[ネタバレ有り]UNISON SQUARE GARDEN Tour 2022 kaleidoscope proud fiesta ネタバレ込み感想



7/24 NHKホール公演,8/10 高崎芸術劇場公演に参加して

このようなレポなりブログ的なものを執筆するのは初めてなので至らない点多々あると思いますが生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
本当はもう少し早く書きたかった気持ちはあったのですが色々立て込んでいて遅くなってしまった、、、
前置きはこのくらいにしてライブレポれっつすたーーつっ

開演前

今回のツアーは今の所全部で5公演(Nホ、高崎、川口、府中、ガーデン)参加する予定なのだがそのうちガーデンシアター以外はいずれもお初の会場なので会場に入る時からとてもワクワクしていたのだがNホも高崎芸術劇場もとても綺麗なホールで高級感がありとても良かった。うん。Nホのスタッフのお姉さんお兄さん方皆さんスーツみたいなの着ててさすがだなって思ったね。
いざ会場入りするとなんだかステージに幕というか網戸というかなんかかかっていてサウンドチェックもスタッフさんの姿は見えず音だけ聞こえる状態。最近のユニゾンのライブは会場に入った瞬間からワクワクする仕掛けが施されていて良いね。一本目だった7/24のライブでは入口でもらったペーパーの田淵さんのコメント読んで胸膨らませまくってましたね。

ああとタダでシールもらえるの最高。あれ地味に嬉しいね。スマホに入れて使ってます(感謝)

M1 harmonized finale

いつも通りの絵の具が流れメンバーの登場。7/24のライブはいつも以上に拍手に熱がこもってた気がするね。何気ない記念日だもんね。幕がかかっているから影しか見えない状態だったけどそれがいつも以上に気持ちを高めてくれた気がする。
そして一曲目が始まる。ピアノのイントロが聞こえた瞬間心の中で「そりゃこれしかないよなぁぁぁぁ」(迫真)って叫んだのを覚えている。どう考えてもこのツアーの一曲目を担えるのはこの曲しかない。個人的に一曲目ハモナイはトリビュートライブの思い出が非常に強いのでここでまた聴けてとても幸せでした。
この曲のエモさをさらに演出しているのが例の幕で仕組みは多分客席側から光を当てたりステージ側から光を当てたりすることで見せ方を変えてるのかな?知らんけど。まあいずれにせよあの幕が凄くて基本的にずっとメンバーの影だけが幕に映ってる状態で曲が進んでいくんだけどラスサビでメンバーの生の姿と頭上には星空見たいな照明が現れるっていう超絶天才演出がこの曲の良さをめちゃめちゃに際立たせてたね。
どうでもいいんだけどこの曲シングルだとHが大文字でアルバムだと小文字表記なのなんか意味とかあるのかしらね

M2 箱庭ロックショー

いやぁいい曲すごく。これは田淵さんのセットリストの美学だと勝手に思ってるんだけど一曲目は意外性満載、二曲目で完全に空気を支配するっていう。確かトリビュートアルバムのフカツ監督のドキュメンタリーの中で流星行路一曲目のライブをやってくれって言われた時そんなようなことを言っていた気がする。元々好きだったけどLive in the Houseで完全に心掴まれた曲でいやぁ本当にいいよね。タイトルからいいもん。イントロと同時に幕が上がってくのも最高にかっこよかったなぁ。なんかもう語彙力無くなってきちゃったから次行こうか。この曲の良さは何も言わなくても伝わるよね。

M3 世界はファンシー

ここで最新アルバムから一曲。なるほどここでくるか。なんかこの曲ライブで見るたびに自由度増してって凄みマシマシになってるよね。確か初披露はfun time HOLYDAY onlineでLive on the Seatでもやりパトベジツアーを経てフェスでも披露され化けてってる曲だなとめちゃくちゃ思う。3,4年後にこの曲はどんなふうにライブで演奏されているのかとっても楽しみ。
田淵さんがイントロでやる猫みたいな動きと落ちサビの「かくある話」のとこで指を前に出してクイクイって動かすやつ好きなんだけどわかる人いるかしら?笑

M4 シャンデリア・ワルツ

何この頭4曲??無敵すぎないか?頭4曲無敵すぎないか??(うるさい)本当だからだっっっ!!!     

