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【ゲーム感想日誌】AREA4643は新時代のマイアミだ

俺だ、コセン・ニンジャだ。突然だが、俺はニュービーニンジャヘッズだ。ニンジャスレイヤーの事なんて全然わからない。だからいきなりダイハードテイルズ=サンが有料ゲームを出したとしても、購入に一か月悩み、買い、プレイしたのもついさっきだ。そして俺は驚愕した。このゲームは物凄くパワーがあり、脳内麻薬フルスロットル状態でマウスとWASD操作を強いられながら、アヒャアヒャ笑いながら数十時間消費されるゲームだと。場合によっては、酒とドーナツの量次第で数日間プレイも可能だと。今回はそんなロックな新作ゲーム、『AREA4643(ver0.61)』について語ろう。なお今回、ゲーム画像は使用せず、イメージ画像のみを使用するためご了承ください。

マイアミが俺を導いた

ホットライソマイアミ。このゲームを起動して初めて感じたのは、まさにそれだった。数年前に2作目を出して以来忘れ去られようとしている、伝説の頭上見おろし型(通称・神視点)シューティングアクションゲーム。ロシアンマフィアをショットガンするアニマルマスクの日常。それがマイアミだ。このゲームもマイアミだ。そう思い込んだ矢先、その予想はテクノBGMが鳴り響くゲーム画面によって裏切られた。迫りくるクローンヤクザの大群、人食いバイオズワイガニが鋏を鳴らし、モーターヤブのマシンガンが火を噴く。そう、ここはマイアミではない。ネオサイタマなのだと思い知らされた。俺はマイアミの通用しないネオサイタマにおびえ、部屋の隅でがくがくと歯を鳴らしながら、スマホを手に番号を入力した。俺はニュービーニンジャヘッズだから、何もわからない。本能で電話をかける。893…末端尾にその数字…すなわち獣の数字を冠した電話番号が入力された途端、画面上に頼もしきヤクザ天狗が現れた。(皆さんは普通にヤクザ天狗でプレイすれば出てくる)。俺はニュービーニンジャヘッズだからこの男のことを知らない。ただ、アトロシティとかアンエクスペクテッド・ゲストで活躍したことしか知らない。だが、俺は奮起した。身体中をマイアミの記憶が駆け巡り、ロシアンマフィアを鉄パイプした日々が脳内でリブート再生される。それがクローンヤクザに変わっただけだ。俺は円を描くようなWASD操作でヤクザ天狗を縦横無尽に動かして弾をよけ、緻密で大胆なマウス操作で二丁拳銃とドス・ダガーを存分に振るわせた。そして右クリック長押しのヒサツ・ワザ!贖罪の炎がマグロツェッペリンを燃やして落とす!!!…あとに残ったのは無残なクローンヤクザの死体とペンキをぶちまけたような緑色の血の跡。俺は勝利したのだ。だが、このゲームは正式版ではない。ステージ数は少なく、選べるキャラクタも3人だけだし、キーコンフィグもない。しかし、俺は数時間も夢中になってプレイしていた。それでこのゲームの魅力が脳髄に叩き込まれたのだ。油断すればナムアミダブツでデスカウント…だが、このゲームめちゃくちゃ面白い!!!

キャラクタ紹介

ヤクザ天狗 

対ヤクザ ☆☆☆☆
対ボス ☆☆☆
初級者向け

俺はニュービーニンジャヘッズだから分からない。ニンジャの兄弟を倒したり、刑務所でヤクザを救ったり、テング・オーメンの鼻に弾を仕込んでいることぐらいしか知らない。
だが、このゲームをする上で一番最初に選ぶべきなのは、この男だと断言できる。左クリックで二丁拳銃を連射し、右クリックで威力の高いドス・ダガーを振るえる。ヒサツ・ワザは火炎ビン投てきで辺りを火の海にする。
遠近共に苦手なリーチは無い。まさにバランス型のキャラクターだ。

イビルヤモト

(著作権の関係で適当な悪魔画像を使用しました)

対ヤクザ ☆
対ボス ☆☆☆☆☆
上級者向け

俺はニュービーだからこのキャラクターについては良く知らない。この子が魔界の廃城に一人で住んでいるプリンセスじみた存在であり、ザ・ヴァーティゴ=サンのサイドキックであり、かつて質問コーナーとかしていたキャラだということしか知らない。このゲームでの彼女は、フォーミュラシルバーホークだ。常に敵に接近しないと攻撃が当たらない。左クリックのドリルメリケンによるショットは範囲狭いしカニに押し負ける、右クリックのゴルフクラブは振りは遅いし威力はドス・ダガーと変わらない。正直、最弱キャラだ。だが、ヒサツ・ワザで強化されれば話は別だ。それによって強化されたドリルメリケンはマグロツェッペリンを3秒でカトンボの如く落とす。とにかくヒサツ・ワザが全てなピーキーなキャラクターだ。

ドールハウス

対ヤクザ ☆☆☆☆☆
対ボス ☆☆☆
中級者向け

俺はニュービーニンジャヘッズだから、良く知らない。この子が伝説的与太話、『ブーブス・バンド』のベーシストで、ソー・エキゾティック・ダークヘアード・ゴシック!ゴス!ゴシカル!ソー・ゴシック・キューティー・スプーキー・ビューティー・ベーシスト!小さいが年齢はリーガリー・ノープロブレム!なことしか知らない。あとナチス少年兵をディープキスで窒息させてたね。左クリックのベース演奏は広範囲多段ダメージで集団に強く、右クリックのベース振り回しはこのゲーム最高の威力の近接攻撃だ。ただ、ベース演奏はワンテンポ遅れ気味で出る為慣れが必要なことと、ベースぶん回しは隙がでかいから注意しよう。ヒサツ・ワザは悪霊を召喚して敵を一網打尽にするぞ。

ドネートの価値はある

俺は今あるステージとキャラクターをすべて使ってプレイしたが、正直ボリューム不足だ。それもそのはずで、このゲームはまだ未完成なのだ。いわゆるアーリーアクセスで、完成品を楽しむにはリアルドネートによる、リアルタイムスシ提供システムで開発陣のやる気を高めるほかにない。「未完成品!?詐欺じゃねえか!」と叫ぶ無知な奴はマイアミシャークニンジャに食われて、ロシアンマフィアにハチの巣にされて、海の藻屑になる。俺は、このゲームがさらに面白くなると思う。今でもとても面白い。この先、新たなプレイアブルキャラクターが増えると思うとわくわくするし、俺はニュービーニンジャヘッズだからよく分からないが、トコロザワ・ピラーとかタマチャン・ジャングルとかのステージを駆け回り、バイオニンジャや空飛ぶキョ―ト城と渡り合うヤクザ天狗とかドキドキしかしない。とにかく期待しかないのだ。そして、その期待感のためにドネートする価値は十分にあると思う。AREA4643。このゲームはマイアミであり、そしてネオサイタマでもあるのだ。ぜひ買ってプレイして、脳髄が焼けつくような刺激的なゲーム性を楽しんでほしい。

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