微妙ポイント。相手視点では数値の高さとダイマックス時のパワーでの選出圧力となるため、代用不可枠であり、バンドリを支えているポケモンでもあるとおもっている。
ドリュウズ@きあいのたすき
特性:砂かき 性格:ようき
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:185-187-81-*-85-154
技構成:地震、アイアンヘッド、岩雪崩、まもる
調整:最速ASぶっぱ
気合の襷をもってるため、無難にだせる万能ポケモン。
相手にバンギがいる時、ほとんど出てくるので、相手のすなにただ乗りできることもおおいので、バンギとセットで出す必要性を感じず、わざ範囲の優秀さが目立つポケモンと感じた。ダイマックスさせることも少なくなく、ダイアース、ダイスチルによる耐久の底上げは相手のダイマックスとの打ち合いに強く、火力に特化している味方のペラペラな耐久の底上げしてくれる点でも優秀だと感じた。
うえからひるみ技はつよい
トゲキッス@ピントレンズ
特性:強運 性格:臆病
努力値:4-0-0-252-0-252
実数値:161-*-115-172-135-145
技構成:エアスラッシュ、マジカルシャイン、熱風、まもる
調整:最速CSぶっぱ
この構築の最強のエースにして、運勝ち製造機。
前述したとおり、サマヨキッス選出の核であり、使ってみるとわかる強さ。
最初にかなり言及したので特にいう事はないが、最速にしているのは相手のドラパルトを1ダイジェットで抜きたい(ついでにスカーフパッチやスカーフウオノラゴンも抜ける)、最速80族(特にウォーグル)と最低限同速勝負がしたいため。
持ち物は珠と選択。どちらにも利点と欠点がある。
珠であるとエースである事がお見通しでバレる、また急所が必要なタイミングで出せる確率が減る、耐久が落ちるなどの欠点と確実に1.3倍の倍率は出してくれるかつそれに追加で1/8で急所にあたる点での安定性と上振れの両方の実現ができる利点がある。
ピントレンズであると、火力の上振れがよくも悪くも50%に依存している点が欠点でもあり、利点でもある。壁や、バクアなどの弱体化により強く出られるのがピントレンズの利点である。
ここは個人の選択だと思いますが個人的にはピントレンズの方がつよいと思う。
水ロトム@命の珠
特性:浮遊 性格:ひかえめ
努力値:188-0-0-252-4-60
実数値:149-*-128-172-128-114
技構成:ハイドロポンプ、10万ボルト、悪の波動、まもる
調整:H10n-1(珠ダメ最小)
Cぶっぱ
S準速バンギ抜き
バンドリ、アシレーヌ、セキタンザンに対して初手ダイマックスを決めたいポケモン
サマヨールに対しても、特殊方面に薄いならダイアーク+ナイトヘッド、最低限影うち圏内にもっていける。キッスロトムのように出す事はほとんどなく、基本はやはりサマヨールと出していきたい。ダイアーク、ダイストリーム共に実質積み技のように動かせ、手助け込みでとんでもない火力がだせる。
調整はSラインを引き上げて、少し火力をおさえた型も使っていたが、Cに特化すると手助けダイサンダーでダイマックスアシレーヌが一撃と火力を上げたほうが良い展開が多い気がした。相手のロトムにSが負けていることが多かったので、注意が必要。中盤移行、ゴリランダーが増加したため、動かしにくさもあったが、技範囲と特性の代用不可性能を評価した。
守るは悪巧み、サイドチェンジと選択。
キッスとの補完でサイドチェンジにするのはありだが、珠持ちのポケモンでダイマックスを切らない立ち回りをする際の、耐久の不安定さが目立つため、出しても後ろからが多かった。まもるは無難に使いやすくなる。悪巧みは積む余裕がそんなにないため、おすすめはしない。
エースバーン@たつじんのおび
特性:リベロ 性格:ようき
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:155-168-96-*-95-188
技構成:かえんボール、とびひざげり、とびはねる、ふいうち
調整:最速ASぶっぱ
ダイマックスエースではなく、スイーパーポケモン。
基本的にダイマックスさせることはなく、後ろからだして、相手の残ったポケモンを削っていく。時々ダイマックスさせることがあったのでとびはねるを採用した。
炎打点がキッスの熱風だけなのでかえんボールは確定、バンギラスへの遂行速度をあげかつ威力の高い、とびひざげり、先制技である不意打ちは確定でとびはねるはまもると選択。
サマヨール@しんかのきせき
特性:おみとおし 性格:のんき
努力値:252-0-252-0-4-0
実数値:147-75(aVのほうが良い)-200-*-151-27(最遅)
技構成:ナイトヘッド、かげうち、トリックルーム、サイドチェンジ
調整:HBぶっぱ
この構築の唯一にして、最強のサポートポケモン。
あらゆるポケモンの襷をつぶし、あらゆるポケモンの挑発を誘い、サイドチェンジにてクソゲーを仕掛ける。選出率はほぼ100%でした。
相手のサマヨールに対して、挑発や封印があったらと思うことも多かったが、かげうちが偉すぎる点とやはり、暇なときにナイトヘッドが打ちたいことが多すぎたので上の4つになった。変更するならナイトヘッドを挑発に。
5.選出
基本選出
先発トゲキッスサマヨール
裏エースバーンorドリュウズorロトム
vsバンドリ(ゴリランダーなし)
先発ロトムサマヨール
裏エースバーンorドリュウズorロトム
vsバンドリ(ゴリランダーあり)
先発トゲキッスサマヨール
裏エースバーンorドリュウズorロトム
vsミロサマヨ
先発バンギラスドリュウズ
裏エースバーン+ロトムorトゲキッス
vsセキタンザン
先発ロトムトゲキッス
裏ドリュウズorバンギラスorエースバーン
6.最後に
前述しましたが、トゲキッスサマヨールという戦術は初見殺し性能がたかく、ランクマという環境にとてもマッチしていたといえます。また、エースバーンの増加に伴ったエルフーンの増加もS7の序中盤の環境にマッチしていました。ゴリランダーの増加でバンドリやロトムが動かしにくい環境ではありますが、トゲキッスサマヨールはガチトリルのための戦術ではないということが伝えることができたらと思います。本当は「最終二桁達成!!」と言ってこの構築記事を書きたかったのですが、動かしてしまったものはしょうがないので、つぎの反省にいかします。
鎧ポケモンも追加され、この構築をつかうことはおそらくないと思いますが、固定概念に囚われない、新しい構築、並びを作ったと勝手に思っているので、参考になればと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
シーズン8こそ最終で結果をのこします!
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