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明日を唸る、再始動

「明日を唸る」というのは浪曲師の富士綾那さんと私港家小そめ、曲師の沢村博喜さんの三人で組んでいるユニットでございます。
浪曲師と曲師ががっぷり四つに組んで、浪曲に取り組んでいこうというユニットです。

一昨年の11月からはじまり、今回約8ケ月ぶり、五回目の「明日を唸る」です。今回、再始動にあたり、いつかやろうと三人で言っていた企画をやることにしました。

多分演芸界では、例がないと思われる、どちらかというと避けられることではないかと思います。それは「同じ演目を違う節で」という企画です。

落語、講談では話が「つく」というのはなかなかやらないことだと思います。まして同じ演目をというのはまずないかと思います。
浪曲は話芸ですが、一番違うのは節があるところではないかと思います。
節というのはそれぞれ違う個性が強くでるものです。それを同じ演目で並べてみたらよりそれがくっきりと立ち上がるのではないかと思いました。

今回はそれぞれ一席と、解説を兼ねて少し長めのトークコーナーでお付き合いいただきます。
私は師匠港家小柳の節、綾那さんは大師匠であります富士琴路師匠の節、憧れてやまない二人の師匠に敬意を払いつつ、未熟ながら全力で取り組む所存です。私の師匠港家小柳と富士琴路師匠は生前仲が良く、同じ演目をそれぞれやることがありました。同じ演目でも節も話の解釈も違っていて興味深いです。曲師は二席沢村博喜さんです。

「明日唸る」復活スペシャル編、ご来場いただきましたら、幸いです。よろしくお願い申し上げます。

第五回兜町浪曲会「明日を唸る」
4月25日(木)19時開演
予約1800円 当日2000円
アートスペース兜座
(中央区日本橋兜町11-10兜町中央ビル5階和室)
出演:港家小そめ 富士綾那
三味線:沢村博喜

ご予約・問 ten5560@gmail.com
#浪曲 #港家小そめ #富士綾那
#沢村博喜

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