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オズワルドの亡霊-2024年暗殺未遂事件の仮説


◾️WIKIPEDIA事件の概要

犯人はトランプ氏が演説していた場所から約130メートル(430フィート)離れた屋根の上にいた。目撃者の1人はBBCに対し、犯人は横たわっていた屋根の傾斜によって当局から隠れていた可能性があると語った。
犯人がトランプ氏にどれほど近かったかと、銃撃後の様子を示す画像がある。銃声が鳴ると、トランプ氏は右手を顔に当て、シークレットサービスのエージェントがステージ上でトランプ氏を取り囲むと身をかがめた。
エージェントがトランプ氏を車列に連れて行き始めると、トランプ氏は群衆の方を向き、右耳から血を流しながら何度も拳を空中に突き上げた。

ドナルド・トランプ氏暗殺未遂事件で、犯人はAR-15ライフルから約12秒間に15発の銃弾を発射した。この急速な銃撃でトランプ氏と集会参加者数名が負傷したが、犯人はシークレットサービスの狙撃兵によって無力化された​ (Wikipedia)​ (PolitiFact)​

◾️BBC記事

2024714日、ドナルド・トランプ前米大統領は暗殺未遂事件を受け、選挙集会で急いでステージから降ろされた。
ペンシルバニア州での集会で演説中に銃声が鳴り響き、群衆はパニックに陥った。
顔から血を流し、拳を突き上げている写真が撮られた前米大統領は、耳を撃たれたと述べている。
土曜日、ピッツバーグの北約30マイル(50キロ)にあるバトラー・ファーム・ショー・グラウンドで行われた選挙集会で演説していたとき、大きな爆発音が聞こえた。
容疑者は後にペンシルベニア州ベセルパーク出身のトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20歳)と判明し、死亡した2人のうちの1人だった。さらに2人が重傷を負った。
米シークレットサービスは、容疑者が「高い位置からステージに向かって複数発の銃弾を発射した」が、軍関係者に射殺されたと述べた。
この事件のビデオ映像には、ランプ氏が演説していた建物の裏の屋上に警察官の狙撃兵が映っているが、容疑者を殺した銃弾を彼らが発射したかどうかは不明だ。
(BBC)

◾️AICHAT射撃の分析

AR-15アサルトライフルで150メートル先の2cmおよび5cmの的に当てる確率は、射手の技量、環境条件(風速、湿度、照度など)、および使用する弾薬の種類など、多くの要因によって変わります。
射手の技量エキスパート: 高い命中率を持つため、特に訓練された射手。射撃競技や軍事訓練などで高度なスキルを持つ。環境条件:
風速と方向: 風が強い場合、弾道に影響を与える。湿度と温度: 弾道の変化に影響。照度: 視認性に影響。
武器および弾薬AR-15の精度: 標準的なモデルでの精度。使用弾薬: 高品質の競技用弾薬を使用する場合。これらを考慮した上で、おおよその確率を示します。
専門家の推測
5cmの的、エキスパートの射手であれば、適切な条件下で50%80%の確率で命中する可能性があります。
2cmの的、は非常に小さいため、命中率は低くなります。エキスパートであっても20%50%の確率です。
これらの確率はあくまで概算であり、実際の条件によって大きく異なる可能性があります。

ライフル銃弾が皮膚をかすめた際に感じる温度は、様々な要因によって異なりますが、一般的には非常に高温になります。銃弾が発射される際には、火薬の爆発により銃弾が非常に高い速度で発射され、その際に銃弾自体も加熱されます。さらに、銃弾が空気を切って進む際にも摩擦熱が生じます。皮膚をかすめた場合、銃弾の温度と摩擦による熱が一瞬で伝わり、熱傷を引き起こす可能性があります。この温度は数百度に達することがあり、そのため火傷のような痛みを感じることがあります。
AR-15から発射される弾丸の速度は約975メートル毎秒です。この速度では、弾丸が5メートルの距離を通過するのに約0.005秒(5ミリ秒)しかかかりません。 通常のテレビカメラのフレームレートは、30フレーム毎秒(fps)か60fpsです。30fpsの場合、各フレームは約0.033秒(33ミリ秒)です。60fpsの場合、各フレームは約0.016秒(16ミリ秒)です。つまり、弾丸はほとんどのフレーム内に収まらないか、非常にわずかな瞬間しか映りません。

150メートル先から発射された銃弾が人の髪の毛を貫通した場合、髪の毛に残る痕跡は以下のようなものが考えられます
物理的な損傷:髪の毛自体が切断されるか、損傷を受ける可能性があります。銃弾が髪の毛を貫通する際に、髪の毛が引きちぎられるか、断裂することがあります。

