緊急事態宣言解除に関して思う事
こんにちは😃コッシーと申します。
愛知県で介護事業を運営している会社の介護事業部の統括責任者をしております。
さて、昨日18時より安倍総理が会見され、39県についての緊急事態宣言が解除されました。
新規の感染が減少傾向にあること、直近1週間の合計で10万人当たり、0・5人以下に抑えられていること、さらには、感染経路がわからない感染者の発生状況などを総合的に判断されたとのことでした。
現状の感染リスクと経済の圧迫を考慮すると妥当な判断だと思われ、解除に関して全く異論はありませんが、会見の中で若干気になるフレーズがありました。
安倍総理の会見では、「感染リスクをゼロにすることはできないため、今後も3密を避けることやマスク着用、県をまたいでの移動を控えてほしいなど、ウイルスの警戒は緩めないように」と、注意を呼び掛ける一方で、『解除された地域の皆さんに、もはや外出自粛はお願いいたしません。』とも言われていました。
発言された真意は分かりませんが、おそらく「とは言え、経済を回すためにも適度な外出をしてお金を使ってね」という事なのかなと推測いたします。
確かに現状では経済が深刻なほどに圧迫しており、特に飲食店やホテル産業の方々はすぐにでもお客さんに来てもらわないと、明日の生活さえままならない状況の方もいると思います。
ですので、感染予防をしながら、外出をして飲食店にいかれる方がいても、旅行に行かれる方がいても良いとは思うのですが、僕が気になったのは、言い方というか、そもそも言う必要があったのかな、という事です。
海外で起こったような感染の第2波は防ぐために、あくまで『少しずつ段階的に』と言われており、外出なども少しずつ様子を見ながら行っていくのが望ましいと思います。
しかし、『外出自粛をお願いしません』なんて言われてしまうと、その前後の文脈を無視すると、もう普通に外出しても良いんだ、と聞いてしまう方もいると思うんです。
いやそれは言い過ぎだろと思うかもしれませんが、事実今朝のことですが、ある入居者の方から、「もう自由に外出しても良いですよね」と言われました。「まだ様子を見ながらですよ」と伝えると、「いやでも総理大臣がそう言ってたよ」と言われました。
高齢者の中には認知症や年齢等の影響から、物事を正確に認識する能力が低下している方も見えますし、やはりこの数カ月のストレスから外出への意欲が高まっている方もたくさんおります。
そんな中で国のトップに『外出自粛をお願いしません』と言われてしまうと、勘違いしてしまう方も中にはいると思います。
なんらかの意図がありそう言った発言をされたのであれば、理解はできますが(納得はできないけどね)、そうではないのならもう少し発言に配慮をしてもらえたら良かったなと、会見を聞きながらそう思った次第です。
(愚痴っぽくなってしまった・・・申し訳ありません!)
現場からは以上です。それではまた。
コッシー
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