先の見えない不安を感じる

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

さて、僕の住む愛知県は5/14に国の緊急事態宣言が解除されましたが(県独自の緊急事態宣言は出ています)、どうやら今日にでも全ての都道府県の緊急事態宣言を解除する方向のようです。

コロナの状況は完全に終息したとは言えず、引き続き対策や注意は必要ですが、このまま自粛が続いてしまうと、支援金や融資制度などは十分に実施されているとは言い難い現状では潰れてしまう店舗や会社が続出してしまう可能性が高いため、少しずつでも経済活動を再開させる狙いだと思われます。

ただじゃあどこまでOKなのかの具体的な線引きが明示されておらず、なんとなくここまでなら…とか、まぁここに気をつければ良いんじゃないかな…みたいな感じで、その明確な基準は各々に一任しているような印象を受けます。

個人で行動する分には自己責任になりますのでそれで良いのかもしれませんが(とは言え他人に迷惑はかけてはいけません)、介護施設になるとそうはいけません。特に他人と共同で生活をする入居施設においては、きちんとした線引きをしないと大変な事態になってしまう恐れがあります。

しかしそこがめちゃくちゃむずいんです。

例えば、うち施設の場合では生活必需品の買い物はどこに行くかと何時に戻るかを申請すれば一応オッケーにはしていますが、飲食店に行くことは禁止にしています。

じゃあ食べ物を買ってきて居室で食べるのはオッケーなのか?と質問をされる方が見えました。そこは良いですよと答えました。じゃあイートインは良いか?と聞かれましたので、そこはダメですと答えました。じゃあ公園で食べるのはどうなのか?とさらに聞いてこられました。

もうそこまで行くと「もう良いよ!」って言いたくなってしまいますが、それが基準になってしまうのでやはり慎重にならざるを得ません。

例にあげたのは些細なやり取りですので、(大変ですが)その都度対応していけば問題ありません。

問題なのは、この先がどうなっていくのかが誰にも分からないと言うこと。

コロナがいついつまでに完全に終息するまたはワクチンが出来ますというようなある程度の指標が確立されれば、じゃあこういう対応にしましょう、この場合はこうしましょうというような基準を作ることができます。

基準が出来ればそれに沿って各々の施設でルールを作成し運用すれば良いのですが、この先コロナがどうなっていくのかが不透明なため、基準を作ったとしてもとりあえず感はどうしても否めません。

それでも入居者の生活を止めるわけにはいきません。あいまいな基準のまま進めるしかないのです。

以前は全面禁止で納得し我慢をしてくれた入居者も、緊急事態宣言が解除されたことは承知していますし、なんとなく緩和の雰囲気が世間に漂っているのも感じ取っています。

介護事業者にとって本当に難しい戦いはおそらくこれからだと思います。

6月になると毎日のように頭を悩ます日々が待っていると思います。

それでもご入居者が安全に安心して暮らしていただけるように、頑張って配慮をしていきましょう!

僕も頑張ります!

現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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