熱損傷:銃弾が発射された際の高温によって、髪の毛が焼ける、焦げる、または変色することがあります。特に高速で発射された銃弾は、髪の毛に対して高温をもたらす可能性が高いです。
物質の付着:銃弾が髪の毛を貫通する際に、銃弾の金属片や火薬の残留物が髪の毛に付着することがあります。
髪の毛の変形:銃弾の衝撃によって、髪の毛が一時的に変形することがあります。これには、曲がりやねじれなどが含まれます。
このような痕跡は、顕微鏡や化学分析を通じて確認されることがあります。
AICHAT

◾️NEWS NATION 記事

ペンシルベニア州警察の司令官クリストファー・パリスは今週、集会での警備が崩壊したのは、集会での警備対策を支援していたシークレットサービスと州および地方の法執行機関とのコミュニケーション不足が原因だったと証言した。しかし、クルックス氏が最初に集会参加者に、後に地元警官に発見された後、トランプ氏に向けて発砲される前に、彼を監視することはできなかった。
パリス氏は、ビーバー郡の警官がクルックス氏を捜索するために持ち場を離れたと述べた。パリス氏によると、地元警官が屋根に上がろうと吊り上げられたとき、クルックス氏は警官にアサルトライフルを向け、警官は地面に倒れたという。しかし、バトラー郡地方検事リチャード・ゴールドインガー氏は、警官がクルックス氏を見つけるために担当地域を離れたというパリス氏の主張は真実ではないとニュースネーションに語った。
「彼は間違っている」とゴールドインジャー氏はニュースネーションのブライアン・エンティン氏に語り、「おそらく彼はそう聞かされ、そう信じていたのだろうが、実際にはそうではない。彼らは立ち去らなかった。彼らは自分たちからはクルックスがどこにいるのか見えなかっただけだ」と付け加えた。
ゴールドインジャー氏はニュースネーションに対し、バトラー郡の警官たちはクルックスが屋根の上にいたときどこにいるのか見えなかったと語った。
パリス氏は、警官が屋根に上がろうとした23分後、銃撃犯が数発発砲し、そのうち1発がトランプ氏の耳を貫いたと証言した。この銃撃で1人が死亡、もう1人が負傷した。(NEWS NATION) 

◾️画像に示した疑問

クルックスの発砲角度(画像青矢印A-CROOKS LINE)では耳を掠るにはトランプは実際よりなお後ろに顔を向けなければならないと思われる。
もし別のスナイパー発砲(画像白矢印B-ANOTHER LINE)なら実際にやや付合すると思われる。

射撃を受けた直後に拳を突き上げるドナルドトランプ。シークレットサービスはそんなパーフォーマンスを許してしまう危機管理ルーチンがあるのだろうか。

トランプの脚色も加わりパニック臨場感を高めたが、何より銃弾を1mm避けたトランプはあの三苫よりスゴイ。それを真下で捉えた「奇跡の一枚」AP通信エバン・プッチはなおスゴイ。保守右派だったのか。二匹目のピューリツァー狙いだったのだろうか。

アメリカ合衆国シークレットサービスUSSS、ペンシルベニア州警察、ビーバー郡警備、この3つの法執行機関の情報共有は不全で陰謀が忍び込む隙間があった。ケネディ事件の様に個人利益と思想信条の共鳴が密かな組織チェーンを育てた可能性もある。
保守傾向の強いこのペンシルベニアではトランプを暗殺しようとする企ては生起しにくい。むしろ事件を作る事により世論を惹起しトランプを奇跡生還を果たす「神」に仕立て上げようとした安易な演出「リアリティショウ」、それを企てた一連の策略だったのではないだろうか。

クルックスの行動原理も判明しない、むしろ共和党びいきの信条からトランプ暗殺動機は見当たらない、「乗用車からは早々爆弾なども発見」とか「SNS上での検索履歴」とか「過去の不遇」とか、クルックスの犯情を示唆するネット向き傍証ばかり、日々継ぎ足される情報操作が氾濫する。動機作りのフレームアップがあるのかもしれない。SNSにはデマも偽情報も氾濫し議会公聴会をも撹乱する。
ライフル入手経緯や発射銃弾、射殺されたクルックスの遺体解剖、死んだ消防士の遺体解剖銃弾摘出、詳細な現場検証結果、など不明の闇の中、その一部開示もまだ無い。
発砲されたというライフル弾12発の内(当初は12秒間に15発の発砲との報道)クルックスが発射したのが何発でUSSSが何発なのか、クルックスを制圧した弾が含まれるか、地元州警察と郡の法執行機関の発砲は別にあるのか、誰が何処から何発でクルックスを射殺したか、ヘルメットも防弾ベストも着用していないクルックスはどこに被弾したのか、USSSの反撃なら頭から、それ以外なら誰が何処を、何故制圧されたクルックスのライフルが遺体から離れた位置に残置されたのか、発砲直後にUSSSが射殺したのならば手元にライフルが残るはず3mも飛んでは行かない、それ以外の制圧なら誰が何処から、そしてライフルの発砲を確認したのか。
発砲音に驚いたトランプがシュンという音を聴いて(発砲音と銃弾擦過音、音速の物理は?)耳を押さえてかがみ込んだという咄嗟の動作とその直後の動作(予期せぬ事または予期していた事、どちらにしても場慣れしていてめげない
78才)は賞賛されるべきか、その耳に火傷痕は残らなかったのか、金髪は焦げなかったのか(「弾だっ!」と言い張るトランプの髪の毛は検査できないものなのか)、血の気が多かったから血が噴き出したのか、後にFBIがガラスの破片の可能性に言及したのは何故か。
科捜研のまり子さんしか分からない、分からない事が多すぎるのだ。