…………はい、無視してください
気を取り直してこの位置のシャンデリア・ワルツはずるいでしょ?しかも7/24にこのセトリだぜ??イントロのドラム鳴った瞬間脳が理解する前に体が動き出してたのは自分でもびっくりした。けどそのくらい強い曲。こういうイントロだったり間奏で跳びたくなるような曲はいいね。なんかこう見ると頭4曲全く別のベクトルのユニゾンのサウンドが詰め込まれてるみたいですごくいいね。
この時点で内心「何このセトリ、周年ライブじゃんヒョッヒョ〜」とか思ってたんだけど次のブロックでそれをバチボコに裏切ってくるのが僕の大好きなロックバンド

M5 CAPACITY超える

7/24はサウンドチェックの時にそれっぽいギターの音が聞こえた気がして(うろ覚え)まさかなとは思ってたんだけどここに入ってくるかこの曲。根強いファンがいるよね〜この曲。体揺らしながらきくとすっごい気持ちいい曲だよね。頭の4曲があまりにも全力投球だったからここでこういう変化球投げてくるのいいよねぇ。

M6 Silent Libre Mirage

夏が似合うねこの曲は。今年は夏フェスでてなかったけど夏フェスでこの曲見てみたいなぁ。結構久々の演奏だよね?MMME以来かな??(違ったらごめん)超絶人気曲とかセットリストの鉄板とかそういう曲ではないんだけれどセットリストに入るとパッと華やかさを添えてくれるそんな曲だと個人的には思ってる。いっつもセットリストに入ってくるような曲にはその曲の良さがあるしたまにセットリストに入ってきてオタクの心を震わせるような曲もまた面白い。この曲はそのどちらでもないんだけれどしんみり「あぁ、いいな」って思わせてくれる曲。またいつかひょっこりセトリ入りして欲しいななんて思ったりして。

M7 Own Civilization (nano-mile met)

やりやがったナナマイメッ。でもシングルツアーのいいとこってこういうとこだよね。待ってましたこういうの好物ですと言いたくなるようなチョイス。ユニゾンのアルバムの一曲目は基本言葉を選ばないならヘンテコでカップリングみのある曲が多いイメージ。いやでもこのイメージはエアリアルエイリアンとOwn Civilization (nano-mile met)のせいだな。アルバムツアーだと定石通り一曲目にアルバム一曲目ってパターンが多いからこそその後のツアーでアルバム一曲目がどんな輝きを放つかはライブの楽しみの一つである。この曲もいつかどこかでやってくれるって信じてたけどまさかこのタイミングとは思ってなかった。Japan Jamでエアリアルエイリアンぶちかましたときもそうだったけどテンション上がるねこういうの。
セットリスト的な話で盛り上がっちゃったけど曲も当然の如く良いですね。重厚なロックサウンドがでかい音だとより際立つ。フェスとかに行ってもつくづく思うんだけどこれだけサウンドの幅が広いバンドってなかなかいないと思うんだよね。
ここからの三曲がゴリゴリロックな三曲なんだけどその幕開けとしてふさわしい曲だったね。

