【募集】楽しいことはなんですかについて

「楽しくなくても楽しそうに見られていたい」

いつからかそう思うようになって

自分が何が楽しくて何が楽しくないのかわからなくなる。


これは自分への嘘の一例だと思う。



常々、正直に生きる。と言うようにしているけれど

正直に生きられないことがコンプレックスに

なっているからなのだろうか。


その人が一番意識していることが

実はその人にとってコンプレックスであったり

一番無理して頑張ってギリギリで成し遂げたことであったり

というのはきいたことがある。


卒業して何年も経っているのに

「東京藝大卒業です」

というのは

東京藝大に思い描いていた幻想が

崩れた中ですごしたから。


俺はYouTuberじゃなくてミュージシャンだ

というのは

ミュージシャンになりきれずに

YouTuberがやるようなことをしたくないのに

してしまっているから。


プロフィールの一行目から

コンクールの受賞歴を書くのは

それ以前に入賞歴がなかったのが

コンプレックスだったから。


最初に金の話をするのは

貧乏だったことが嫌だったから。



と、そういった具合で

自分を認めるためのツールとして

まず一言目にコンプレックスと真逆のことを言う。


そんなふうに生きていると

自分への嘘が溜まっていき

本当のことすらわからなくなっている。


特に、大勢の前に立つことが多い人は

自分とは何者なんだろうか

という漠然とした恐怖と常に向き合っている。


突然生活に変化が起きた時

その恐怖が解き放たれ、

自分とはなにかに気づいた気になってしまい

頭がおかしくなってしまうやつもいる。



想像できないかもしれないけど俺の場合は

幼い頃は誰よりも優等生でいないといけなく

常に誰かの前にいて、

誰よりもなんでもできていて

誰よりも褒められないと

明日が怖い子供だった。


今では誰よりもなんでもできる必要こそ

ないと思っているけれど

自分らしく生きることや

自分に正直に生きることが

できてこなかったコンプレックスがあるのだと思う。


20歳すぎくらいの頃から

自分にしかできない演奏、

自分にしか書けない曲、

自分にしかできないコンサート、

自分にしかできないということを意識して

またそれを良かったという知り合いの音楽家やお客さんの声で

自分にしかできないことはなんだろう、

もっと自分らしいこととはなんだろう

そんなことばかりを考えていると思う。


自分が如何に

人に馴染んでしまって、

個性のない人間かを理解することから

逃げようと逃げようと。


コンプレックスは消えない。


しかし俺は

あまりネガティブに考えてはいない。

というよりも

まぁいっかが得意だから

まぁいっかで済ますことができる。



楽しくないことを楽しいと言っても

まぁいっか。


そんなふうに思うこともできる。


でも公式LINEで

今朝みんなの楽しいことを読んでいたら、

みんなそれぞれに楽しいことがいろいろあっていいな

とちょっと羨ましくなった。


自動返信だから
読めてないと思っている人がいたけれど
全部読めている。


それは俺は楽しいと思わないなってことが

ほとんどだったけど

それにも楽しさがあるんだ、

と人の楽しさに気づくのは面白かった。


テーマに沿って

声を聞いていくのも楽しかった。


そんな楽しそうなことはラジオ配信でやる。

stand.fmという音声配信アプリがあるので

そこからレター送ってください。

テーマはフリーです。


何か僕に言いたいことや聞きたいことがある人や

なにか僕のリスナーに言いたいことや聞きたいことがある人、

匿名で送れるのでぜひ送ってください。


さっきライン読んでたら

意外と楽器やってる人も多かったので

音楽のこと、サックスのことでもいいです。

https://stand.fm/channels/5f6d3b25f04555115d4b0ac5


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