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5/9 夏の兆し

朝は7:00に、まつりちゃんのアラームで起床。今日は僕が南港での倉庫のバイトなのだが、どうやらまつりちゃんは僕より早く起きて僕のお弁当を詰めてくれる算段のようだった。

死ぬほどありがたいので、僕は甘えてそのまま二度寝。次に目が覚めたのは家を出る直前の7:40、まつりちゃんが詰めてくれた弁当と水筒を持って家を出た。

朝の千鳥橋

チャリで西九条へ到着、電車に乗ろうとした瞬間に財布がカラなことに気付く。とはいえこれは予想の範囲内、家に置いているお金の中から6000円を別で持ってきていた。それを財布に入れるのを忘れていた。

6000円……ポケットに入れたよな……あれ?ない。え……!?封筒から取り出しただけで家に忘れたのか、もしくは落としたか?いずれにせよ電車は乗れない、時間はもちろんヤバい、とりあえず大慌てで電光石火で帰宅。

西九条

ダッシュで探し回るが6000円が家のどこにもない。新しくもう6000円を取り出し、一旦それを財布に入れて家を再出発。遅刻しそうだし6000円失くすし本当に最悪の朝だった、泣きそうだった。

しかし、後ろポケットに6000円を見つけ遅刻もしなかった。よかった♪

ポートタウン西の通勤道の団地

今日から3日連続でポートタウン西の倉庫、多分この現場は今日が4回目かな?平和で居心地良くノーストレスでお金を稼げる好きな職場。

ここでの最近のライン作業はペットボトルの袋詰め。1人目がダンボールをラインに乗せ、2人目がダンボールのノリを剥がし、3〜7人目がペットボトルを袋に詰め替え、8〜9人目がダンボールをまたノリ付け、10〜13人目がダンボールへのシール張り、14〜15人目が出来上がったダンボールをパレットに乗せるという、系15人のライン作業。ちなみにこれが2レーンある。

今日の僕のポジションはAレーンのペットボトル詰め替え係の先頭。ダンボールに24本入ってるペットボトルを6本ずつの4袋に入れてダンボールに戻す、という作業を5人で行う。つまりは1/5のダンボールを無視するというのがセオリー。伝わるかなこれ……?

検索「ライン作業 フリー素材」

全体の作業ペースを見ながらあえて2連チャンで無視して後ろに送って急かしたり、逆にめちゃくちゃ詰まってたら同じダンボールで2つ袋に入れたり……、この全体のバランスを見るというのが意外に難しい。

しかし途中ぐらいで気付いたのだが、今日のラインは手が速い人しかいなかった。バカみたいなペースでラインに圧をかけても一切詰まらずどんどん加速して行く。めちゃくちゃ楽しくなってきて、気を遣わず弾丸でラインの速度を上げつつ、僕も爆速で袋に詰めていた。マリオカートのタイムアタックやってるみたいな気持ちになって楽しかった。

ココナッツモール♪

ちなみに急ぐ理由は早く終わったら早く帰れるから。真面目なのではなく、なる早で帰りたいだけ。このままだと2時間ぐらい巻きそうか……と思ったりしてる途中、社員さんに「スピード上げすぎ」と止められた。早上がりしても給料はもらえるので早く帰りたいが、あまりに早いと社員さんたち的には困る都合もあるんだと思う。

それ以降、社員のお姉さんが定期的に来てダンボールを押さえてニコニコしてラインを止めてくる。「入れたい(ペットボトル)?入れたい(ペットボトル)でしょ?でもダメ〜」と言っていたが、帰り道に「あのお姉さん卑猥なこと言うてたな」と思った。

話は変わるが、この職場のプレハブの中にある喫煙所は、ウンコの話・チンコの話・タバコの値上がりの話、この3つしか話さないみたいな風習がある。今日はチンコの話をしていた。

僕は会話に混じっていなかったのだが、とある社員のおじさんが若い社員さんを指差して「こいつのチンコはポークビッツや」みたいなこと言うてて、仲のいいスタッフさん同士で「俺はシャウエッセンですね」「俺は赤ウインナーや」みたいな話の流れになっていた。

