自己紹介と改めの一歩

初めまして。(というのも変ですが、初めての方も多いと思いますので)
柳瀬光太郎と申します。

株式会社カイノスパートナーズの代表取締役として、
そして、IR研究室の主宰者として、
・上場企業向けIRコンサルティング
・プロフェッショナルIR養成講座
を提供しています。

※2023年5月追記:
最近の活動についてはこちらをご覧ください⇒IR研究室のご紹介


今日は初めてのポストになりますので、この場をお借りして簡単な自己紹介をさせていただくとともに、改めの一歩を踏み出したいと思います。(「改めの」と記している理由は追ってお話しします。)

まずは簡単な経歴から。

1974年:山口県にて墓石屋の長男として生まれる
1993年:山口県立宇部商業高校卒業(高校3年間は野球と簿記に没頭。1・2年時は甲子園出場も、ベンチには入れず。)
1997年:福岡大学商学部第二部(夜間)卒業(大学4年間、夜間の学科に通いながら、昼間は税理士事務所に正職員として勤める)卒業後、家業である墓石屋入社
1998年:思うところあって実家を出る
1999年:コナミ株式会社 入社 財務本部配属(念願の東京進出)
2003年:アクセンチュア株式会社 入社(勘定する側から稼ぐ側へ)
2004年:株式会社メガネトップ 入社(オーナー社長の参謀役として経営企画部門とIR部門の責任者を経験)
2006年:株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 入社(経営企画部門やIR部門の責任者と事業子会社の社長を経験)
2011年:起業準備開始
2012年:株式会社ENDingINNOVATION 設立 代表取締役就任(お墓掃除代行サービスの全国展開)
2014年:株式会社カイノスパートナーズ 設立 代表取締役就任
2016年:株式会社ENDingINNOVATION 解散
2017年:株式会社カイノスパートナーズにて活動再開(現在の活動)

1999年、25歳で上京してきてから、本当にたくさんのご縁と出会いに恵まれ、様々な経験をさせてもらいました。今振り返ってみても、その時々で素晴らしい機会を提供して下さった方々へは、感謝の気持ちでいっぱいです。

2011年に起業に向けて準備を開始し、2012年に(株)ENDingINNOVATIONを設立しました。
サラリーマン経験を糧に満を辞しての起業、、、と言いたいところですが、実はそうではありませんでした。周到な準備も無く突入した起業家としての数年間は苦労の連続でした。
その苦労の細々をここに書き連ねることは控えますが、多くの壁にぶち当たり、乗り越えてはまたぶち当たり。本当に苦労しました。
一方で、極上の喜びを運んできてくれる出来事もあり、起業家冥利に尽きる気分に浸ることも多々ありました。
たくさんの事を経験し学んだ数年間でしたが、結果的には解散というかたちで会社を閉じることになりました。
解散の決定から1年半が経ち、起業する前からの経緯を何度も何度も振り返って考えました。
どうしてこうなってしまったのか。どこが分水嶺だったのか。具体的に何が悪かったのか。
事業そのものにも原因はありましたが、結果的に会社を閉じることになってしまった一番の要因は、社長としての私の至らなさでした。もっと言うと、人としての私の至らなさだったのだと思います。

その至らなさを連ねると、下記のようなことです。
・準備不足の見切り発車
・見切り発車から来る焦り
・焦りをまぎらわすための自分への発破(単なる自己暗示)
・見栄と虚勢、虚栄心
・安易な楽観論と必死さの欠如

このような人としての未熟さが会社解散という事態を招いてしまい、創業者として社長として、私は関係者の皆様に大きな大きな迷惑をかけてしまいました。
人生を賭して私の元に集ってくれていたメンバー、期待を寄せてくれたお取引先の方々、私と事業を信じて応援してくれた株主の皆様など、いわゆるステークホルダーの方々に大きな失望を与えてしまい、ご迷惑をおかけしてしまいました。

会社を解散するという法的な手続きは完了しました。(お返ししなければならない事や、すべき事は、まだまだたくさんありますが。)
解散するということを決めてから今日までの間、色んな想いが頭を巡って、途方に暮れたり、少しだけ前向きな気持ちになったり、でもまた塞いでしまったり。
たった1年半ですが、本当に本当に長く感じました。

口では気丈な事を言いながらも、心の内では、恐らく自分はもうこのまま朽ちていくのかな、という気持ちが蔓延していました。

ところが、こんなボロボロ状態の私に対し、再起の機会を与えてくれる方々がいました。
もう一度一緒にやろうぜ、今こそ一緒にやろうや!、と再挑戦に向けた活動の場を提供してくれました。それだけでなく、便宜を図っていただいたり、支援していただいたりもしました。
本当に嬉しくて、感謝の気持ちしかなくて。なかなか言葉にできません。
この方々には絶対にご恩をお返しせねば、と心から誓いました。

そういった方々に背中を押していただき、この度、ようやくスイッチを切り替えました。
改めて、今回の大きな失敗経験を真摯に受け止め、深く反省し、そしてそれを糧にもう一度進み始めたいと思います。

これまでの反省を踏まえた上で、今までの経験を活かし、社会に少しでも貢献できる事業や仕事に邁進していきます。
そして近いうちに、ご迷惑をおかけした全ての方々へ少しずつでもご恩返しをする。

もちろん完全なマイナスからの再スタートです。
まだ見ぬたくさんの障害もあるでしょうし、心折れることも多いと思います。
でも、いつかきた道。初めて通るときに比べれば、視野も広く視座も高くなっているはず。
そんな淡い期待を自分に持ちながら、この度、改めの一歩を踏み出しました。自分への期待値を上げないようにしつつ、精進してまいります。

そうしていつか、事業家として仕事人として、何よりも、人として成長したね、と思ってもらえるような人間になりたい。
心の中でその想いを強く持って、頑張ります。

どうぞよろしくお願い致します。

2017年11月1日
柳瀬光太郎

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