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旗当番に見た地域の繋がり

clubhouseがめちゃくちゃ流行ってまして、初対面の人たちと自分ならどうやって話そうかな、緊張するなぁって思っていましたが誰からも誘われていないので大丈夫でした。

こんにちは、コッシーです。


さて、昨日仕事をしていると奥さんから一通のLINEが入りました。

「明日休みだよね?旗当番頼むわ」

は、旗当番…?聞き慣れない言葉に戸惑いました。

「旗当番って何?」そう奥さんに送ると、

「〇〇君の登校に関わる大切な事。あんたしか出来ないと思う」

『僕にしか出来ない』そんな風に言われたらやらないわけにはいきませんし、息子にとって大切な事ならなおさらです。

「任せといて!!」と力一杯返事をしました。

そして今日です。朝、息子と一緒に分団の集合場所に行きました。いつもならここから息子をストーキングしますが、今日は旗当番があるため、「今日はストーキングできないよ。ごめんね」と息子に言って、奥さんから事前に聞いていた旗当番の集合場所に向かいました。

集合場所にはおそらく同じ分団のお子さんのお母さんと防犯っぽい緑のジャンバーを来たおじいさんがいました。

「おはようございます。○○の父です。旗当番に来ました」

「えー!パパが来るのは珍しいですね」

そんな会話を交わしました。お母さんから黄色い旗を受け取り、おじいさんから立つ場所を指示されました。

「そこに立って児童が道路を横断する時に車や自転車が来ないか確認してね」

「分かりました!」

指示された場所に立つと次々と児童が登校してきます。

「おはようございます!」「いってきます!」

みんな元気な声で挨拶してくれて、とても気持ちが良くなりました。

子供達に挨拶をしながら、ふとおじいさんを見ると挨拶だけじゃなくいろんな子と話をしています。

ある子には「走るなよー!前みたいに転ぶぞー!」と声をかけていました。詳しく聞くと前に派手に転んで前歯を折ってしまったそうです。

またある子には「そうか、そうか仲直りできたんだな!良かったな!」と声をかけていました。どうやら友達とケンカをして落ち込んでいたことがあったみたいで無事に仲直り出来た様子です。

おじいさんは声をかけるだけじゃなくて、登校する児童の特徴を僕に教えてくれました。

「あそこの兄弟は弟の方が大きいんだ」とか「あの子はサッカーを頑張っている」とか「あの子はいっつも遅れてくるんだ」とか本当に1人1人のことをよくご存知でした。

きっとおじいさんは毎日ここに立って児童とコミュニケーションを取っているのでしょう。もちろんこのおじいさんだけではなく、他にも同じような方がたくさんいるんだと思います。

この方達はおそらく善意でやってくれてるのだと思います。

こういう優しさがこの地域を守っているんだなぁと改めて感じまして、とても暖かな気持ちにさせてもらいました。旗当番、なかなかいい経験です。


全児童が通っていき旗当番が終わりました。

おじいさんと挨拶を交わして、お母さんと一緒に明日の当番の方の家に旗を届けにいきました。

その道中で世間話をしましたが、ホントに何の気なしに、「ああ、そういえばうちの分団で毎日遅刻してくる子がいますね」と言ったんです。すると、

「すみません!それうちの子です(^_^;)」と言われてしまいました!!

「え!あの、その、こ、子供ってなかなか起きないですもんね!(滝汗)」

と訳の分からない言ってなんとか誤魔化しました。

家に帰ると早速奥さんにその話をすると、「おい!余計な事を言うな!黙って旗振っていればいいのに!もう!」と案の定めちゃくちゃ怒られました。

あのおじいさんに子供たちと一緒に僕も守って欲しいです。#覇王色出すな


それではまた。

コッシー

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