アメリカ国民の多くがまだ疑惑の不気味さの真っ只中にいる。クルックス単独犯説でゴールケースに収めたい保守右派一派、それに追随したい共和保守勢力とシンパ報道。対して、大勢世論と普通の報道機関は火の勢いに風を送る事無く、慎重な対応を維持しているように見える。



60年前のケネディ暗殺事件が今蘇る。リー・ハーベイ・オズワルドが後方ビル6階からライフル銃を発砲、パレード中のケネディ大統領が暗殺された事件。後々、徐々に事件解析は進み、ケネディ大統領は前方からの銃で頭を撃たれた事による死亡とされウォーレン委員会の結論を否定し世界中の常識となった。だが60年も経った今もケネディの頭から摘出された銃弾は公表されてはいない。
単独犯とされたオズワルドは後にジャック・ルビーに暗殺されそのルビーもその後獄中で死に全て口無しになった。この事件の目撃者たち数人も次々に不審な死を迎えている。アメリカでは法と善良な市民はいつの時代も政治に蹂躙される。
クルックスにはもう口が無い、どんなウワサも彼の犯行を裏付ける証左になり得てしまう。真実は神のみぞ知る。

◾️オズワルドの亡霊 仮説

トランプ11月大勝利のため保守右派強行派一部の思惑がある日極右資産家らの出資も得て培養され粗くて綿密な計画が練られた。軍務出身の射撃スナイパーも破格の待遇で内密に招かれた。州内の数ある武装民兵組織から計画に共鳴した兵士が地元SATに紛れ込んだ可能性もある。

ケネディ事件は大事な下敷きになった。

当然オズワルドが必要となる。孤独な人格で周囲との関わりを持たない人物、クルックスは適役だった。クルックスを懐柔するのは地元の裏の法執行官、クルックスに監視役を命じ屋根に登らせ架空ミッションの役割を他言無用で与えた、クルックスにとっては願ってもいない自己発揮の場とばかり言われた通りにハシゴを使い屋根に登った。
クルックスの側には
AR-15が置かれていたがクルックスは指示通りでは無く離れた場所に目立たぬ様にスコープを構えて演説聴衆を見守っていた。警備マニュアルに則し隣りの建物には後方を警備する地元SWATが配備されている。
そして、1811分、クルックスの右背後から3発のスナイパー弾(B-LINE)がトランプの右耳を狙って(または計画手順に従いトランプの頭を精密に僅かに外して)発射、同時に2発(図面赤色矢印EXCUTION SHOT)別のスナイパーが真下のクルックスを射殺、また同時に3発、クルックスの犯行をでっち上げる銃弾が放たれ被害者を生む。ライフルを構えていないクルックスには発砲の機会は無い。
(後日の検証によりFBIは狙撃犯の発砲は8発と発表)
そして瞬間の危機に反応したUSSSが会場屋根から応戦、しかしすでに屋根に倒れたクルックスにその銃弾は届かない。
数分後、州警察の即応部隊がクルックスの屋根に迫って行く。(ボディカメラがその一部始終を捉えていた)
https://www.youtube.com/watch?v=XwBygHmIZ6c

穿った見方をすれば、トランプの拳突き上げパーフォーマンスも「奇跡の一枚」のベストショットもシナリオ織り込み済み、目論見通り、事件後のトランプ株は急騰し、バイデンを大統領選の舞台から引きずり落とす事にも成功したかのように見える。しかし、予期せぬ事なのか、それとも60年も相変わらず政治優先の無神経が働いたものなのか、最悪の結果ももたらした。死傷者が出た。

もし策謀勢力がなお隠蔽に辻褄合わせを重ねればその巧妙で杜撰な仕業にはきっとやがてボロが出始める。この秋「もしトラ」になってしまったら、そのボロなどは帳消し、策略有志はきっと隠れ栄誉出世を果たすだろう。大統領の特権は司法の制度を壊してでもあらゆる自らの悪事に免責を与えるのだろう。
それはそれは恐ろしい未来になる。

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