PCのワイヤレス周辺機器に関して思う事

最近のパソコン周辺機器は無線式のものが多い。キーボード、マウス、テンキー、bluetoothスピーカーetc...

無線(主にbluetoothまたは専用ドングル)のものも昨今は安定性もひと昔前より精度も随分よくなり、有線と比べてのストレスもケーブルとのトレードオフという次元は通り越したように思う。

僕は譜面作成ソフト(Sibelius Ultimate)で譜面を書く際にはテンキーを多用するし、鍵盤もまあ使うし、音採りの段階では手書きでメモもするので、デスク上のケーブルが減るのは大変に好もしい。なので無線の周辺機器の新製品を目にするのはなかなか楽しい。

しかし、どうも近年のそれらはバッテリー内臓型(USB充電)のものが多い。まあバッテリー式なら裏蓋を外して電池を入れ替える手間(そして電池切れでコンビニに買いに走る面倒も)はないし、外出先でもケーブル一本で複数の機器をノートパソコンから給電できるので、いざ使う際にバッテリーが切れていても安心である。それに、PC周辺機器は数千円以下程度のものが主で、3年もすればメジャーアップデートや気になる他の製品も出て来る可能性は大いにあるので、内蔵バッテリーが寿命を迎えるまで使い続ける事は稀なように思う。

だが、バッテリー内蔵式には目を瞑れない問題があると僕は感じている。それは、

「充電中は有線」という事である。

たかだか数十分からせいぜい2時間程度の間なのだが、仕事が佳境の時にケーブルでデスク上の動線が乱れる(微妙に線が短い、とか)は大きなストレスになる。

そして、会社や自宅オフィス(僕)のような据え置き環境で複数の無線周辺機器を使って一日デスクに向かって仕事をする、という場合、充電切れというのは意外とそこそこの頻度で発生するのである。

こういうものは「通常の使い方で」およそ1〜2週間保つ、という謳い文句が多いのだが、作業が立て込んで何日もPCにかじりつきの状態になると、テンキーやbluetoothMIDIキーボード(今は使ってないが)あたりは三日くらいで割と怪しくなる。文字入力の方のキーボードも早い時は1週間程度で充電ランプが点いたりするので、iPadやケータイなどと総合すると感覚的には「常に何かがバッテリー切れの危機に瀕している」ような気分になる。

しかも周辺機器界ではUSB microもminiBもまだまだ全然現役で、typeCの方が全体ではまだ少ないかもと感じるくらいである。変換アダプタも色々買ってあるが、そういう「これにしか使わない」ケーブルが複数あっていちいち出すのは億劫だが常時出しておくほどの優先度(有線だけに)を与えるのも癪である。

というわけで長々と書いてしまったが結論として現在僕は

「電池式の無線周辺機器を、なるべく大容量で急速充電が可能な充電池を使って運用する」

という方針で機器を購入、運用しています。

ちなみにツアーに持って出る鼻毛カッターや髭トリマーも電池式です(専用アダプターを複数持ってツアーに出るのは現実的ではない。かといって鼻毛を現場に出動する時に必ずチェックできるかと言われれば、いささか困難であると思う)。

具体的に今使っている周辺機器は

Apple Magic Keyboard (単三電池式)生産終了品のはず

Kensington ExpertMouse ワイヤレストラックボール K72359JP

Bluetooth 5.0 テンキーLACOIN 第二世代

パナソニック 鼻毛カッター

ヒゲトリマー ER2403PP (Panasonic)←この電池式の方は量販店で見かけなくなった。

などである。

誰かの何かの参考になれば。

ちなみにblueooth MIDIキーボードはKORGのmicro key AIRを持ってはいますが、リアルタイムで打ち込みする人間としてはあまりメリットを感じませんでした。でも結構長いこと生産し続けてるので、ドライバなんかも今頃よくなっているんじゃないかと予想。ちなみにこのシリーズのミニ鍵盤のフィールはかなり優秀(意外と隣の鍵盤押さないし、ベロシティもレスポンスもちゃんとある)ので、有線使用で69鍵モデルを買う事は検討してます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?