見学者を案内する時に大切な事(後編)

こんにちは😃コッシーと申します。

愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。

このnoteは僕が介護現場で感じた事、経験した事、ある問題に対してこういう施作を行ったらこういう結果になったよという僕の経験談を書いていき、皆さまのビジネス等の参考になったら嬉しいなという思いでやっております。

今日は「見学者を案内する時に大切な事(後編)」というテーマで書いていきたいと思います。

本日は前回の続きになりますので、先に前回の記事を読んでいただけると幸いです。

さて、前回の記事では見学当日までの大事な事をお話させていただきました。今日は見学当日の大事な事をお話させていただき、情報を共有させていただきます。

【入居後の生活をイメージしてもらおう】

見学することの一番の意味が入居後の生活がどうなるかイメージしてもらうことだと思っています。なのでうちのサ高住では【入居後のライフプラン】という入居後1週間のスケジュールを何パターンか作成し説明をしております(事前に情報をいただくと、ここが作成しやすい!)。またご家族もどのように自分達が関わっていくのかを理解してもらうために、【ご連絡するケース】という書類を作成し説明しています。それをすることでご本人もしくはご家族から「こういう場合はどうしたらいい?」とか「こういう時はどうなる?」など具体的な質問をいただけることが多く、より深く鮮明に入居後のイメージ構築が出来ていくと思います。

【入居したらいくらかかるの?】

具体的な生活のイメージをしていただいた後は実際にいくらかかるかの説明をします。うちのサ高住ではオーソドックスな料金表の他に、【概算利用料金表】といういろんなケース(介護保険も含む)を想定した概算の料金表を約30種類ほど作成しています。事前に情報をもらってる場合はその情報に合う料金表を予めピックアップしておきます。仮に作成している料金表の中に見合う物が無ければ新たに作成します。そして見学の際には、その概算利用料金表を使って説明をします。大まかな金額ではなく実際の金額にかなり近いカタチで説明するので、ご本人もご家族もどれだけ料金がかかるかの具体的にイメージがしやすいと思います。

【その方に本当に合った施設かどうか?】

僕が案内をする際に一番心がけているのが、【うちの施設が本当にその方に合っているかどうか】を考えることです。うちの施設でどのように生活するのが一番良いかではなく、そもそもその方が暮らすのに最適なのはこの施設なのかという事です。例えば要介護5の方で朝昼夕と常に介助が必要だったり、トイレ介助などで頻回に呼ばれる方などは、うちのサ高住ではその都度料金がかかってきてしまいます。それだともしかしたら特養の方が料金的には安く済む可能性が高いです。そういった部分を包み隠さず話します。その結果他の施設に行かれる方ももちろんおります。けれどそこをうまくごまかし入居に至ったとしても後々必ず不具合が生じますし、双方にとって幸せではないでしょうか。

【まとめ】

まとめます。まず見学当日までの大切な事は、

①なるべく事前に情報をもらう

②案内する職員を統一する(なるべく同じ人が望ましい)

③案内する職員はある程度権限があると良い(質問にその場で答えられるくらい)

見学当日の大切な事は、

①情報をもとに生活のシミュレーションをする(ライフプランの設計)

②何パータンか料金体系を準備しておく(介護保険も含めてなるべく具体的に)

③利用者にとって他の施設の方が良い場合ははっきりと伝える

上記を考慮しながら見学者に対応すると入居後のトラブルも少ないように思えますので是非実践してみてください。

現場からは以上です。それではまた。

コッシー

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