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知ってる?ママン No.6"新年会から"

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親方の家に着くと職人さんも勢ぞろい。にぎやかな新年会でいきなり言われたこと・・・「監督さん、殴ったんだって?大騒ぎだったよ、次の日仕事に行ったらさ、その話で持ち切り。」

「いや、僕のほうが重症です。歯がおれました・・・。」口を開いて歯を見せた。みんな大うけ・・・。

「あの主任も少しは反省するだろう。これで。」と職人さんがはなした。

「その前に歯医者ですね(^▽^)/」と長女さん。

「確かに、歯医者にいかないと。今まで虫歯になったことがなかったから歯医者に行ったことがなかった(;'∀')」と話すと一同驚く。

そこからしばらく、その話に・・・。

「年末は忙しすぎて日付が変わるくらいの時間まで仕事だったからようやくお休みだよ。手が足りなくて娘まで出てもらったからね。監督さんは明日からかい?仕事始め?」

「実は昨日から出勤していて今日はお休みで明日から本格始動です。まあ、家にいても寂しいだけですからね。」

「そうだよねぁ、一人じゃつまらないしなぁ。それじゃ、今日泊まっていきなよ。明日、一緒に仕事場に行けばいいじゃんね。」

「えっ?泊まりですか?着替えとか準備していなくて・・・。」

「えっ、大丈夫だよ。今から買いに行こう。」そう話すと車に乗せられ、パジャマやシャツ、歯ブラシ、パンツなどを本当に買い帰宅。そして僕のお泊り決定。驚きの連続。でも落ち込んでいた僕の心はだいぶ持ち返していた。

職人さんのみんなが帰り、夜も更けてきたということでお風呂を借りることに。お風呂に入って頭を洗っていると・・・いきなりお風呂の扉が開いた

「うわぁぁ(;'∀')」おどろいて椅子にすわったまま振り返ると

「背中あらいますか??」と長女さん。

「えっ??背中??」

「はい、背中。えっ?洗わないんですか?」

「えっ、あ、お願いします・・・。」背中をゴシゴシ洗い長女さんは去っていった。

何が起きたんだ・・・驚きと恥ずかしさでお風呂でのぼせそうになった。

お風呂から上がり親方に話すと大笑いをしながら

「ごめんごめん、我が家では父親の背中を子どもたちが洗うという仕事があって(;'∀')悪気なくだったんだと。サザエさんでも出てくるだろ?波平さんの背中を流すカツオくん。あれみたいなもんだ。」

そうかぁ、確かに。あのシーンだ。でも、まさかいきなり来るとはふいうちで・・・。そこに奥さんが来て「お布団敷いてあるから休んでくださいね。」と声をかけてくれた。案内された部屋はあの港が見える部屋だった。

「あっ、こっちのベッド使ってくださいね。そのほうがあったかいので。私は弟の布団で寝るんで貸しますよ。」と長女さん。

ベッドには弟君が嬉しそうに座っていた。その日は3人でいろいろと話しながら眠りについた。

なんだか、びっくりすることばかりの一日だったなぁ・・・。と思いつつホカホカの布団はあっという間に夢の世界に連れて行ってくれた。

次につづく・・・

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