おめでとう。

タイトルの通りです。
8月28日。死んだ元カノの誕生日です。

「にゃんぱちの日」なんて言ってたっけ。
よく考えたら、にゃんぱちって何だよ。
意味わからん。

もう同じ空の下にすら居ないのか。
君は永遠に歳をとることもなくて。
僕だけがどんどん老いていくのかな。

僕は相変わらず息をしているよ。
君が描いてくれた似顔絵のように。
かっこいい僕でいるように頑張るよ。

最近、君を忘れてしまうことが怖いんだ。

君と花火を見た遊園地がなくなって。
君と乗ったお台場の観覧車もなくなって。
君とプリンを食べたコンビニもなくなって。
君と自転車を買ったスーパーもなくなって。

僕が思い出せないだけで、もっとあるのかな。

君とたくさんの時間を過ごしてしまったから。
どこへ逃げても君との思い出が忘れられなくて。

クローゼットを開けても、なぜか今でも君の匂いを少し感じるんだ。
けれど、去年は部屋中から君の匂いがしたのに、もう薄れてしまった。
こうして、君の記憶がどんどん薄れていくことが怖いんだ。

だけど、君を思い出すのが怖い自分もいるんだ。
真正面から向き合うと、心が耐えきれないから。
今だって、泣きながら書いてる。

「忘れない事と引きずる事は違う」と誰かが言っていた。
いまの僕には、まだ違いがわからないんだ。
けれど、引きずりたくないから、前だと思う方向に歩いてる。
いざ歩き出すと、自分の歩幅の小ささに苛立ってしまうけれど。
それでもね、1ミリずつでも前に進んでいるから。
その人が言っていたんだ。

「心は1人にひとつしかないし、命は1人にひとつしかないから、誰かの分まで生きることなんてできない。だから、その人と紡いできた思い出だったり、その人が教えてくれたものと一緒に生きていくのが1番良いと思う」

君が書いてくれた手紙。
僕の好きな所を100個も書いてくれたよね。
自分がダメに思えて仕方ない時に読んでるよ。
たくさん書いてくれてありがとう。

それでもやはり泣いてしまうから。
僕はまだ君の事を引きずっているんだと思う。
いつか苦しい事も悲しい事も、笑って振り返れる日が来たら。
引きずるのではなく、忘れずに生きていると言えるのかな。

おやすみ

あとどれだけ歩き続ければ、君に会えるのかな。
時折、瞼の裏側で君を探してしまうんだ。

そういえば、君と似ている子に出会った。
けれど、その子はその子だし、君は君だった。
君は「私の方がかわいい」と言っていたけれど。
どうなんだろ、いつか直接勝負してください。

てな訳で、俺のターン。ペロチャンをシンクロ召喚。


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