ポークビッツ

僕は頭の中で「ブロックベーコン」という回答を用意し、自分に話が振られるのを待った。数人で喋っていたが、そのうちの3人は僕もよく喋る人なので振られる可能性はあった。というかブロックベーコンは僕的に面白い回答だったので、ぜひ振って欲しかった。

しかし僕に話を振ることはなく全員喫煙所から去って行った。無念。

ブロックベーコン


割と愉快に今日も終業、そしてそこそこ急ぎ足で帰宅。夜にサンサンタウンのスタジオ練習なのだが、いつもスタジオ・ライブに持参しているフロアタムのマイヘッドが前回のスタジオで大破した。買いに行かねば練習が出来ないので、帰宅したらサンサンタウンの荷物を持って即出発。

まずは日本橋へ、いつもお世話になっているハイダウェイというスタジオ。サンサンタウンの僕の楽器はデカくて重くて邪魔で汚くて通りすがりの人全員を不快にするので、ハイダウェイにとりあえず預けた。

僕の楽器

フロアのヘッドを買うべく目指すは"アクトどらむ村"というお店。上本町というところにあるのだが、実は上本町はハイダウェイのある日本橋の一つ隣の駅。一つ隣ということは、都会感覚で言うと徒歩圏内。時間にも余裕はあるし、この辺りあんまり歩いたことないし、ゆるっと散策しながら徒歩でどらむ村に向かった。

黒門市場、ラブホ街、デカい神社。歩いたことはあるけど電車で直で来て観たせいで位置関係が分からなかった場所たち、「ここからここにこう繋がってるんか〜」とか思いながら歩いた。そう思うと、大阪に居着いてだいぶ経ってるんだな〜〜とかも思う。急な上り坂を登っているときに若干身体が汗ばみ、少しだけ夏を感じた。

黒門市場

どらむ村に来るのは2回目、その名の通りドラム専門店。タムやシンバルはもちろん、細かいパーツや器具、それから個人で作った打楽器なんかも置いてある、ドラマーにとっては楽しい場所。

僕はフロアタムのヘッド2枚と、昔バンドで使ってたドラムスティックに巻き付ける滑り止め用のゴムとをレジに持って行った。¥9500ぐらいした、僕の想像の倍の金額だった。

「……あっ、やっぱりフロアタムのヘッド一枚で大丈夫です、すみません」と言うと「最近は皮が値上がりしてて……」と店員のお姉さんが言ってた。許すまじ卍プーチン🔥結局ヘッドは1枚しか買わなかった。

どらむ村


どらむ村を出てもまだ少し時間があったので、黒門市場の近くにある公園でパソコン開いて作業しながら時間をつぶした。いくつかあるベンチ、その全ての真前に灰皿が置いてあった、灰皿が多いの大阪って感じする。僕は喫煙者なのでめちゃくちゃありがたかった。蚊がたくさん出ていた、今日2回目の夏の兆し。じゃあもう夏か。

ベンチと灰皿と買ったヘッド

いい時間になってスタジオに戻る、今日買った滑り止めをスティックに巻き付けている最中にシマツーも畑も来た。

ちょっと前のスタジオで練習をしてこないシマツーに怒り、それ以降シマツーは毎日練習したボイスメモをラインで送って来ていた。やってないのに「やってましたけど」といつも言うので、証拠を提出させていた。

サンサンタウンのライングループにて

ちょっと3人で合わせた瞬間から分かった、明らかに良くなっていた。バンドとしてのグルーヴがレベちでやっててかなり楽しかった。ほとんどの人がブレはあれど当たり前のように身体で刻める「メトロノーム」という感覚をようやくシマツーは手に入れた。これでまたサンサンタウンは成長できる。

あと個人的に買いたてのヘッドは叩いてて楽しかったし、滑り止めもかなりいい感じだった。ガンガン練習してマジの汗だく、これは夏とか関係なくバンドって感じのやつだ。最近はシマツーの練習に付き合い続けてたので、ガッツリやれてほんとに楽しかった。

アホ
ボケ


スタジオを終えたら帰宅、冷蔵庫にあった豚とニンニクの芽と小松菜をバターと醤油でちゃちゃっと炒めて晩御飯を作った。塩昆布と米を並べてまつりちゃんと一緒に食べた。

ヴィンランドサガ観ながらご飯食べた、マジで面白すぎる。

アシェラッド〜〜

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