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大事なことを忘れてないか

社長が休業する前、病気についてはあまり公言しないで欲しいと言われた

気丈で優しい人だからきっと職員に余計な心配かけたくないのだろう

社長の気持ちは痛いほどよく分かるし僕も同じ立場なら同じ事を言ったと思うからそこは尊重してあげたいと思った

ただ社長が半年間も休むとなるとさすがに業務に支障をきたす可能性があるため、各事業部の責任者にだけ簡潔に病状等を説明をした

現場の職員にはしばらく休むとだけ伝えてもらい、何かあれば全て僕が対応しますと伝えた


しばらくしてある職員からこんなメールが届いた


「現場のみんなが社長を心配しています。コッシーさんから詳しい病状をみんなに伝えてもらうわけにはいきませんか?」


僕は迷うことなく「それはできません」と送った

そりゃ社長が半年も休むとなると何があったか心配になる気持ちは分かるし、詳しい状態を知りたくなるのも分かる

でもそれを知ったところで、きっと知った人の気持ちがすっきりするだけで、現場の何かが変わるわけではない

そもそも当の本人がそれを望んでいないのだから、冷たいようだけど現場が知りたい気持ちがあってもそこはあえて言わなくても良いと思う

1番大事なのはご本人の気持ちなのだから

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