M8 ラデュアルナイトチェイサー

シングルツアーはカップリング期待値が高い。やはりセットリスト的に今回であればやらなきゃいけない曲は二曲だけと言うこともありポロッとカップリングがセットリストに紛れ込むのはもはや確定的だったがまさかこの子だったとは、、、。
しかしこの曲は扱いがやや特殊で元々7thアルバム、MODE MOOD MODEに収録される予定だったが急遽フィクションフリーククライシスに差し替えられたと言う経緯を持っているので単純に普通のアルバム曲と同じだけのパワーを持つ楽曲である。確かカップリングに入れようってなったのもこの時期すでに15周年の構想が出来上がっていてB面ベストを出してB面しかやらないツアーをアニバーサリーイヤーにやってやろう(相変わらず変なバンド)と思ってはいたけどやはりツアーをやるにあたってセットリストの中核を担える曲が欲しいとのことでこの曲は春が来てぼくらのカップリングに入れてしまおうという流れだった気がするのでいずれにせよこの曲はいい意味でカップリングっぽさがないというかとにかくパワーのある曲であることは間違い無いと思う。実際今回のセットリストにおいてもこの後に5分後のスターダストが入っているのだがこっちはシングルツアーのカップリング枠感あってラデュアルナイトチェイサーはシンプルにM7~M9にかけてのゴリゴリロックサウンドなゾーンを彩る一曲として純粋に必要なピースとして組み込まれたと個人的には思っている。普通に今後もやって欲しいな。なんならフェスのセットリストとかにひょっこり入っててもいい曲だとは思うんだな。

M9 fake town baby

2ブロック目のラストを彩るのがこの曲。ここの繋ぎマジでかっこいい。UNISON SQUARE GARDENのロックな部分が全部詰め込まれてると言っても過言ではないと思う。まぁこの曲がかっこいいのは言うまでもないとしてこのライブのレポとして触れておきたいのがスモークでしょうと。ユニゾンに対して15周年を過ぎた時から思う感情として丸くなったのかなと思うことがある。年をとったとかそう言うことが言いたいわけでないよ。僕がこのバンドに出会ったのは2018年なので14周年のタイミングでした。まぁだからまだ古参ぶれるアレでは無いんだけど15周年以前のユニゾンはもっと尖っていたというか自分達の芯がブレないようにもっと必死だったのかなと思うことがある。みんな仲良いの知ってるのにバチバチに仲悪いって言い続けてたりライブも照明以外の演出はほとんど使わなかったり。ただ15周年を経てよりそこが洗練されたというか。言葉で説明するの難しいんだけど別にここは肩の力抜いても俺らのスタンスはブレないよねって言う枠がもっと広がったような気がする。それが最近のライブの照明や演出に表れているのかなと思っていて過度な演出は必要ないけどいい照明だったり特効は使い方次第でバンドの演奏のかっこよさを何倍にも増幅させるからどんどん使っていこうぜって言うとこに舵を切っているのかなと言う印象がある。(あくまで一ファンの勝手な想像だから適当に受け取ってね)んで長々話した上でこの曲に戻るんだけど途中でスモークがモクモクに焚かれるって言う演出があって曲の雰囲気だったりMVの雰囲気にも合っててすごくかっこよかったね。あと曲の終了に合わせて照明がバンって一気に消える演出もめちゃくちゃかっこよかった。今回のライブにおける個人的ベストかっこよシーンはここかな。

M10 5分後のスターダスト

さぁ出ましたカップリング枠。この曲は1stシングルのカップリングで初めて聴いたのはBee side Sea side 0のライブ映像がYouTubeにアップされたタイミングで斎藤さんの圧倒的な広がりのある歌声にめちゃくちゃ感動したのを今でも覚えている。給水、チューニングが終わって斎藤さんが軽くギターを鳴らしてて「ん?これは??いやまさかな、もうカップリング一曲やってるし」なんて思ってたらそのまさか。これは次聴けるのは結構先になっちゃいそうだけどバラードの中ではめちゃくちゃ好きな曲だから今後もどっかで聴けたらいいな。アコースティックスタイルでやってくれたりしないかな。多分ファン大歓喜だよね。あとここ次の曲と季節繋ぎになってるね。いつも思うんだけどこれ毎度考える田淵さんすごいなぁと。

