いいひと。
休みの日にローストビーフを作らないと奥さんから「体調悪いの?」と心配されるくらいにローストビーファーです。
(ビーファーって何?)
こんにちは😃コッシーです。
さて、またかよ!って思われるかもしれませんが本日も慰労金の話題でございます。恐縮でございますがお付き合いいただけると幸いです。
以前に記事にしましたが、今回の慰労金は対象期間に働いていた方なら退職した方も給付してもらえます。
その申請方法としては、①働いていた会社からの申請②都道府県へ本人が直接申請の2パターンとなります。
うちの場合は、辞めたとはいえ頑張って働いてくれたわけですので、退職者に関してもこちらで申請を行いました。
その際に委任状への署名が必要だったため、退職者に連絡し会社まで手続きに来てもらいました。
3名の方が対象でしたが、誰1人今回の慰労金の事を知りませんでした。
3人ともとても感謝をされておりまして、その中の1人の方からは「別に言わなくても損するわけではないのに、わざわざ教えてくれて本当に『良い人』だね!」と言われました。
確かに今回の慰労金は退職者に対しては特に会社が申請を行わなくても罰則などはありません。
むしろ退職者本人が自分で申請する場合の方が多いかもしれません。
しかしその場合はこの慰労金の事を知っていないと当然ですが申請すらできません。
50,000円という決して安くない金額ですから、わざわざ連絡して手続きをしてくれる僕は、この3人にとっては本当に良い人に思えた事でしょう。
そうなんです。僕は結構良い人なんですよ。と言うつもりは全くなく、むしろ逆で、今回の退職者に対する対応は実は腹黒く考えた上での行動なんです。
まず、手続きに関しては電話と郵送で済みますが、わざわざ会社に来てもらったのは、現職のスタッフにその姿を見てもらうためです。
辞めたはずの人が会社に来ている姿を目撃したのなら、その理由が気になると思います。そしておそらくその理由を聞いてくるはずです。
そしたらこう答えます。
「今回の慰労金は退職者も対象だからどうせなら一緒に申請しようと思って、その手続きに来てもらっただけだよ(ニコッ)」
これを聞いた人の大半が「この人めっちゃ良い人やん!」と思うに違いありません。
そして理由を聞いたスタッフは絶対に他のスタッフに話すはずです。
「うちの会社って退職者の慰労金も手続きしてあげるみたいよ」
「えー!ホントに!?めっちゃ良い会社じゃん!」
スタッフ間に広がる好感度。そしてそれは会社内に留まりません。
結婚されてるスタッフさんはきっと旦那さんにその話をするでしょう。他の施設の知り合いがいるスタッフさんはその方に話をするでしょう。
評判が評判を呼びうちの会社の評価は水面下で上がってくるに違いありません。
そんな腹黒い事を考えて退職者の慰労金の手続きを行ったわけです。
会社経営は『良い人』だけではやっていけません。時にあえて良い人を演じる事で会社に利益をもたらす、そんな腹黒さも必要となります。これは是非皆さんも覚えておいた方が良いです。
そして先日のことです。
ある主力スタッフさんから話がありますと言われました。
(キターッ!)としめしめ顔で話を聞くと、スタッフさんからは「先日あの人来ていましたが、もしかしてまた雇うんですか!あの人戻ってくるなら私辞めます!」とめっちゃ詰め寄られました。
「いやいやいやいや違うんだよ!また雇うとかではなくてね、ただ慰労金の手続きに来ただけだから!雇うとかないから!ホントにホントだから!」
と必死でなだめる事になりました。もちろん良い人なんて思われるはずがなく、なんならちょっとしこりを残すカタチとなってしまいました。
会社経営は『良い人』だけはやっていけませんが、『腹黒さ』もどうやらいらないようです。皆さんも気を付けてくださいね。
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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