話したいことを話してもらう

グループワークのオープニングで、自己紹介のワークをしたときのことです。数人のグループで時計回りに順番に自己紹介をし、自己紹介した左隣の人が、1つだけその人に質問をします。30歳くらいの男性職員が「我が家に生後1歳の男の子がいる。」と自己紹介しました。するとその左隣の人は「お子さんのかわいいところを10個教えてください。」と質問しました。質問された男性職員は、少し照れながらも我が子のかわいいところを楽しそうに話し、そのグループの雰囲気が一気に良くなっていきました。
私は、ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)の強みを語り合うのが好きです。自己の強みや得意なことを語っているとき、語り手はとても生き生きとしています。
相手に好きなことや強みや得意なことを語ってもらうのは、相手も気持ちが良いものですし、聴き手も楽しくなってくると思います。

しかし、相手の話したいことでなく、自分の聞きたいことを相手に話させてしまうことはよくあることです。
私自身が、初対面の人とオンラインで自己紹介しあったときのことです。私は自己紹介でおやじの会の活動やPTA会長を務めていることを話しました。私はそのときもう少しおやじの会のことを話したかったのですが、延々とPTAのことを質問されて、少し残念な気持ちになったことがあります。
相手が何を話したいのか見極めるのが難しいこともありますが、そういうときは聴き手が話題を限定せずに相手にゆだねるのも大事かと思います。

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