M11 弥生町ロンリープラネット

この曲は絶対やると思ってた。初披露がNHKホールでのLive in the Houseでその後Patrick Vegeeツアーからはセットリスト外れて他では一回も披露されてないはずなのでやるならここしかないでしょうと。このぼくたちのしっぱいもそうなんだけどサビでぐわって盛り上がるバラード好きなんですよねぇ。配信ライブの記憶も蘇ってものすごくよかったですね。あとラストの「春が来る」でピンクの照明になる演出も粋でしたね。って今書いてて気づいたけどこのセトリ夏感満載の個人的夏ソングのSilent Libre Mirageから秋ソングの5分後のスターダストにつながり冬から春ソングの弥生町ロンリープラネットに行き最終的にこれも個人的だけど夏似合う曲のto the CIDER ROADに繋がるんだね。すごいね。

M12 セッション〜ワールドワイド・スーパーガール

給水終わりギターの軽快な音、ワールドワイドキタァァぁなんて思ってたらやたら長い。気づいたらそのままセッションからのドラムソロ突入。次の曲モチーフっぽいセッションからドラムソロでみたいなパターンはあったけどガッツリイントロのフレーズ使うパターンはあんまりなかったかな。NHKホールの時はマイク叩いたりしてたけどその後ご当地グッズシステムが導入され高崎の時は布袋柄の鍋?なのかなを叩いてたね。最近多い形式の若干アドリブを交えつつのソロでとても楽しかった。ドラムソロの凄みも15周年を経て変わったなと思うポイントの一つで一つのソロの中でのアドリブのライブ感だったり手数とかそういうのじゃない表現的な部分の占める要素が大きくなったのかなと個人的には思ってる。この前のFC会報誌のインタビューの中で貴雄さんは自分のドラムのことを「踊り」って表現してたけどこの表現がものすごくしっくりきてて演奏がどうとかフレーズがどうとかじゃなくドラムというものを通して全身で何を表現するか的な意味合いでこの「踊り」って表現はすごくいい表現だなと思った。今回のソロもまさに踊りのようなソロだったね。
長くなったけど曲行こうか。セッションからそのまま曲に突入。この曲はサビの田淵さんの動きが個人的にすこすこなので好きです。手を兎みたいにひょいひょいしたり足パタパタさせるのが好きでつい一緒にやりたくなる。ここまで本ツアーの主役であるkaleido proud fiestaとナノサイズスカイウォークがまだセットリストに入ってなかったからこの辺りになるとそろそろ来るんじゃないかとかどう繋げるんだとか考え始めてたけどこの曲は完全にナノサイズスカイウォークにつなげる球でしたね。

M13 ナノサイズスカイウォーク

良い。聴けば聴くほど好きになる素朴な良さが詰まった曲。そして何も言ってないようでわかる人にはグッとくるサビの歌詞。2サビの歌詞ふとした時にすごく心に来るんだよなぁ。今をただ生きていくって歌詞が本当に好きです。この曲の照明面白かったね。何かが飛んでるみたいな照明でこんな手札もあるんだってびっくりした。そしてこの曲のギターソロなんですか奥様。いや油断してたよ本当に。ここまでの1,2ブロックなかなかパワーのある曲多かったしなんかここはホッと良い曲聴くみたいなゾーンだと思って油断してたらそこであのギターソロ。個々のアレンジカッコ良すぎるって。一瞬音が消えてそれと同時に斎藤さんが前に飛び出してきてそのままソロ突入みたいな。あれ本当にびっくりした。音止まったからトラブったのかと思ったらそういう演出だった。完全にセットリストの天才の掌の上で踊らされてます。

M14 サンポサキマイライフ

"ハイッ"がやっぱ楽しいね。イントロのこっからラストのいっっっっちばん美味しいブロック入りますよ感がたまらない。なんか普遍的に良すぎる曲なせいで書くことあんま無いな。というかちょうどここらへんの記憶なくなりがちじゃ無いライブって。あの飲み会で言うとこの半分過ぎたらへんで記憶なくなって最後は覚えてるみたいな。違うか。

