負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事。
駄目になりそうな時、
「それが大事」のこの1フレーズを思い出す。
プロになることを誓って福岡大学サッカー部に入団して、最後のシーズンがスタートした。
「Bチーム」
シーズン前に思い描いていたビジョンとはかけ離れた位置からのスタート。それと同時に、3年間積み上げた実力と評価がこのレベルであったと思い知らされた。
焦りと不安に押し潰され、下を向いて過ごす日々が続いた。
体調も崩した。体重も3kg落ちた。
今振り返ると俺の中では結構どん底だった。
でもそんな俺にも一歩を踏み出す原動力があった。
「雑草魂」
泥臭くてもいいから誰よりも努力して這い上がってやる。
入学当初、一番の原動力だったこの感覚がもう一度自分自身を奮い立たせてくれた。
そしてもう一つ、大好きな後輩がトップチームで活躍している。
2年間ほとんどベンチを温めてたけれど、
腐らず、妥協せず、チームの為に声を張れる奴。
そんな奴が一試合のチャンスをモノにした。
"雨垂れ石を穿つ"
小さなことを根気よく続ければ、やがて大きなことを成し遂げられるということ。
人生で最も大切な事を学ばせてもらった。
颯、ありがとう。
そこから焦りと不安が少しずつプラスの力に変わり、今まで以上にサッカーと人生に向き合う時間が増えた。
そして、成し遂げたいことが再認識できた。
「トップチームの試合に出る」
未だトップチーム公式戦出場時間は0分。
笑われたっていい、
Bチームの奴が何を言ってんだと。
そんなの気にしない。そんな笑い声も聞こえないくらいバカ声出して汗かいて走り続ける。
今日を精一杯生きてやる。
そして今度は俺が誰かの原動力になる。
負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？