【自伝】ピントが、合ってくる頃
上海の街をぷらっぷらしてて。
ピントが合っている海外ファイターは
現状少ないなあ。
そもそも海外進出のきっかけとは?
大企業であれば商社あたりに踊らされる
中小であればコンサルあたりに踊らされる
弱小であればたまたま出会った外人に踊らされる
日本のサービスは一流だの
アジアはこれからビジネスチャンスだのと言ってあらゆるカイシャが海の外に出るが、
100歩譲って、きっかけは上記で良い。
ただしその後の改善・拡大は
如何に現地の人間やルートを抑えるかに
尽きる。
かくいう私も最初の頃は、
その辺の日本メシ屋で
ワイシャツ姿で(何故か)4人
という、よくある駐在員を演じてた。
残念ながらうだつの上がらん話しかない。
誰々が帰国しそうだの
ローカル社員の誰々の給与が高いだの
先週のゴルフのバンカーショットがどうだの
これではいつまでたっても
改革の糸口は見つからず
3年ぐらいで代わる駐在の
必殺!素人リセットを繰り返したまま
平成の時代だけが過ぎていく。
注)素人リセット=知らん日本人が日本流でそれまでの積み上げを台無しにすること。
気を遣っていた対象の
中国総代表なるおっさんも
定年で消え、生きてるかどうかも分からない
では1週間の使い方を変えてみよう。
気がつけば
会議開けばその国の人間に囲まれ
酒飲めばその国の猛者に潰される
そんなことを繰り返した頃
ワイシャツ4人/日本メシの飲み会がめっぽう好きな同僚との
心の距離はどんどん離れ
見た目が徐々に現地化し、
現地人に道を聞かれるようになるだろう。
そんな頃、発想が完全に現地になる。
考え方:現地人
進め方:日本人
これぐらいでちょうどいい。
私でいえば
30前後の頃
しがらみで付き合ってた商社(伊藤忠)
ハズしで流通改革に取り組みだした頃に
該当する。
まず2年その国に住んで
一通りのことを感じた後に
た~だ日本人社会の中で有名なナンチャラさんで終わるのか、
現地人から引きが強いサムライになるのかは
踏み込んでいくかどうかにかかっている。
現地からわっるい話を掴んでくるぐらいじゃなきゃダメなのよ
続きはまた。
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