M15 オリオンをなぞる

来ましたね。イントロで次の曲も確信するわけだけどまぁこれをやらない手はないよね。タイバニが好きでそこからユニゾンのファンになった人とかが今回のライブ来たらきっとすごく幸せだっただろうなとか考えちゃう。いつかのフェスでユニゾンがトリで出たときお世話になったフェスの関係者の方にリクエストを聴いたら徹頭徹尾夜な夜なドライブって言われて、本当はフェスではやらないって決めてたけどバンドとしてのプライドとその人への恩ならその人への恩を取るって言って夜な夜な演奏したっていうエピソードがあるんだけどなんかそれとも繋がるなぁ。基本こっちが期待したことはやらないというか我々の期待をいい意味で裏切り続けてるロックバンドだけど本当に大切なところはしっかり抑えてくれる感じというかなんというか。こういうところ本当に好きです(突然の告白)。
この曲の照明貴雄の後ろから後光がさすみたいな照明ですごく幻想的なんだけどこれ確変演出って言った人Twitterで見かけて笑いました。

M16 kaleido proud fiesta

出ました主役です。この曲好きじゃないユニゾンのファン居ないでしょってくらい本当にど真ん中な曲。人気投票またやったら絶対にTOP5には入るんじゃないかな。良い曲にいい演奏が乗るわけだからここら辺はもういうまでもないな。
この曲始まる時に上から"UNISON SQUARE GARDEN"の文字が降りてくる演出とCメロ?の「広がり続ける星空に」のとこで星空見たいな照明出る演出は胸熱ポイントです。

M17 to the CIDER ROAD

貴雄がヘッドフォン外さないからてことは君の瞳に恋してない?夜な夜な?とか思ってたらまさかのこやつでした。この曲のイントロは何回聴いても鳥肌立つ。kaleido proud fiestaで一旦起承転結の結まで行ったと思わせてまだまだこっからだぜと言わんばかりの疾走感のあるイントロが始まる感じ思い出すだけでにやけます。これも配信ライブでセットリスト入りしてた楽曲だけどこの曲は当然のごとく一曲目でも映えるし中盤でもかっこいいし終盤に持ってきても最高ですね。
この曲をエアリアルエイリアンとかOwn Civilization(nano-mile met)と同じイレギュラー一曲目枠としてカウントしていいのか分かんないけど一曲目の曲がセットリストの途中に組み込まれるやつ非常に性癖に刺さるのでfiesta in chaosではサイレンインザスパイに清き一票を。

M18 10% roll,10% romance

ライブの個人的な楽しみの一つにセッションがあるのだが本ツアーはここまでセッションはドラムソロのとこだけ。ラスト曲の前にセッションをつけるっていうセットリストの組み方は痺れた。その手があったかと。とにかく馬鹿みたいにカッコいいからしのごの言わずにライブに行くんだ。多分まだ間に合うから。語彙力不足とセッションは毎度良かったことは覚えてるけど円盤出してくれないと覚えられないからこれ以上は言えないけどこれ見るためだけでもチケ代払う価値はある。
ライブの終わり方は大きく2通りあると思っていて一つはラストに一番グッとくる曲を持ってくる直近で言うとPatrick Vegeeツアーのラスト101回目のプロローグパターン、もう一つはラストに君の瞳に恋してないとかガリレオのショーケースとかとにかく楽しい系の曲で盛り上げて終わりのパターンと2つある。今回のツアーのセットリストを考えた時まぁ当然kaleido proud fiestaがセットリストにおける感動ポイントになるのは間違いなくてこれを安直にラストに持ってくると言うこともできたはず。ただそれをやらずになおかつラストにこれしかないって言う決め球を持ってきた上で最上級のかっこよさだけを客の脳みそに叩きつけて終わるって言うセットリストを組める田淵智也は控えめ天才でしかないよまじで。
アップテンポのメジャーキーで早口の歌詞っていうユニゾンの強みと旨味が詰め込まれたみたいな曲だけど実はリクエスト選挙ではTOP30入ってなかったんだよね。今回のツアーでこの曲のポテンシャルはそんなもんじゃねぇってことに気づいた人は多いのではないだろうか。もちろん僕もその一人。最高のシングル曲を引っ提げた最高のセットリストの締めにふさわしい一曲でした。

