見出し画像

【回顧】 3月5週目 重賞回顧(大阪杯)

〜大阪杯〜


阪神芝Bコース替わり。
内外フラット〜やや内有利。

この阪神内回り2000で行なわれる大阪杯は内前有利の傾向が強いレースですが、今年はそこを何とかしようとするジョッキーたちの位置の取り合いがかなり面白かったですね。


それぞれの騎手の思惑等は後述するとして、やはり近年色んな事がデータ化されたりわかりやすくなってくるのでこういったトラックバイアスやレース傾向も簡単に浮き彫りになる時代です。
元々そこも考えて乗ってきたトップジョッキーに加え、最近は明らかに意識して乗っていると見てわかるジョッキーもたくさんいます。
そうなってくると今まで内前に行ける馬を優先的に見ればよかった大阪杯も、今回のように外枠でも工夫して乗ることができるジョッキーが増えれば話が全く変わってきます。


要は予想する立場からするとどんどん難しくなってくるという話です。
いやあ、厳しい世界ですね。


ただ、まだまだ何も考えずに乗るジョッキーももちろんたくさん居るのでそこは臨機応変にして行きたいですね。

何はともあれ、一競馬ファンとしてはとても見応えのある面白いレースでした。
前置き長くなりましたが回顧を。


1着 △べラジオオペラ
好スタートからすぐさま番手確保。
外枠のロスを最小限に抑える好判断。
ローシャムパークの捲りも入ったので楽ではなかったがしぶとく脚伸ばした。
ダービーのようなキレも出せるので今後はどんなレースでも安定して力を発揮できそう。


2着 ▲ローシャムパーク
テンは遅めで位置は取れず。
戸崎騎手も想定していた感じですぐさま外の進路を確保していた。
元々捲るつもりではいただろうが序盤からかなり掛かっており抑えきれない感じでそのまま捲り。
あれだけ掛かって捲れば失速してもおかしくなかったが、能力の高さだけで残した感じ。
大阪杯が合うタイプではないので、周りのレベルが上がってもこの馬は戦える。


3着 △ルージュエヴァイユ
エリ女やエプソムCもハイパフォーマンスで今回のメンバーなら普通に能力上位の馬。
外枠がとにかくキツかったがそれでも内に潜らせてよくカバーした。
実際ステラヴェローチェと同じような位置から伸びており内容としても強い競馬。


4着 ◯ステラヴェローチェ
スタートしてそれなりに手応えはあったが押さずに馬也。
そのまま後方よりになったが外から一頭伸びてくる強い競馬だった。
コメントで「行き脚つかなかった」とあるがおそらく押せばそれなりの位置はとれたので勿体無かった。
鞍上強化も反映されるタイプの馬なのでまだまだ前進ある。


5着 △ジオグリフ
やれることはやっており力出し切る。
若干掛かり気味で今では気持ち距離が長そう。
千六〜千八で。


6着 △プラダリア
池添騎手もやれることはやっているが、もう1段階前が取れる好スタートが欲しかった。
あの位置からだとこんなもんだろうという感じ。
力出し切る。


7着 消ソールオリエンス
横山武騎手もやれることはやっている。
流石に内回り2000は全く合っておらず見直し可。
とにかく不器用なので条件限られる。


8着 ◎スタニングローズ
逃げるまでは良かったがローシャムパークの捲りが痛く、残り1,000メートルからペースが上がってしまった。
見直し可ではあるがこれ以上の適したG1はないので今後はどうか。


9着 消カテドラル
すぐ内に入れ直線も内をつく経済コース。
力出し切る。


10着 消エピファニー
折り合いはついた方。
まずまず。
流石にG1は荷が重い。


11着 △タスティエーラ
位置も取れて最高の競馬だったが良いところなく終わった。
大阪杯が良いタイプではないがさすがに負けすぎな印象も。
ベストは宝塚、有馬。


12着 消ハヤヤッコ
最後方大外ぶん回しでさすがに厳しい。
伸びてはおり見直し可。


13着 △ハーパー
道中から怪しくそのまま力負け。
こうなると広いコース+距離延長が必須か。


14着 △ミッキーゴージャス
ミルコ騎手も意識はあったがシンプルに内の椅子取りゲームに負けてしまいそのまま何もできず。
見直し可。


15着 消キラーアビリティ
力負け。


16着 消リカンカブール
ぱったり。
力負け。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?