シェル形状、板厚最適化
Tunnyを使って、シェル形状、板厚最適化を行います。
以下の記事を参考にしています。
最適化後のモデルが以下ファイルです。
最適化プロセス
モデル作成
まずは平面meshを作成します。
number sliderを動かすと、対応する箇所が持ち上がるようになっているのですが、対照性を考慮することで変数を減らしています。
解析準備
荷重は全面等分布としています。
まず、厚みは均一にしています。
四角をピン固定としました。
初期形状の解析結果
変形も、検定比も大変なことになっています。
ここから、最適化によってどれだけ値が変わるか見てみてください。
検定比:791%
変形:1052cm
最適化の実行
tunnyを使って最適化していきます。
目的関数:ひずみエネルギー(応力×変形)
変数:シェル形状
制約:シェル最高高さ10m(numbersliderの範囲で指定)
最適化の実行は、以下の画像を参照してください。
形状最適化結果
検定比も変形もかなり収まっていることがわかります。
検定比:56%
変形:2cm
断面最適化
左下でmeshを作成します。このmeshのそれぞれのz座標を、部材の断面として解析していきます。
初期形状
変数が全て0.5の時、形状解析の結果とほぼ同一となるように倍率を調整しました。
その初期形状がこちらになります。
検定比:56%
変形:2cm
重量:410474kg
最適化条件
ひずみエネルギーと、部材重量の2つを目的関数に設定して解析を行います。
目的関数(多目的):ひずみエネルギー、重量
変数:断面
最適化結果
最適化処理の結果を示します。
検定比:70%
変形:5cm
重量:294604kg
検定比を満たしつつ、重量を抑えることができました。