En1 Cheap Cheap Endroll

とてもじゃないけど当たる気しないしそんなこと考える脳みそも持ち合わせてないのでセットリスト予想というものをしないんだけどアンコール待ってる間は最高だったなぁって余韻に浸りながらアンコール一曲目がなんなのかをボーっと考える習慣があるんだけどなんとなくこれじゃないかなって思ってたら本当にこれだった。いくらなんでも本編綺麗に見事にまとまりすぎだからこのくらいのカオス感がちょうどいい。

En2 シュガーソングとビターステップ

前回のFC会報誌のインタビューでfun time HOLIDAY 8のセットリストのこだわりポイントとして某曲の使い方という答え方をしていた。同じ曲でもセットリストへの組み込まれ方が変わるだけで聴こえ方は全く異なったものとなる。今回のセットリストにおいてもそのような曲の使われ方をしているものはいくつもあるが個人的に特に推したいのがこのシュガーソングとビターステップの使い方だ。バンドの代名詞と言ってもいい曲で「好きなバンドとかいる?」って聞かれた時にバンド名を言っても知らねって反応をされるがこの曲の名前を出すと通じるっていうことが自分の経験上多々あってその度にこの曲の強さを思い知らされる。そんな僕もこの曲のおかげでこのバンドに出会えたタイプの人間なのだが。
この曲はワンマンライブだけでなくフェスや対バン、周年ライブといった様々な場でセットリストを彩ってきた。しかしこのアンコール二曲目っていうなんとも絶妙な位置に置かれてもこの曲は輝く。ユニゾンの曲の中で間違いなく一番聴いた回数が多い曲はおそらくこの曲だしライブでも様々な位置で披露されているのを聴いてきたがまた新しい姿を見せてきた。末恐ろしい。
最近田淵さんが新曲あんまいらなくねということを随所で言っているが(とか言いつつ今年シングル2枚出るし雰囲気的に来年アルバムでそう)それは決して消極的なことではなく既存の曲でもライブでの魅せ方一つで全然違う一面を見せることができる、新曲出し過ぎちゃうとどうしてもそっちやんないといけなくなっちゃうからある曲大事にしてこうぜって意味合いでの新曲いらないだったりカップリング二曲から一曲に減らしますっていうっていうやつじゃないかなと解釈しとります。

En3 場違いハミングバード

この曲はライブで間違いないよね。ファンならわかってくれるでしょう。長々書いたし多くを語る必要はないかな。ジャンルで行くとクッッッソ楽しい系の曲なんだけどその中でもメッセージ性があるタイプの曲というかここら辺の温度感がユニゾンらしくて心地いいそんな曲。セットリストを俯瞰して見た時に主役がポップな分他の曲は意外とロックな一面を全面に出してる印象があってそんなセットリストのラストを飾るにふさわしい一曲だね。うん。長いからここら辺にしよう。

あとがき

ライブレポといいつつ張り切って個人的なユニゾンへの思いだったり色々思ったことを書いてしまった。ここまで読んでくれた人は多分いないと思うんだけどライブレポってよりかはTour 2022 kaleido proud fiestaを通してUNISON SQUARE GARDENへの思いを一ファンが綴るくらいに捉えてもらうとちょうどいいかな。もし読んでくれた人がいたら本当にありがとう。では。



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