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タクシーはなぜ30万キロ以上壊れないか

個人タクシーは一般的に30万キロから、多い人で50万キロ走る人もいます。
私の車は20万キロを超えたところですが、(12年落ち)
お客様からは静かな車だと、たまにお褒めの言葉もいただきます。
まだまだ乗り換える気はありません。
使ってる車は一般の乗用車と同じですが、(クラウン)
なぜそんなに壊れずに走れるのかを書いてみようかと思います。

法定点検が義務付けられている

まずはこれが大きいです。

タクシーは3ヶ月に一回の法定点検と、1年に一回の車検があります。
ここで消耗品の交換をしたり、大きな故障になる前に整備や修理をしてトラブルを未然に防いでいます。

また、ディーラーでも町の整備工場でもいいのですが、馴染みの整備工場があるのも大きいです。

毎回整備に出していると、変えた方がいいパーツや油脂類などのデータを工場の方で記録してくれているので、そのタイミングで替えてやるとトラブルが非常に起きにくいです。

毎日走行させている

毎日一定の距離を走らせているのも距離を走れる要因になります。
車は走行しないとパーツが錆びて固着したり、ガソリンが揮発してしまったり、オイルが回らなかったりと良いことがありません。

また、毎日運行することで、いつもと違う音や感覚に気が付きやすくなるので、大きく故障する前に対処できることが多いです。
結果、距離を長く乗ることができます。

オイル交換などの頻度の違い

一般的にオイル交換は5000キロまたは半年に一回と言われます。
また、オイルフィルターはオイル交換の2回に一回です。
もちろん我々もこのペースでオイル交換をするわけですが、この5000キロなどは1ヶ月から2ヶ月もあれば走ってしまいます。

これによりいつも新鮮なオイルで走ることができるため、無用なトラブルが起きにくいと考えられます。

洗車の頻度の違い

お客様をお乗せする関係上、洗車の頻度は当然ながら多くなります。
洗車をすればオイルが漏れて汚れている、等々の外装の異常に気がつきやすくなります。

これも問題が大きくなる前に整備や修理できることに繋がります。

では、具体的にどうしたらいいか

個体差はありますが、しっかり整備をしていれば簡単には今の車は壊れません。

半年に一回はオイルを換え、
1週間に一回はドライブに行き(それなりに距離を走る)
洗車の時は下回りも綺麗にすることを心がけ、
馴染みの整備工場を作って車の記録を取ってもらうこと。(自分でできることは自分で忘れないように記録しておく)

馴染みの整備工場はちょっとハードルが高く感じますが、もちろんディーラーでもいいですし、町の整備工場なら車検を通すのも安かったりしますので、近所で検索して問い合わせるといいかと思います。

オイルに関しては高いのがいい派の人もいれば安いオイルを頻繁に換える人、安いオイルを買って添加剤も入れる人など色々な考え方の人がいます。
ここは難しいところなのですが、私はタイミングによって量販店の量り売りか、馴染みの整備工場で交換してもらっています。
安いもので頻繁に換える戦略で、特に不具合はありません。
いずれにしても、しっかりとしたオイル管理だけは欠かせないと思います。

では、皆様の愛車が長く乗り続けられるようにお祈りいたします。








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